【業績だけじゃない!】昇格のための適性検査の内容とその目的
昇格に必要なものとは?
会社で昇格するには、仕事で成果を上げる、業績を上げる、ということがまず必要といえるでしょう。 会社に対して、大きな貢献があれば、やはり会社に認められるものとなります。
昇格に必要なのは業績だけではない
しかし昇格に必要なのは、業績だけではありません。
もうひとつ、適正についても、会社は検査して、昇格を決めるようになります。
この適正というのは、まさに、その役職に適しているか、ふさわしいか、という事です。 業績があるからといって、適正があるとは限りません。その為、会社はその双方から、昇格を判断するのです。
適正検査を行う目的
昇格にあたっての適性を判断するために行うのが、昇格のための適性検査です。
すべての会社が、昇格に際して適性検査をしているという訳ではありません。しかし、特に大企業などでは、こういった適性検査を採用しているところも多くなります。
マネジメント能力や統率力などの適性をみる
適性検査を導入している目的は、まさに先程述べたような、業績以外の面、その社員の適性を測定することにあります。
昇格というのは、ただ単純に権限があがる、というわけではありません。特に、管理職への昇格ともなると、マネジメント能力や統率力も求められるようになります。
こういった、業績や会社への貢献度だけでは判断できない、中堅社員層としての適正や、指向といったものを測定するのが適性検査の目的となります。
【適性検査の例】昇格の適性検査JMAT
適性検査は、一概にこういうものとは言えません。会社によって、どういったテストをするかは異なっています。しかし、一般的にメジャーと言われているものの一つがJMATです。 これは特に、中堅社員に対する昇格への適性を測定することを目的とした適性検査です。この例を参考に、適性検査とはどういった内容なのか、見てみましょう。
JMATの適性検査からわかること
このJMATは、昇格にあたって用いられる場合、中堅社員層の候補者に対して実施されるものとなります。
具体的な検査項目は、①基礎能力、②性格適性/指向です。割合としては、①が70分、②が40分、合計110分のテストとなります。基本的には、ペーパーテストです。
こういった適性検査の結果によって、会社はどういった判断をするのでしょうか。
一言でいえば、昇格すべきかどうかという適正を、客観的に判断できるようになります。
昇格の適正検査は業績では測れない適性に関する客観的な指針
このように、適正検査は昇格にあたって、客観的にその人材を評価するための指針ともいえるものです。もちろん、業績に伴い検査の結果が良ければ昇格となるでしょう。そして、悪ければ、滞留させる、という場合もあります。
実際、昇格にあたって、業務の貢献度が高ければ、周囲からの評価も高くなります。
しかし、それだけでは見極められない部分、つまりは適正をあらためて確認するためこういった適性検査を導入する会社が多いのです。
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