抱負の一言を述べるときの新入社員にオススメの表現例
新入社員の抱負にオススメの一言①前向き
まず最初に理解しておきたいのが、入社時の挨拶には、試験の面接のときのような強い自己アピールは必要ないということです。
面接ではライバルに差をつけ、自分をできるだけ強く印象づけるため、時にはウ狙いのような自己PRをすることもあるでしょう。
しかし、入社時の抱負や挨拶では、そういった意識を持つ必要はまったくありません。「簡潔で明るく、前向きに」というのが、挨拶で抱負の一言を述べるときの大原則と考えましょう。
新入社員の抱負の一言で「どうがんばるか」を表現
前向きな抱負の一言というと、おそらく多くの人が「がんばります」という表現を思い浮かべるでしょう。
間違いというわけではありませんが、ただ「がんばります」というだけでは、気持ちは相手に伝わりません。
「一日も早く○○部の一員として独り立ちできるよう、精いっぱいがんばります」
「戦力になるために最大限の努力をする所存です」
「明確な数字に残る成果を、一日も早く達成できるよう努めます」
というような、明確な目標を見ることのできる表現を、抱負の一言にするといいでしょう。
新入社員の抱負にオススメの一言②「上司の言葉から作る」
入社時のオススメの抱負の一言、もうひとつは「上司の言葉を受けた形で抱負を述べる」という方法です。
たとえば部署内の朝礼などでは、多くの場合直属の上司が新入社員を紹介し、「是非がんばってほしい」というような挨拶をするでしょう。
そのあとで新入社員が挨拶と抱負を述べるいう流れになるわけです。
その場合、直前の上司の言葉を受けて挨拶すると、自然な一言になるはずです。
上司の言葉を「エール」と受け取る
「がんばって」というのは、つまり上司が新入社員に送るエールです。
そのエールを受けて「がんばります」と抱負を述べるというやり方を紹介しておきます。
「ただ今、○○課長からいただきました『一日も早く戦力になって、将来のリーダーを目指してほしい』というお言葉を、大変重く受け止めております。持てる力のすべてを傾注して、そのご期待に添うよう努めてまいります」
と、こういった形で抱負の一言に変えるのです。
真摯で力強い「抱負」になるのではないでしょうか。
新入社員の抱負で「避けたほうがいい」表現例
最後に、入社時の抱負の一言で、避けたほうがいい表現の例をいくつか紹介しておきます。
入社の際の挨拶で抱負を述べるときに気を付けなくてはならないのは、マイナスの印象を与えるような表現で抱負を述べないことです。
抱負で「言い訳っぽい」「謙遜しすぎ」はNG
「初めてで慣れない仕事なので、自信はありませんが……」
「皆さんの足を引っ張らないように……」
「皆さんにご迷惑をかけないように……」
「おっちょこちょいなので、失敗もするかもしれませんが……」
など、つい口にしてしまいがちなこれらの表現は、入社時の抱負としては避けましょう。言い訳がましかったり、謙遜しすぎるのはNGです。
上司や先輩から「そんな後ろ向きな気持ちで、やっていけるの?」と思われてしまうからです。
新入社員の入社時の抱負の一言は「簡潔で明るく前向きに」
新入社員の入社時の抱負の一言は「簡潔で明るく前向きに」がベストです。
入社の挨拶で抱負を述べる時のポイントは、「簡潔で明るく、前向きに」「上司の言葉を受ける形で」という2点。
例示したのおすすめの一言を述べた後で、「がんばります」「努めます」とつなげるといいでしょう。同時に、言い訳がましかったり、弱気な謙遜と受け取られる表現を避けるようにしましょう。
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