転勤先や異動先に挨拶のお菓子を渡す際の「のし」マナー
転勤先の上司にお菓子を持って挨拶する場合
転勤先や異動先の上司に、挨拶と一緒にお菓子を贈る場合は、どういったお菓子を選んでのしはどうすれば良いのでしょうか?転勤先や異動先の上司は、これから長い付き合いになる訳ですから、最初の挨拶がとても大切です。
上司に喜ばれるお菓子は「和菓子」で蝶々結びの「のし」をつける
転勤先の上司に挨拶とともにお菓子を贈るのであれば、どうせなら喜んでもらえるお菓子を選びたいと思うのが普通です。
もし、その上司の年代が40代以降であれば洋菓子よりも和菓子が好まれる傾向にあるので有効です。しかし、人によってお菓子の好みは大きく異なるので、事前に間接的に尋ねておきましょう。転勤先や異動先の上司に直接聞くと、お菓子を贈ろうとしているのがバレしまうので、多少嫌らしさのある対応になってしまいます。
また、挨拶とともにお菓子を贈る際は、白と赤の蝶蝶結びの「のし」を選び「御挨拶」と書きましょう。
転勤先の会社にお菓子を持って挨拶する場合
転勤先や異動先が決まれば、もちろん上司だけでなく、お菓子を持って転勤先の事務所に挨拶へ行くでしょう。ほとんどの場合は、初出勤時に自己紹介を行いながら気持ちとして渡すでしょうが、挨拶に行くときが即ち初対面になります。今後の関係性を考えて、しっかりとマナーを守った挨拶とお菓子を贈るようにしましょう。
事務所には「洋和菓子」を1つずつと蝶々結びの「のし」をつける
転勤先や異動先の方々の世代が分かっていて、40代以降の社員が多ければ和菓子を、それ以下の年代の社員が多ければ洋菓子を贈れば問題ありません。しかし、初出勤時に持っていく場合だと分からないケースが多いですし、足りなくなるリスクも考えねばなりません。できるだけ幅広い世代に対応できるように、お菓子は「和菓子」「洋菓子」を1つずつ持参しましょう。社員全員に向けて贈る挨拶の意味のお菓子なので、個数の面でも安心です。
そして、のしについては転勤先や異動先の上司に贈る際と同様に、白と赤の蝶蝶結びの「のし」を使用して「ご挨拶」としましょう。
お世話になった会社にも「のしつきのお菓子」を送ろう
転勤することになれば、今までお世話になった会社に挨拶とともにお菓子を贈るのも大切です。転勤先や異動先にばかり気を取られてはいけません。転職でない限りは同じ会社なのですから、丁寧な対応で関係を繋げておいて損はないのです。
「御礼」と書いたのしをつけて好きなお菓子を贈ろう
長年働いてきたのであれば、好みが大体把握できているはず。好みの差が人によって大きいのであれば、小さめのお菓子を複数箱贈るのもいいでしょう。できる限りのお礼と挨拶をして、多くの人に喜んでもらえるようにしましょう。事前にお菓子であれば何が好きか聞いておくのも大切です。馴染んでいるからこそ聞ける事なので、的はずれなお菓子は選ばないようにしましょう。
そして、のしは白と赤の蝶蝶結びを選んで、「御礼」という言葉を書きましょう。
こういった挨拶が、転勤先や異動先に移る前の最後の仕事ですよ。
転勤先に挨拶のお菓子を渡す際は「御挨拶」と書いたのしをつけよう
転勤先や異動先に挨拶をする際に、必ずしもお菓子を贈らなければならない訳ではありません。しかし、言葉だけではなくお菓子にのしを付けて贈ることで、形式を守ってしっかりと挨拶をしてくれているという認識をされます。これからお世話になる会社であれば、より形式的にマナーを守った挨拶をする必要があります。お世話になった会社へお菓子を贈る場合も、転勤先や異動先と同じようなビジネスマナーとして、お世話になったからこそしっかり挨拶をするべきなのです。
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