ハローワークで働く職員の仕事内容とその実情

2018年1月26日2020年3月31日ハローワーク

ハローワーク職員の仕事は法令遵守が基本

ハローワークでは一般の企業以上に、職員に向けて個人情報の研修や、法令遵守によるコンプライアンスの会議など、再三に渡り時間を要しています。しかしながら、仕事を探しにハローワークに行くも窓口対応は、非正規雇用の人間が職業紹介を行うわけです。中にはぞんざいな態度を取る人や、クレーム対象になるような職員も多々居ると言われています。近年で言えば情報漏えいや、不正行為の内部摘発などが、多く知られるところと言えるでしょう。非正規といえども、国家公務員として見られているわけなので、それなりに仕事上、置かれている立場の認識を深める必要があると言えるでしょう。

職員の仕事は職業紹介・雇用保険・雇用対策となっている

ハローワークの職員は、どのような仕事をするのでしょうか。厚生労働省に位置付けされている通り、ハローワークでの仕事内容とは、職業紹介・雇用保険・雇用対策の、3つの部門に分かれています。それぞれの部門に、相談員や前述の公務員による職員が、配属されている状況なので、外側だけ見れば一般の企業と、何ら変わりはないように見受けられます。しかしながら、公務員である職員は2年毎の転勤があるので、慣れた頃にまた別の土地のハローワークに配属になるようです。

ハローワーク職員はほとんどが非正規雇用

ハローワークでは、非正規雇用の職員が仕事をしていると言われています。おおよそ8割が、1年毎の雇用契約となり、その年度の雇用情勢や国の予算などで、雇用契約が更新できるかどうか決まります。残りの2割が国家公務員となり、一般の企業のように「部長」のような肩書や、「統括」「指導官」「上席」など、労働局ならではの階級で成り立っています。

非正規職員はキャリアや経験が長い人に見受けられる

ハローワークの非正規の職員は、年齢層が30代後半から50代後半までで、ある程度キャリアを積み、経験が長い人が多く見受けられます。その中でも、40代程度の人材系企業を、経験している人の割合は高いと思われます。法律が基本となる業務なので、労働基準法や労働者派遣法など、法律に触れる機会が少しでもあれば、十分なヒューマンスキルとしてアピールすることは、可能と思われます。不特定多数の求職者の、対応をするわけなので、それ相当の対人経験者が、有利と考えられるでしょう。

仕事に支障のないスキルを持っていないと職員になりくい

ハローワークの職員になるには、公務員試験を受けるか、毎年2月末頃に公開される、非正規の求人に応募する方法があります。ここでは、非正規の職員に焦点を当ててみましょう。まずは雇用条件として、「キャリアカウンセラーの資格を所持していること」があるようです。これは各地のハローワークによって、差異があるようなので確認が必要となります。ハローワークでは、産業カウンセラーの保持者が多い傾向にあるようです。そのため所内でも資格取得を促し、出来るだけ仕事に支障のないスキルを持っているのを提唱しています。

ハローワークの非正規雇用は不安定

ハローワークでは、上述のように、その年度の国会予算や方針などから、特別準備室なる部署が立ち上がる事が稀にあります。そのため、非正規の職員を増員し、または任期が終われば削減するなど、不安定な雇用状況が見受けられます。1年毎の更新ではありますが、履歴書や職務経歴書を毎年提出し、部長クラスの職員と面接が執り行われます。当然、不採用になり更新が無く、仕事を失う恐れが毎年のように、起こり得ることを念頭に置いておきましょう。

仕事に関するサポートを行うハローワーク職員は非正規雇用が多く不安定

ハローワークにおける仕事内容と、職員の実情について見てきました。ハローワークでの仕事は、雇用保険や雇用対策などが主でした。また、ハローワークの職員は非正規雇用の人が多く、不安定な仕事であるとも言えそうです。ハローワークの職員になるには、キャリアカウンセラーの資格なども必要なので、仕事で困らないよう取得しておくのも良いかもしれません。