人の話を聞くのが苦手な人の特徴と聞き上手になる方法

2016年11月29日コミュニケーション

人の話を聞くのが苦手な人の特徴とは

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「人の話を聞くのが下手」「ちゃんと聞いているの?」などと言われ、落ち込んだ経験のある人はたくさんいます。話を聞いていない人はともかく、きちんと聞いているのに「聞いていない」と思われるのは、悲しいですよね。

人の話を聞くのが苦手な人の特徴をまとめたので、当てはまるものがないかチェックしてみてください。

特徴①:集中力がない

集中力がないため、最後まで人の話を聞けないという人はたくさんいます。相手が話している途中でSNSのチェックをはじめる、よそ見をしはじめる人がこのタイプです。集中力が切れてしまい、話の途中で飽きてしまうのです。

相手の話し方や内容がつまらなくて集中力が切れる、というケースもありますが、相手の話には耳を傾けるよう意識しましょう。そうしなければコミュニケーションは続きません。

特徴②:話の腰を折る

せっかちな人や独善的な性格の人に多いのが、話の腰を折るというタイプ。相手の話を落ち着いて聞けず、結論を急いだり、話の途中なのに自分の意見を言ってしまうのです。つまり、コミュニケーションが成立しないタイプです。

コミュニケーションの目的は、だいたい「話を聞いてもらいたい」「話がしたい」のどちらか。結論や意見を求めるケースはあまりありません。どうしても自分の意見を言いたいなら、相手が話し終わってからにしましょう。

特徴③:無表情

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人の話を聞くのが苦手な人の中には、話を聞く時に無表情だったり、話す側と目線を合わせない人も多くいます。コミュニケーションにおいては表情も重要です。聞き手側が無表情だと、話す側は「この人、話を聞いてないのかな?」と不安に思ってしまいます。

特徴④:相手の話を否定する

先ほども説明しましたが、コミュニケーションにおいては、「話を聞いてもらいたい」「話したい」ために話す人がほとんどであり、結論や意見を聞き手には求めていません。しかし、人の話を聞くのが苦手な人は、相手の話を否定してしまう人も少なくありません。まだ話の途中なのに、「それは違うよ」と否定されたら、話している人は気分を害します。

特徴⑤:あいづちが苦手

自分が話すとき、相手が話を聞いてくれているかを確認するポイントが、あいづちを打っているかどうかですよね。人の話を聞くのが苦手な人には、このあいづちが苦手という人が多く、そのため「話を聞いてない」と思われてしまうのです。

人の話を聞くのが苦手な人は損をしている?

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人の話を聞くのが苦手なままでもいいのでは?と思う人もいるでしょう。人には向き不向きがありますから、無理に直す必要はないような気もしますね。

しかし、人の話を聞くのが苦手な人は損をしている、とも言われています。本当でしょうか?

話を聞けないのは損!聞き上手になるメリット

人の話を聞くのが苦手な人は損をしているかどうかは、聞き上手のメリットを考えるとわかるでしょう。聞き上手のメリットは以下の4点です。

■人の話を聞くことで知識が増える

■相手が満足感を得る

■相手が心を開いてくれる

■相手の人間性がわかる

■仕事が上手くいく

人付き合いをしていくために必要なものばかりですね。話を聞いてもらうと安心感や自尊心が満たされ、満足感を得ることはすでにわかっており、臨床心理学者のカール・ロジャースも「人は話すことによって癒される」と述べています。

聞き上手になる方法

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メリットの多い聞き上手になるにはどうすべきでしょうか?聞き上手になるための具体的な方法をまとめました。

相手の話はうなずきながら聞く

まず、人の話はうなずきながら聞く癖をつけましょう。うなずきがあるかないかでは、印象がかなり変わります。

話の内容に合わせてうなずき方を変えられると、さらに効果的です。たとえば、相手が楽しそうに話しているなら「うん、うん、うん」と少々早めにうなずいてあげるといいでしょう。逆に悲しい話、暗い話をしているときは、話のペースに合わせつつ、ゆっくりめにうなずくのがポイントになります。

あいづちパターンを豊富に持つ

あいづちをうっているのに、「話を聞いてない」と言われた経験はありませんか?あいづちを打っていたとしても、同じあいづちばかりしていると「話を聞き流しているだけなのでは?」と思われてしまいます。あうづちは打てばいいというものではなく、パターンを豊富に持っておくことが聞き上手になるためには必要です。以下のようなパターンを持っておくといいでしょう。

■「ああ!」

■「いいですね!」

■「うん、うん」

■「えー!すごい!」

■「おー!さすがですね」

相手に共感する

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聞き上手な人は、相手に共感しながら話を聞きます。人は自分に共感してくれる人に対して親近感を覚えますし、安心感や満足感を得ます。たとえ話す側の意見とは反対の意見だとしても、最初は「なるほど」「確かにそうですね」「一理ありますね」など、一度肯定しておきましょう。一言共感を示す言葉を言うだけで、相手は好意的な印象を持ちます。

