挨拶時の手土産につけるのしの必要性

2016年12月9日2020年3月31日のし

挨拶時のマナーは社会人の基本

組織人として働いていると、時には顧客や取引先の所へ行って挨拶をする機会が出てきます。その際には、ビジネスマナーを守ることが大切になります。挨拶は社会人の基本であるため、その点を誤ると、相手の方からの信用を失いかねません。なので、組織の顔として挨拶に訪れているのだという自覚を持つことが大事なのです。

手土産をいつ渡すかが大事

挨拶時において大切なことは、手土産をいつ渡すのかということです。一般的には、訪問先で挨拶をした直後に渡すのが適切とされています。また、その際は敬意を込めた言葉をかけつつ渡すことが大切です。せっかく手土産を持ってきても、無愛想に渡してしまうのでは相手からの印象も悪くなってしまうので、注意が必要なのです。

手土産の中身は相手にとって失礼にならないものが良い

訪問時のビジネスマナーを守れるか否かも重要ですが、挨拶時に渡す手土産の中身や、のしの必要性についても考える必要があるのです。相手にとって失礼になるような手土産を渡すわけにはいかないため、客観的に見て妥当であるようなものでなくてはなりません。ここでは、適切とされる手土産の例について中心に説明していきます。

訪問先の近くで買えるものは避けるべき

挨拶時に、手土産を訪問先の方に渡す場合、その訪問先の近くで売っているようなものはなるべく避けるべきです。なぜなら、訪問先の方にとってはいつでも買えるようなものであるので、気持ちが伝わりにくいからです。なので、挨拶の手土産を持って行く時は自分の会社がある地域のお菓子などを持っていく方が、より気を遣った対応ということになります。では、のしは必要になるのでしょうか。

のしをつけて手土産を渡すのは一種の礼儀

挨拶時に渡す手土産には、のしが必要です。なぜなら、のしをつけて手土産を渡すことは、日本では一種の礼儀と捉えられているからです。勿論、のしをつけなければ失礼に当たるというケースは少ないですが、ビジネスの場では常にマナーを意識する必要があるため、のしをつけておいた方が無難だというわけです。では、どのようなのしがベストなのでしょうか。

のし紙に書く言葉が重要

手土産にのしをつける場合、日頃からの感謝の気持ちを込めるという意味で挨拶に訪れるのであれば、のし紙の表に「御礼」と書くのが適しています。また、何かのお詫びという意味であいさつに訪れるのであれば、「深謝」とのしに書くのが適しています。このように、どのような言葉をのしに書くのかが重要になってきます。また、水引については通常の蝶結びで特に問題はありません。

挨拶時の手土産につけるのしも大事だがそれ以外に大切にすべきものがある

挨拶時に渡す手土産に、きちんとのしをつけているかということは重要です。しかし、手土産が適切であっても、肝心の挨拶に誠意が込められていなければ、相手に気持ちが伝わらない可能性があります。なので、御礼のために訪れた場合や、お詫びのために訪れた場合であっても、いかに真剣に挨拶ができるかということが重要なのです。