「踊る大捜査線」で紙幣をコピーしようとするシーンは違法?知っておきたい通貨偽造に関する法律
目次
お札のコピーは違法なの?
踊る大走査線を見た人の中には、お札をコピーすることは本当に違法なの?と疑問に思う人もいるでしょう。警察でもお札はコピー禁止なのでしょうか。
踊る大捜査線の映画の中のワンシーンに、受け渡し用の身代金のお札に書かれている番号を控えるシーンがあります。登場人物の一人が紙幣のコピーを提案しますが、結局やめるという場面です。一般的に紙幣のコピーは禁止されています。
法律で紙幣のコピーは禁止されている
紙幣をコピーすることは、法律で禁止されています。通貨偽造罪や通貨及証券模造取締法という法律が存在します。通貨及証券模造取締法において、紙幣や貨幣において紛らわしい外観を有するものを製造または販売すると処罰されるのです。しかし、通貨偽造罪の場合は「行使の目的」がなければ処罰されません。いずれにしても、紙幣のコピーはやめた方が良いといえるでしょう。
コピー防止のために紙幣自体に模様をつけたりコピー機が警告を出したりする
近年は、コピー機で紙幣を印刷しようとすると警告するという機能も開発されました。コンビニエンスストアなどに置かれているコピー機についても、自動判別や警告の昨日が備わっています。また、紙幣はコピー防止のための仕組みがあり、紙幣自体に偽造防止のも要が入っているものがほとんどです。そういった偽造防止のための模様を「ユーリオン」といいます。ユーリオンは日本で開発された技術であり、世界各国でもこの仕組みを取り入れています。
紙幣のコピーは法律で禁止されており印刷できないような工夫がされている
どうやら、踊る大捜査線のような、お札のコピーは違法になるようですね。コピー機で紙幣を印刷しようとすると、警告するという機能があるようです。また、紙幣自体に印刷を防止するための模様も入っています。悪用するためでなかったとしても、紙幣のコピーはやめておいた方が良いでしょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません