「お先に失礼します」「お疲れ様です」退勤時の挨拶マナー
退社時には自分の仕事をしっかり終えておく
退社する際には、当然ですがその日自分がすべき仕事をきちんと終えておく必要があります。自分の仕事も中途半端なままなのに、「お先に失礼します」「お疲れ様です」と退社すると、上司や同僚はどう感じるでしょうか。「お先に失礼します」「お疲れ様です」と言われても、「君の仕事はどうなった。まだ終わってもいないのに、そんな挨拶をされても、ちょっと待ってくれよ」と言いたくなるでしょう。
仕事を終えたうえできちんと挨拶をすれば好印象
一方で、やるべき仕事を時間内にきっちり終えて、「お先に失礼します」「お疲れ様です」と伝えつつ退社すると、逆に印象がよくなるはずです。「効率的に仕事ができる上に、周りにも気を配ってきちんと挨拶ができる人間だな」と思ってもらえるのではないでしょうか。「お先に失礼します」「お疲れ様です」と退社するときは、まずは自分の義務をしっかり果たしておきましょう。
退社時は終業時刻を少し過ぎてから挨拶をする
「お先に失礼します」「お疲れ様です」というときは、終業時刻を少し過ぎてからにした方が印象はよくなります。終業時刻の30分前から帰宅する準備をし、その時間になった途端に席を立ち、「お先に失礼します」「お疲れ様です」と退社の挨拶をしたとします。「お先に失礼します」「お疲れ様です」と言われて退社されても、周囲の人々は、「まるで終わるのを待ち構えていたみたいだ。」などと怪訝な表情を浮かべるでしょう。
終業時刻後に一息ついてからだと自然に帰ることができる
そこで、「お先に失礼します」「お疲れ様です」という前に終業時刻を迎えてもすぐには退社せず、給湯室でお茶を飲んだり、自動販売機の所まで行って珈琲を飲んだりして、一息ついてみましょう。そのうえで、終業時刻後しばらく経ってから「お先に失礼します」「お疲れ様です」と挨拶をして退社すれば、違和感なく自然に帰ることができるはずです。「お先に失礼します」「お疲れ様です」といった些細なことでも気を使えると、職場における人間関係が良好になります。
退社時はあまり大きな声で挨拶をしない
退社の挨拶をするにあたっては、「あまり大きな声で言わない」ということも心がけましょう。同じ「お先に失礼します」「お疲れ様です」と言うにしても、職場中に響き渡る声で叫んだら、周りはどう思うでしょうか。「こちらはまだ仕事が残っていて集中しているのにうるさいな。帰る人間が邪魔をしないでくれ」と迷惑に感じるに違いありません。かといって、誰にも聞こえないくらいの小さな声では、挨拶もせずに帰って行く礼儀のない人間だと思われかねません。
仕事の妨げにならずきちんと聞こえるくらいの声で挨拶する
そこで、仕事の妨げにならない程度で、かつきちんと聞こえるくらいの声で、挨拶をするようにしましょう。何事も適切で自然なのが一番です。退社の挨拶においても、その点を特に心がけたいものです。
退社時の「お先に失礼します」「お疲れ様です」は終業時刻を少し過ぎた時に仕事を終えてからきちんと挨拶する
「お先に失礼します」「お疲れ様です」ただすればいいわけではありません。当然ですが自分の仕事はきちんと終えておき、終業時刻を少し過ぎたタイミングで、あまり大きすぎない声でする、という点に注意しましょう。そうすれば残業する人を不快にさせず、気持ちよく退社することができるはずです。
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