博士号を取得した人の初任給と就職する際の注意点

2018年9月26日博士

博士号を取得した後に理系企業に就職すると…?

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博士号取得者の進路は、理系と文系では大きく異なります。理系の博士号を持っていれば、研究職として企業に重宝されるイメージがありますよね。

お給料もきっと高いのではないでしょうか?最初に、理系の博士号取得者についてみていきましょう。

理系企業で重宝されるため就職した際の初任給は比較的高い

企業では、博士号は高度な技術を有した研究者として高く評価されます。なので、技術の研究開発を企業のコア・コンピテンスとしている企業では、その専門性に着目されて初任給も比較的高額で採用されます。

そのため博士号を取得した後、理系企業に就職すると高い初任給を見込めるでしょう。

博士号を取得した後に文系企業に就職すると…?

理系企業に就職する博士号取得者は、重宝されるため比較的お給料が高い傾向にあるようですね。

では次に博士号を取得した後に文系企業に就職した場合のお給料は、どのくらいなのでしょうか?やはり理系と同じように高い初任給が見込めるのかもしれませんね。

博士号を取得していても初任給に反映されない場合も

一方で、文系の博士号取得者の場合は、その専門性が企業活動に必ずしもプラスになるとは限りません。なので、専門分野とは直接関係のない分野に就職する場合も少なくなく、その場合には博士号を取得していることが初任給に反映されない場合もあります。

むしろ、新卒採用が主流の企業では、博士号取得者は年齢が高いため、採用に慎重になる可能性が高いでしょう。理系に対する評価との差は広がる傾向にありますので注意が必要です。

博士号取得者の初任給の額は企業によって異なる

理系の博士号取得者の初任給は、企業によってさまざまです。背景としては、各企業によって給与制度が異なることがあるからです。大卒の初任給が違えば、当然博士号取得者の初任給も異なるのです。

また、博士号を取得している事への評価も企業ごとの違いがあります。企業の評価によって、博士号取得者の初任給も反映され度合が変わると言っても過言ではないでしょう。傾向として基礎的な研究も重視して行っている企業では、博士号取得者の初任給が高いようです。

比較的高い飲料メーカーの初任給は30万円前後

一般的な傾向を見ていきましょう。まず、初任給が比較的高い企業として、大手飲料メーカーなどが挙げらます。大手飲料メーカーだと、博士号取得者の初任給はおおむね30万円前後となっています。

一方で、大手の製薬系企業では、博士号取得者の初任給は約28万円前後とやや低めになっています。しかし全体的に見て他のメーカー等と比べると、28万円の初任給は高い水準と言えるでしょう。

博士号取得者は初任給だけで進路を判断するのはキケン!

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博士を取得した後の就職先としては、主に専門職や研究職になるでしょう。また、これまで見てきたような企業のほかに大学などの学術分野があります。学術分野での博士号取得者の初任給は、一般的には28万円程度とされています。

大学教員で一番職位の低い助教での初任給なので、全体を通すと高いお給料と言えるのではないでしょうか?しかし博士号取得者は、就職先を初任給だけで判断するのはリスクがあります。

キャリアプランに適合するかチェックして進路を決めよう

例えば大学の教員には、企業の方針に関わらず自由に研究課題を設定して研究ができるというメリットがあります。しかし最近は任期付の大学教員が多く、身分は必ずしも安定的ではありません。講師→准教授→教授とキャリアアップするためには、かなりの労力が必要です。そして、キャリアアップしないとお給料も大きくは昇給しません。

一方で企業に就職する場合。大企業だと正規雇用となり、身分も比較的安定しています。その反面、企業内の異動等により継続して同じ分野の研究が継続される保障はありません。初任給の額だけでなく、自分の描くキャリアプランにどちらが適合するかをチェックするようにしましょう。

博士号取得者の初任給は企業によって様々なので注意!判断材料の一環として考る!

これまで博士号取得者の初任給についてみてきました。なお、実際にもらえる給与は、本給のほかに諸手当がありますので、もっと高いお給料かもしれません。このあたりの福利厚生も企業によって異なりますので、留意してください。

博士号取得者の初任給は、進路を考える上で重要な情報です。博士号を取得した人の初任給と、就職する際の注意点を参考に自分にあった進路を選びましょう。

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2018年9月26日転職

Posted by BiZPARK