新入社員がストレスやプレッシャーを感じてしまう原因と対処法
新入社員のストレスの原因①ジェネレーションギャップによる感じ方の違い
平成バブル期入社の社員が今、管理職に就き、「ゆとり世代」と呼ばれる平成生まれを新入社員として部下に持つ組織の中では、当然、コミュニケーションにおいてもギャップが生まれてきます。
上司にとって、配慮したつもりで言った言葉が、新入社員には逆にプレッシャーと感じられることもあるのです。
新入社員に「言ってる意味わかる?」は禁句
上司の皆さん、無意識にこの言葉を連発していませんか?ゆとり世代の新入社員にとって、きつい言い回しや、ストレートな指摘は耐性がないため傷つきやすくストレスになってしまいます。
もちろん、分かっているのか分かっていないのか、はっきりしない態度を取っている新入社員側にも問題はあるのですが、育ってきた環境が違うことを十分考慮した上で発言してあげてください。
部下を上手く育てることも上司の大切な仕事です。
上司との距離感がわからない
携帯電話やネット社会で育ってきた世代にとって、人との距離感を掴むのも、実は社会人になって超えなければならない高いハードルです。分からないことがあっても上司の顔色ばかり伺ってストレスが溜まる一方なんてこともあるようです。
そんなときは、まず身近な同僚や先輩が話しかけることでストレスも軽減されるかもしれません。
新入社員のストレスの原因②会社の雰囲気に馴染めない
ゆとり世代の心はデリケート。厳しい社会で揉まれてきていない分、忙しいバタバタとした雰囲気の職場に馴染めないという人もいるようです。
そんななか、早く慣れるようにと急かせるのはストレスやプレッシャーを与えることになってしまいます。適応力は人それぞれ違うもの。しばらく様子を見てみるという対応も時には必要です。
生活環境の変化で疲労も溜まっている
会社に入社するだけでなく、入社にあたって上京し、一人暮らしを始めたという人も少なくないでしょう。新入社員にとっては、そのような生活環境の変化だけでも不安と疲労でストレスを感じてしまうものです。
プライベートにおいても、相手が嫌がらない範囲で気にかけてあげることも大切でしょう。
対処法として適度なリフレッシュを勧める
新生活が始まったばかりの新入社員はやる気と緊張で気を張って、プレッシャーを感じているもの。これが五月病の原因にもなるわけですが、このような状態がいつまでも続くわけがありません。
自分たちも一度は通る道なのでその心境は痛いほどよくわかると思います。頑張りすぎているな感じたら、休息を取ってストレス解消するよう促してみると良いでしょう。
新入社員がプレッシャーを感じた言葉と引き起こした症状
実際に新入社員のときに極度のプレッシャーから体調を崩した人について、調査しました。
皆さんは、このような経験がないか、自分と照らし合わせて確認してみてください。そして、もし該当する場合は早めの対策を心がけて、脱落者を出さないようにしましょう。
新入社員のとき、プレッシャーを感じた言葉
新入社員の時にプレッシャーを感じた上司の言葉とはどんなものでしょうか。見ていきましょう。
「言っている意味わかる?」
「そんなことも分からないの?」
「もういいよ」
「期待しているからね」
「なるはや(なるべく早く)で」
これらは新入社員じゃなくても、結構プレッシャー感じますよね。しかし、意外と前向きな言葉である「期待しているよ」もプレッシャーになってしまうようなので、注意したほうが良さそうです。
上司からしてみれば、部下のことを思ってかけた言葉も、部下にとってはプレッシャーになってしまうことがあるようです。
プレッシャーによる症状
■下痢・便秘
■胃痛・腹痛
■頭痛
■肩こり、その他身体のこり
■吐き気
■不眠
何よりも、体調を崩す前に気づくことが大事です。体調不良になると、仕事にも支障をきたすことになるため、さらに罪悪感に見舞われ、症状が悪化するなんて事態になりかねません。
何においても身体が資本!早めの対処を心がけましょう。
新入社員はプレッシャーやストレスを感じやすいもの
新入社員がストレスやプレッシャーを感じる原因について見てきました。誰もが経験する新入社員という立場。そして、プレッシャーから感じるストレスも少なくないでしょう。
しかし、ストレスが生まれるのは新入社員に限ったことではありませんが、新しい環境に入った当初の新入社員にとっては、上司にとって些細な事がストレスやプレッシャーになってしまいます。
ストレスとうまく付き合う方法を導くのも社会人として重要なスキルです。新入社員のストレスやプレッシャーを上手く解消してあげましょう。
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