初期配属で本社勤務はあるの?地方に飛ばされたからと落ち込むには早い!
初期配属で本社勤務はあるの?
「なんであいつだけ本社なんだろう?」そう感じる人もいるかもしれません。全国に多くの営業所や支店を設けている会社で、いきなり本社勤務となりますと「え?」って思いますよね。
しかし、本社勤務になるには、実はいくつか理由があるのです。初期配属で本社勤務になる理由というのが「会社の学閥」もしくは「本社が勤務地」の場合です。
本社へ初期配属される理由
「会社の学閥」について見ていきましょう。現在、ほとんどの会社で学閥という言葉を聞かなくなりましたが、歴史ある会社ではいまだ少なからずあります。例えば、「この大学ランク以上を本社勤務に」、「問題なければ本社勤務はこの大学の子で」というケースがあります。中には縁故採用で採用された人が本社勤務になることもあります。
もう1つの理由として「本社の勤務地」があります。例えば、人事部や総務部に初期配属することになった、またはコールセンターを全て本社に集中しているため配属先が本社になった、というケースもあるのです。
しかし、上記のように本社への初期配属は、新入社員100人いましたら2~3人程度ですので、そこまで本社勤務を気にする必要は無いと思います。
地方へ初期配属になった人は本社に戻れない?
新入社員の中には「地方に配属されたから出世は望めない…」と考える人もいるようです。確かに、本社が都内や府内のように都市部にあるにもかかわらず、初期配属が地方の田舎だとショックも大きいと思います。果たして地方へ配属されてしまったら本社に戻れないのでしょうか?
地方へ初期配属でもチャンスはある!
実は、地方へ初期配属になっても本社に戻れるチャンスはあるのです!理由として、地方でキャリアを積ませてから本社へ戻すケースが多々あるからです。企業としては、本社勤務をさせる上で、各営業所や工場がある場合に、地方の現場の姿を把握している人間が望ましいのです。上に立つ人材としてキャリアアップしていくので、いつかはその方々へ指示を出すときがきます。
もし皆さんが地方の営業所で働いている時、本社から来た人が一回も営業をした事も無く営業所や工場の事情を把握していない人でしたらどう思いますか?ほとんどの人が「こんな人の言う事なんて聞いてられない」と感じるでしょう。企業側も、新入社員には、いずれ会社を支える人材に育って欲しいと思っているのです。そのため、地方への初期配属はキャリアを積ませるために、企業側から皆さんのための計らいだと感じたほうが良いでしょう。
地方から本社へ戻れるのはいつ頃?
とはいえ、「私は本社に行ってこんな仕事をしたい」と考えている人もいると思います。そう考える人はできれば本社に戻りたいと思いますよね。では、本社に戻るにはどのぐらいの期間、地方の営業所や支社で働く必要があるのでしょうか?
本社へ戻れる期間は会社によって異なる
残念ながら地方から本社へ戻れる確固とした期間というのは存在しません。多くの場合は、会社側が営業所や支店の成績を鑑みて「こいつは使えそうだ!」と思った人材を引っ張ってくるのが通常です。
ただし、年功序列が未だにある企業では、中堅企業でしたら4~5年、大手ですと10年~15年は掛かると思います。大手企業で長く地方勤務や海外へ滞在させるところは「丸紅」が有名でしょう。最初は本社ではなく地方や海外事業部へ、それこそ「可愛い子には旅をさせよ」の勢いで放り投げます。
そこから地方の情勢や海外事業を広い視野を持って本社へ戻し、即戦力として働いてもらいます。そのため例え大手でも、いきなり本社というのは少なく、地方や海外へ数年、または数十年と掛かってしまうのです。
初期配属が本社でなく地方であってもチャンスはある!
初期配属先が本社でなくても落ち込む必要はありません。地方や海外へ配属されるということは、今後の皆さんに期待を込めて送り出しているのです。
そして何より、地方や海外で結果を残したり大きなプロジェクトを成功させれば、それこそ本社勤務の人以上の評価を受ける事ができます。そのため、地方や海外勤務だからと腐らずに、まずは自身の力を蓄えて今後のキャリアアップに繋げていきましょう!
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