「ご愁傷様」の正しい意味と失敗しない使い方を3つの例文で解説!

2018年5月28日

「ご愁傷様」などの"言葉の使い方"は社会人なら常識として知っておくべき

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社会人になると様々なシーンで、マナーや礼儀として知っておかなければならない言葉遣いがあります。今回は社内や身近なビジネスパートナーに不幸が起きた際にどのような言葉や声をかけるべきなのかを取り上げたいと思います。 一社会人として良識ある対応ができるよう、しっかりと頭にいれておきましょう。

「御愁傷様です・ご愁傷様です」という言葉の意味と使い方とは?

社内の人間やビジネスパートナーの身内で不幸があった際、お悔やみの言葉として真っ先に思い浮かぶのは、「ご愁傷様です(御愁傷様です)/この度はご愁傷様です/御愁傷様でした」という言葉だと思います。

そもそも、この言葉の意味と正しい使い方とは何なのでしょうか?知らないうちに、お悔やみの言葉として浸透しているがゆえ、何となく使っている人もいるかもしれませんから、改めてここで確認しておきましょう。

はたして、「ご愁傷様です・御愁傷様です」という言葉はどんな意味で、どんな使い方をするのでしょうか!?

意味は「悲しむ」を指す相手を気遣う言葉

「ご愁傷様です・御愁傷様です」の意味については、日本語表現辞典(2011)によると、「愁傷」は「悲しむ」を指す意味で、「ご愁傷様」は不幸があった人に「お気の毒さまです」という意味を込めて言う文言、と定義されています。

また、「ご愁傷様です・御愁傷様です」を使う主な場面としては、相手を気の毒に思い、身内を失った人に対するお悔やみの語で「この度はご愁傷様です」といった風に使われるので、覚えておきましょう。

現在は「親しい人に対する同情」や「軽い皮肉」の意味でも使われている

嘆き悲しむという意味で広く使われている「ご愁傷様です・御愁傷様です・ご愁傷様でした」という言葉ですが、現在では、親しい人に対する「普段使いの慰め」や「同情の気持ちを表現する言葉」として使われる場合も多々あります。

その語意は「お気の毒」・「残念」といった意味になりますが、ここで気を付けたいのは言い方にもよりますが、一般的には、「それはご愁傷様」といったように軽い皮肉や、からかい気分で言う場合もある、という点です。

こうなると、同じ言葉でもかなり意味合いが違ってきますね。実際に「ご愁傷様です」という言葉を使うときは、上司や同僚、そして先輩に誤解されないよう言い方には気を付ける必要があるでしょう。

「御愁傷様・ご愁傷様」をビジネスの弔事などで使っても良いのか?

ここまでは、「ご愁傷様です・御愁傷様です」の正しい意味と使い方について見てきました。基本的には、相手を気遣う際に使う言葉として認知されているご愁傷様ですが、現在では「同情」や「軽いからかい」という意味も含んでいるとお分かりいただけたでしょう。

では、そんな「ご愁傷様です・御愁傷様です」という言葉を、例えば会社の上司や同僚・先輩、そしてビジネスパートナーの身内に不幸があった際、葬儀などに参列する必要ができたときなど、ビジネスシーンで使用するのは問題ないのでしょうか?

それとも、凡庸的すぎて広い意味を持ってしまった以上、マナーとして相応しくないと考えられ、「ご愁傷様です」を自分の言葉に置き換えて使わなければならないのでしょうか?

その点をはっきりさせておきましょう。

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「ご愁傷様でした」はビジネスシーンでも使ってOK

いくら仲の良い会社の同僚や先輩、そして上司やビジネスパートナーであっても、身内の方に不幸があったときは、葬儀などで何を言っていいか分からないでしょう。

そんな折に「ご愁傷様でした」「この度はご愁傷様です」という言葉を使うことによって過不足なく、そして他意もなく自分の気持ちを伝えられるので、ご愁傷様でしたは、ビジネスシーンでも問題ないといえます。

気の利いた言葉を探すより「ご愁傷様でございます」の一言を

ただ、もっと自分の言葉でご愁傷様です、という言葉の代わりを探す人もいるかもしれません。ですが、そんな際は往々にして「元気を出して」という良くない言葉を掛けてしまう事にも繋がりかねません。

ビジネスで弔事に出席する必要がでたときは、「ご愁傷様でございます」という一言だけにするよう心がけましょう。

お悔やみの言葉「ご愁傷様です」の正しい使い方を例文で紹介

それでは最後に、「ご愁傷様」の正しい使い方を例文でご紹介します。「どうしてこの言い方が良いのか」という理由も添えてあるので、急な弔事などで迷ってしまった人は、この例文をぜひ参考にしてください。

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例文①「ご愁傷様です」の基本的な使い方

まずは

「この度はご愁傷様です(ございます)。または、(ご愁傷様です/御愁傷様です)。突然のことで驚いております。」

そして、生前の思い出を端的に語ったのち、最後に

「心からお悔やみ申し上げます…さぞお力落としのことと思いますが、どうかお体にさわりませんように…」

という言葉で締めくくりましょう。

例文②遺族を気遣う「ご愁傷様」の使い方

「このたびはご愁傷様でした。ご自身のお体は大丈夫ですか?お疲れでしょう。」

と言う言葉は、遺族を気遣う際に心がけたい「ご愁傷様です」の使い方です。こういった言葉を掛けられると、ご遺族もフッと気持ちが楽になり、喜ばれるでしょう。

例文③葬儀に参加できなかった際の「ご愁傷様です」の使い方

「この度はご愁傷様です(でした)。お悔やみに伺えずすみませんでした。お疲れかと存じますが、何かお手伝いできることがありましたら、お声がけください」

といったご愁傷様の使い方も有効です。

これは、葬儀に参加できなかった際などで、労をねぎらうと同時に、身の周りのことを助け合う協力の思いやりを表す事ができるので、仲のいい人に声を掛けるにはとても安らぐ一言です。

「ご愁傷様です・御愁傷様です」をメールで使うなら共感の言葉を添える

もし直接、言葉で悲しみを伝えるのではなく、メールで「ご愁傷様です。」と送るのであれば、単に送るだけでは心が伝わりません。その際は、しっかりと相手への共感を含み、思いやりを持ったメールを送る様に意識するのが重要です。

「本当に残念でなりません」

「言葉が見つかりません」

「突然なことで動揺しております」

などといった言葉を、「ご愁傷様です」という言葉と合わせて使うと、気持ちが伝わるメールとなるでしょう。

「ご愁傷様です」の意味と正しい使い方を知り社会人として恥ずかしくない対応を!

いかがでしたか!?

今回は、「ご愁傷様です・御愁傷様です」の意味と正しい使い方を例文でご紹介しました。

「ご愁傷様です・御愁傷様です」という言葉は、本来の意味だけでなく、「親しい人に対する同情」や「軽い皮肉」の意味も込めているのがお分かりいただけたでしょう。

そうなると、社会人のビジネスマナーとして、会社の人間や取引先の相手の身内に不幸があった場合に使うのをためらうかもしれませんが、他意がない限りはその心配はありません。少し仰々しくても、きちんと「この度はご愁傷様です」と声をかけるのが正解といえます。

その際は相手を思いやる気持ちを忘れず、決して自分と故人だけの話にならないように注意しましょう。

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2018年5月28日ビジネス

Posted by BiZPARK