オウム返しをする

相手の話を適度にオウム返しすることで、「話をしっかり聞いてくれてる!」という印象を与えます。

たとえば、

「○○○についてなんだけど」

「○○○がどうかしましたか?」

という風に、相手が伝えたいキーワードをつかみ取り、自分でも口にするオウム返しのテクニックは効果抜群です。ただし、あまりにも連続で使いすぎると違和感を感じるので、ほどほどに使いこなしましょう。

相手の心を掴む上手な話し方のコツ

聞き上手は得ですが、いつまでもただ話を聞くだけというわけにもいきません。聞くのは上手いのに話すのが下手だな、と思われないよう、相手の心を掴む上手な話し方を身につけましょう。

上手な話し方のコツは誰でも簡単に実践できるので、ぜひ試してみてください。

主語・述語を意識して短文で話す

上手な話し方の基本は、わかりやすく話すこと。わかりやすく話すには、主語と述語を意識して短くまとめることがコツです。当たり前のようですが、普段の会話の中で主語や述語が抜けているため、何を話しているのかわからないタイプの人は意外と多いのです。話の中に主語と述語はしっかり入っていますか?上手く話が伝わらない人は、この点を振り返ってみてください。

さらに要点をまとめずに長々と話し続けると、聞き手側は疲れてしまい、結局伝えたいことが何も相手に伝わりません。主語と述語を意識して、言いたいことはシンプルに伝えましょう。

最初に結論から話すとわかりやすい

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あれこれ思いつくままに話す癖がついていると、言いたい内容は伝わりにくくなります。相手に伝わりやすい上手な話し方のコツは、最初に結論から話すこと。

結論を先に話しておけば相手も理解しやすく、スムーズに会話が進みます。話がうまく伝わらないと悩んでいる人は、結論から話すようにしてみてください。

話が伝わりにくい原因は他にもあります。自分でも伝えたい内容がよくわかっていないケースです。当然話は伝わりません。まずは自分が伝えたいと思う内容を頭で整理し、それから話をはじめる習慣をつけていきましょう。

声や表情も意識してみよう

人の印象は声で決まります。米国の心理学者、アルバート・メラビアンが提唱した「メラビアンの法則」によると、人への影響を決めるのは、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%となっています。人の印象は、声や表情などの見た目で90%

以上決まります。つまり、声と表情を意識すれば相手に好印象を与え、話をよく聞いてもらえるということになります。

声が小さくてぼそぼそと話す人の場合、聞き手側には話が伝わりにくく、自分が話すことに自信を持てなくなります。心理学的な良い声とは、通る声、響きのある声、明るさや優しさを感じる声、やわらかさのある声、大人の色気・余裕を感じさせる声、澄んだ声です。声をいきなり変えるのは難しいですが、意識していくと少しずつ変わっていきます。

また、会話をする時は基本的に相手の表情を見ながら話しますよね。話す側が笑顔であれば、聞く人に安心感を与え、その場が和みやすく会話も弾みます。笑顔で話しやすい雰囲気を作るのも、上手な話し方のコツです。

抑揚をつけると相手も聞きやすい

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話し方が上手い人に共通するのが、会話に抑揚があること。これが上手い話し方のコツです。盛り上げる場面では声の大きさやトーンが上がり、深刻な話では声やトーンが下がります。一本調子な話し方では聞く人も飽きてしまいますが、抑揚があれば自然と話に引き込まれます。

大切な部分ではゆっくり話し、間も上手に使って飽きさせないテクニックも見られます。会話上手を目指すのであれば、会話に抑揚をつけることを意識してみましょう。

相手の態度を察してみる

どんなに一生懸命話しても、相手が聞いてなかったら会話は成り立ちません。話を聞いている人の表情や態度を察知して、話の内容を調整していくのも上手な話し方のコツです。

つまらなそうな表情、急いでいる表情、興味津々の様子など、相手の態度を把握して話の内容に変化をもたせれば、双方にとって有意義な時間になります。

コミュニケーションは相手があって初めて成立するものです。その基本を忘れないようにして、上手な話し方をマスターしていきましょう。

人の話を聞くのが苦手なら「あいづち」を意識して!聞き上手になるメリットは多い

人の話を聞くのが苦手な人がもっとも簡単に実践できる聞き上手テクニックは「あいづち」です。「ああ!」「いいですね!」「うん、うん」「えー!すごい」「おー!さすがですね」を使いこなせると、聞き上手になれます。当然、ただあいづちを意識するだけでなく、きちんと話を聞くことがもっとも重要ですよ。

聞き上手になるメリットは多く、ちょっと聞き方のコツを意識しただけで周囲からの評価は大きく変わります。自分のためにも、聞き上手&話し上手を目指しましょう。

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2016年11月29日ビジネス

Posted by BiZPARK