【ご無沙汰しております】の正しい使い方 目上の人にも使っていい?

2016年12月4日敬語

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ビジネスシーンでよく使う言葉「ご無沙汰しております」。久しぶりにやりとりする相手と挨拶する際に便利な言葉ですが、目上の人に使っても失礼には当たらないのでしょうか。また、「お久しぶりです」という言葉との違いはあるのでしょうか。言葉の意味や使う際の注意点、返事の仕方などを解説します。

「ご無沙汰しております」の意味

「ご無沙汰」とはどういう意味なのでしょうか。まずはこの意味の成り立ちから見てみましょう。

「沙汰」とは「便り、知らせ」という意味です。「すっかり音沙汰がない」の「沙汰」ですね。「ご無沙汰」とは「便り」が「無い」つまりしばらく連絡していない、という意味になります。それでは、この「ご無沙汰しております」は、電話やメール、打ち合わせなどビジネスの場でも使ってよいものでしょうか。

目上の人にも使っていい?

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「ご無沙汰しております」は、ビジネスの場や目上の人に対して使っても問題はないのでしょうか。

敬語には、大まかにわけて尊敬語、謙譲語、丁寧語の3つがありますよね。「ご無沙汰しております」の「おります」の部分は謙譲語です。そのため、目上の人にも問題なく使える敬語であり、失礼にはあたりません。

2~3か月以上の期間があいたら使おう

「ご無沙汰しております」は、社外の取引先や顧客など、ある程度の期間があいてから顔を合わせたときに使います。では、最後に会ってからどれくらいの期間が経てば、この「ご無沙汰しております」を使うべきシーンといえるでしょうか。

2~3日といったあまりにも短期間で使うのはやはり不自然です。使うべき期間に明確な決まりはありませんが、2〜3か月以上の期間があいたら使うようにしましょう。もちろん場合によっては、1か月で使っても問題ありません。逆に半年、1年といったように大きな期間が空いた場合には、「大変ご無沙汰しております」などと言葉を添えて、より誠意を表すとよいでしょう。

「ご無沙汰しております」に一言付け加えて使うとよい

長らく期間が空いてしまったとき、目上の人に「ご無沙汰しております」と言うときは、相手を気遣う一言などを付け加えることをおすすめします。例えば、「ご無沙汰しております」で挨拶を終えるのではなく、「いかがお過ごしですか」「お元気ですか」「お変わりありませんか」など、その場に合わせた言葉を選んでみてください。

また、「ご無沙汰しており、大変失礼いたしました」といったような、「ご無沙汰」をお詫びする一言を付け加えるのもOKです。ビジネスの場所で失礼なく話を進めるために最初にすべき重要な挨拶と言えるでしょう。

「ご無沙汰しております」に対して返事をするには

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では、メールなどで「ご無沙汰しております」と挨拶を受け取った場合には、どのように返信すればよいでしょうか。この場合、返信する側も「ご無沙汰しております」を使って問題ありません。「こちらこそご無沙汰して申し訳ありません」といった返事がよいでしょう。

また、稀に目上の人から「ご無沙汰しております」と声をかけられることがあります。このとき慣れていないと返答の仕方に困ってしまいますが、「こちらこそご無沙汰しております」という返答でOKです。

「お久しぶりです」との違い

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「ご無沙汰しております」とほとんど同じ意味として、「お久しぶりです」と言う言葉があります。ビジネスシーンにおいて、これら2つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。使い方を間違えると失礼にあたってしまうので注意してください。

「お久しぶりです」は基本的にビジネスの場では使わない

「お久しぶり」ですは「ご無沙汰しております」とは違い、くだけた表現ですから、ビジネスの場では避けるのがベターです。仲の良い同僚同士で使ったり、目上の人が目下の人に使う場面でなければ「ご無沙汰しております」を使いましょう。社外の方に会う場合など、基本的にビジネスの場では「ご無沙汰しております」を使うのがよいでしょう。

打ち合わせなどの場で、目上の人から「お久しぶり」と声をかけられたときは、そのまま返すのではなく、「こちらこそご無沙汰しております」と言い換えるようにすれば、失礼なく返事ができます。

「ご無沙汰しております」の例文

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それでは、「ご無沙汰しております」を使う場合の例文をいくつかご紹介します。

◆大変ご無沙汰をいたしました。お元気でいらっしゃいますか。

◆ご無沙汰を致しまして、申し訳ございません。おかわりございませんか。

◆ご無沙汰しておりますが、いかがお過ごしですか。

◆ご無沙汰いたしまして申し訳ありません。

◆○○の際にお会いして以来、大変ご無沙汰をいたしまして、申し訳ございません。

◆ご無沙汰しておりまして、失礼いたしました。

「お世話になっております」との併用は不自然

長らく連絡を取っていない相手に対してメール、電話などをして、「ご無沙汰しております」と挨拶するときの注意点として「お世話になっております」との併用があります。

ビジネスシーンでは定番の挨拶に、「お世話になっております」というフレーズがあります。長らく連絡を取っていない相手とメール、電話などをする際は、「ご無沙汰しております」と「お世話になっております」を併用しないように注意しましょう。

2つのフレーズを一緒に使うと、「無沙汰なのにお世話になっている」という意味になり、不自然な表現になってしまいます。

もちろん、ケースによっては「いつもお世話になっております。ご無沙汰いたしまして、申し訳ございません」と使う場合もあるかもしれませんが、基本的には「ご無沙汰しておりまして、失礼いたしました」などと使うのが無難でしょう。

「ご無沙汰しております」のような敬語を正しく使えれば、目上の人からの印象も良くなります。打ち合わせなどの場で、敬語がきちんと使えることで「礼儀正しい」「気遣いができる」「常識のある」人だと思われるなどいろいろなメリットがあります。正しい敬語を、ビジネスの場で使いこなしましょう。

敬語を身に着けるには普段から使う意識が重要

敬語には他にもいろいろありますが、敬語を身に着けたいときには練習するのが一番です。なめらかに、自然に口にできるよう慣れていけるよう、普段から使う意識を持っておきましょう。社内での上司との関係がフランクな場合でも、肝心なシーンで違和感なく使えるように敬語で話す癖をつけておくとよいでしょう。

まとめ

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「ご無沙汰しております」という言葉の使い方についてご紹介しました。「ご無沙汰しております」は、ビジネスシーンで目上の人に対しても使える敬語となっています。逆に「お久しぶりです」は、打ち解けた相手でなければ使うのは避けましょう。「ご無沙汰いたしまして申し訳ありません」などと、謝罪の言葉や相手を気遣う一言を付け加えて使うとより自然です。

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2016年12月4日ビジネス

Posted by BiZPARK