「どういたしまして」はNG?「ありがとう」への敬語マナー

2017年9月15日敬語

ありがとうへの返事は大事なマナー

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何かしてもらったときや、贈り物をもらったとき、自然と「ありがとうございます」という言葉が口をついて出ると思います。その「ありがとう」に対するお礼の言葉について、考えたことはありますか?実は、「ありがとう」というお礼の返事も大切なマナーなのです。

ありがとうへの返事は、あまり深く考えず素直に伝えるべき!

相手に何かをしてもらった時の返事に使う「どういたしまして」。これがお礼への「お礼」です。「どういたしまして」は、相手にしてもらった行為に対して感謝やお礼の意を伝えるものです。友人や同僚には伝えやすい「どういたしまして」ですが、目上の方や上司にありがとうと言われたらなんて返すといいのか、返事に詰まってしまう場合も多いかもしれません。

ですが、目上や上司であっても相手からお礼の言葉をもらったらお礼の気持ちで返事をするべきですし、ありがとうと言われたらなんて返すのか、とあまり深く考えなくても感謝の気持ちをありのまま素直にお礼の返事をすれば、気持ちよくその思いを受け止めてもらえるものです。

目上の人や上司のお礼に「どういたしまして」と言うことに抵抗を感じる人もいる

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目上の人や上司・先輩からありがとうと言われたとき、そのお礼の返事として「どういたしまして」という返し方は失礼じゃないか。そう考えて、ありがとうの返事に戸惑う人も多いようです。確かに目上の方にありがとうと言われて「どういたしまして」とお礼の返事をするのは、偉そうな印象を与えてしまいますよね。

「どういたしまして」は目上の人へのお礼の返事としては不適切

どういたしまして」は別の言葉で言い変えると「大したことはありません」と同義です。

「適当に対応したまでですから、お気になさらなくとも」という返し方でもあるのです。これでは上司に対してどうしても上から物を言っている印象を与えてしまいますので、上司や先輩といった目上の人に対して返事をする言葉として不適切です。

「どういたしまして」以外の適切な返事は?

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上司や先輩といった目上の人からありがとうと言われたらなんて返すかですが、なかなかに使い勝手のいい返事があります。いくつか紹介しますので、覚えておきましょう!

目上の方に使いたいお礼の返事例

返し方1「とんでもないことでございます。お役に立てればうれしいです」

返し方2「喜んでいただけて幸いです」

返し方3「お役に立てて幸せです」

返し方4「そんなに言われると恐縮です」

返し方5「また、いつでも仰って下さい」

返し方6「お手伝いできてよかったです。」

返し方7「他にもお手伝いできることがあれば、お申し付けください」

目上の人と関係が親しいのであれば、「どういたしまして」でもOK!

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上司や先輩といった目上の人からからありがとうと言われたらなんて返すのか、悩みながらも、お礼の返事に対して「どういたしまして」と答えるのは、あまり良いことではないと感じている人が多いようです。しかし、すべての場合でNGというわけではありません。親しい間柄であれば、「どういたしまして」でもマナー違反ではないのです。

「どういたしまして」を使うなら、相手との距離感を掴むのが先決

上司や先輩といった目上の人に対して親しさを持っている、またはそういったニュアンスで接したいときには、むしろ「ありがとう」に対して「どういたしまして」の使用が好ましい場合もあります。使い方によっては上司との距離を縮められるので上手に使いたいものです。

その上司の性格なども踏まえて使うと場違いな使い方にはならないでしょう。「どういたしまして」を使うなら、普段上司とどんな関係で接しているのかを頭に置き、上司との距離感を掴むのが先決です。

結局は「ありがとう」に対して「どういたしまして」というお礼の返事の言葉を使うかどうかというよりも、上司とどのような関係なのか、どのようなニュアンスで伝えるのか、がコミュニケーションとしては大きいのかもしれません。

目上の人からの「ありがとう」というお礼の返事に「どういたしまして」と答えるのは避ける!

上司や先輩など目上の人から「ありがとう」と感謝の意を表されたときになんと返事をすればいいのか、とっさにありがとうと言われたらなんて返すのか正解の返し方が出てこないときってありますよね。「どういたしまして」も「とんでもありません」も「はい!」も全部間違っていないように思えて悩んでしまいます。いちいち迷わなくても、お礼の返事として「お役に立てて嬉しいです!」という言葉が自然に口から出てくるようになれば素晴らしいですね。

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2017年9月15日ビジネス

Posted by BiZPARK