販売とマーケティングの違いは正しく理解すべき
販売の仕事の対象は「商品」
一般的に販売を行うのは、営業の役割と認識されています。「営業=ものやサービスを売る仕事」ということです。この販売をメインに活躍する営業の仕事の対象は「商品」と捉えましょう。
販売は「何を」売るかと考える
営業の最終目的は、顧客との売買契約の締結と言えます。まず「販売」と「マーケティング」それぞれの対象の違いを認識しなければ、正しい理解はできません。
販売の仕事の対象は「商品」。顧客に対して「何を」売るかという、商品を中心に置いて考えるのが営業です。
マーケティングの仕事の対象は「顧客」
一方、マーケティングの対象は「顧客」。この違いを知れば、絡まった糸がほどけるように、明快な答えが見えてきたはずです。
マーケティングは「なぜ」買うのかと考える
販売の対象が「商品」に対して、マーケティングの対象は「顧客」。マーケティングとは、目の前の顧客というより、市場(マーケット)に対して、消費者が「なぜ」買うのかを追究し、商品や自社の「価値」を見つけること。
簡単に言えば、マーケティングは商品が売れる仕組みを作る仕事です。このような対象をどこに置くかの違いが、販売とマーケティングの大きな違いなのです。
「販売促進」は、販売とマーケティングどちらの仕事?
これは企業により、一概に言えない部分ではありますが、一般的な解答をここではご紹介します。販売とマーケティングの細かい仕事の違いも併せてお伝えしましょう。
「販売促進」はマーケティングの仕事である
結論から言うと、販売促進はマーケティングの仕事に含まれます。では、それぞれの仕事の中身はどうなっているのでしょうか?
■営業とは
営業の仕事は自社の商品やサービスを顧客に知らせ、購入するように促し、売り上げをもたらすこと。既存顧客だけでなく新規開拓をする場合もあります。また購入後のフォローも含まれます。
■マーケティングとは、
マーケティングの仕事は、どのような製品を、いくらで、どの販売チャンネルを使い、どう告知して売るかの一連を考えること。販売促進は、プロモーションなどにより「購買の直接的な動機付け」をすることを言います。
販売とマーケティングの違いは「対象」にある
勘違いしがちな「販売」と「マーケティング」の仕事の違いは、それぞれの対象の違いを理解することで、分かりやすくなるでしょう。
販売促進は一般的にはマーケティングの仕事に含まれます。これから職種を選ぶというみなさんは、この販売とマーケティングの違いを正しく理解して、希望に合った選択をしてくださいね。
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