レポートを縦書きで書く際のポイントとは
縦書きでも横書きのレポートと基本ルールは変わらない
まず、縦書き・横書きに関わらず、レポートを書く際の基本があります。まず、一文を短く書くことです。読みやすいのは、一文が40~50文字程度といわれているので、長くなりそうな時は文章を区切ることを意識しましょう。次に、結論を書いてから、そこに至る経緯を説明することです。その際、数字やデータを用いると、よりわかりやすくなります。
レポートを縦書きで書く際のポイント①:改行に配慮する
常体(である調)か敬体(ですます調)で書くのはもちろん、主語と述語が呼応していることが、レポートの書き方の基本です。また、縦書きの場合は特に、レポート全体のバランスに気を使いたいところです。文頭が一文字で終わるような改行をすると、見た目が悪くなってしまうので、字間や行間、改行を意識して、言葉の言い換えを行いましょう。
レポートを縦書きで書く際のポイント②:数字の表記に注意する
縦書きのレポートを書く際に、注意してほしいことがあります。それは、数字の書き方です。縦書きでレポートを書く場合には、漢数字を用いるのがレポートの基本です。西暦を使うか、元号を用いるかで悩んだ時には、縦書きで書きやすいと感じる方を選べばよいでしょう。レポート内で表記が統一されていれば、問題はありません。
レポートを縦書きで書く際のポイント③:手書きで原稿用紙に書く
社会人が提出するレポートの多くは、パソコンで作成すると思いますが、縦書きで手書きと指定された場合には、原稿用紙に書くのが常識です。原稿用紙を用いる時には、行頭の1マス目を必ず空けてから、文章を書き出しましょう。また、原稿用紙の場合は行頭のマス目に「、」や「。」などがこないように文章調整をするか、前の行末に入れるのが基本です。
レポートを縦書きで書く際のポイント④:表紙の字向きも縦で統一する
本文が縦書きのレポートを提出する場合、表紙も同じ字向きで統一するのがセオリーです。ここでも、提出年月日など数字を用いる時には、漢数字で書くようにしましょう。縦書きの場合も、タイトルを中央部に大きめに入れますが、フォントは明朝体や教科書体の方が落ち着いた印象になります。太字などを用いて、メリハリをつけましょう。
縦書きだからこそ日本語表記に注意する
縦書きで提出を求められることが多いのは、日本文学や国語学、日本史学の学術雑誌などです。つまり、正確な日本語表記が求められる傾向が強いといえます。だからこそ、会社に提出するレポートであっても、日本語の表記には注意を払っておきたいところです。「また」「ときどき」「~のため」など、接続詞や副詞、形式名詞はひらがな書きするようにしましょう。
レポートを縦書きで書く際のポイントを押さえて日本語に注意しながら実践しよう
レポートを縦書きで書く際のポイントを紹介してきました。社会人になって、レポートを縦書きするようにいわれる機会は、それほど多くないと思います。ですが、正しい日本語表記で、ルールを守った縦書きレポートを提出できれば、それだけで会社の評価はアップするはずです。縦書きだと紙を横にしてレポートを書くことになるので、左上をしっかりとめて、きちんとページ数も振って、相手に読みやすくなるようにしてから、提出しましょう。
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