配属先はどう決まる?新入社員が気になる初任地の決め方

2017年11月2日新入社員, 配属先

配属先の決め方①:営業所・部署からの人員申請で決定

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人事部は新入社員の入社管理だけでなく、社内全体の人材管理を行っています。各営業所・部署の人員構成や平均年齢などのデータを管理しているのです。

人事部には、毎年、次年度に向けた人手不足や事業拡大などによる調整として各部署から「新入社員を回して欲しい」「できればあと2~3人欲しい」といった申請がきます。その要望と新入社員の適正を考えたうえで、新入社員の配属先を決めているのです。

人事部が通勤時間を考慮してくれる場合もある

各営業所や部署の人員要請を確認したら、新入社員の現在の住居や実家等の住まい状況を確認し、各交通機関や車で通える範囲内の人員を検討していく企業が多いです。

引っ越しを繰り返さないために事前確認するのが無難

しかし、新入社員の住まいから近い支社や営業所があったとしても、その場所の人員が足りていて配属の必要がないと判断した場合、現在の住居から引っ越しが必要な遠い地域に配属される可能性も大いにあります。

内定が決まり本社の近くに引っ越したら、遠方への配属が決まり、再度引っ越す必要がでてきてしまった、という声もありますので、どの場所に配属の可能性があるのか、あらかじめ人事部に確認しておくことも大切です。

配属先の決め方②:新入社員の適性を見て決定

人事部は新入社員研修で、それぞれの特徴や性格を把握します。

例えば、「ガツガツ行かず優しい性格」「あまり前に出ないけれど、周りを見て配慮ができる」「話術が群を抜いていて、説得力がある」等です。

そのような新入社員の性格や能力、そして人柄と業務内容、部署・営業所の雰囲気を考慮して、配属先を決めていきます。

人事部は新入社員が「働きやすい環境」に配属している

適性を考慮したうえで、住居とは遠い支社に配属する場合もあります。

近隣だからといって、あまりガツガツしない物静かな人を毎晩社員同士が飲みにいくような昔ながらの営業所に配属したり、話術があり営業向きの人を職人気質の技術職が集まる支社に配属したりというミスマッチが起きると、新入社員はもちろん、既存の社員も心労が溜まってしまいます。

そういった「働きにくい環境」ではなく、本人の性格や能力に合った環境に配属するように考慮しているのです。

新入社員が希望部署への配属される可能性は?

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新入社員の中には「本社で総務の仕事をしたい!」「営業で都市部のお客様と勝負したい!」といったように特定の場所や部署を希望する人も多いと思います。人事部はいったいその希望をどの程度反映するのでしょうか。

人事部に希望配属先を聞かれても、その通りになるわけではない

近年では本人の希望を優先させるケースも増え、人事部が面接や内定が決まった際に希望の勤務地や部署をヒアリングする場合も多くあります。

しかし、人事部に希望部署を聞かれてもそれはあくまで配属を決定する際の参考にする程度。会社全体の事情が優先されることが多いのが現状です。

個人の希望よりも会社の都合を優先する決め方があるので注意を!!

先に述べた部署の定員や通勤時間の問題、適性が合わない、また、部署によっては「営業経験が○年以上必要」等条件を設けている場合など様々な要因があり、すべての希望が通るとは限りません。

特に人員不足という問題は、配属先の決め方に大きく関わってきます。そういう場合は、新入社員の個人個人の希望よりも、会社の都合を優先した決め方になりやすいので、予め覚悟しておきましょう。

初期配属については二通りの見方がある

配属先の決め方は、会社が決める事なので、決定後には文句を言えません。トラブルを防ぐために会社側からヒアリングをされるケースが多いですし、新入社員側も、自ら人事に相談すべきです。

とはいえ、決まってしまった配属に不満を持つ人は出てきてしまいます。もしも地方へ配属されたとしても、以下の二通りの考え方ができます。

初任地の決め方に関する見解①:優秀な人材は本社勤務

やはり多くの人が本社勤務に憧れます。したがって、初任地の決め方についても、「優秀な人が本社に集められ、それ以外が他の勤務地になる」と考える人がたくさんいます。そのような決め方をしている会社もありますが、必ずしも全ての会社がそうとは限りません。

初任地の決め方に関する見解②:優秀だからこそ地方でスタート

新入社員の配属について、真逆の決め方をする会社もあります。新人にどんどん仕事を任せたい中小企業等は、優秀な人材にこそ地方で活躍してほしいと考えるケースがあります。地方=楽ではありませんので、大変なスタートも多いようですが、このような配属先の決め方をしている会社では、期待している人材にこそガンガン成長してほしいと考えるのですね。

配属先の決め方は会社ごとで違うが、人事部が新入社員と会社のバランスを見ている!

新入社員の配属の決め方について見てきましたが、いかがでしたか?新入社員の配属先は、会社の事情と新入社員の能力・適正、住まい事情など複数のポイントを考慮したうえで、人事部が決めているとお分かりいただけたと思います。

希望が通らず、初期配属先に違和感を感じたり「もしかして出世コースから外れたかな…」と不安になることもあると思いますが、実際は人事部が皆さんのためを思って判断したことなのです。

初期配属先が希望の場所でなくても、今後、異動のチャンスはたくさんあります。会社に期待された仕事に精一杯取り組んで、自分のやりたいことに近づけるように頑張ってみてくださいね。

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2017年11月2日転職

Posted by BiZPARK