会社を辞めたいと思っている入社2年目の方へのアドバイス

2016年11月29日2020年3月31日退職

会社を2年目で辞めるとお金の面で苦しくなる

1つめはお金の話です。いざ辞めると本当にあらゆる場面でお金のやりくりに大変な思いをするでしょう。

会社に居れば、税金の事だって考えなくても払ってくれますし、厚生年金にも加入できます。退職金だって平均で2,000万円くらい貰えるのが一般的ですよね。

会社を辞めるというのは、これらの恩恵を捨てるということを意味します。会社勤めをしてると分からないかもしれませんが、色々優遇してもらっていたんだと、単独で仕事をしてみて初めて分かるものです。

一度冷静になって生活について考えるべき

会社を辞めると、容易にクレジットカード1つ作れません。何よりも大変なのは、家を借りることでしょう。

とにかく、保証人がいなくて困ることが予想されます。無職の人間の保証人になってくれる人は少ないはずです。2年目の辛さはありますが、辞めたいと思った時には、もう1度冷静になって考えた方がいいと思いますよ。

「会社を辞めたい」という気持ちだけで先走るとあとで後悔するかも….

会社を辞めるときというのは、随分強気だったりすると思います。2年目くらいだと、まだ新人気分も残っているでしょう。

「どうだって生きていけるし、周囲の色眼鏡なんて気にしない。」 誰しもが会社を2年目で辞める時はそう思うのかもしれません。ただ、少し期間が経って平静になってくると、そういったことがどんどんコンプレックスになるかもしれませんよ。友だちと遊ぶときにしても「自分だけ無職・フリーターってどうなの？みんな輝いて見えてどんどん大人として成長していくではないか」と感じたりするのです。辞めたいという気持ちが先に立っている時は気付きもしない感覚ですよね。

今後の見通しを立ててから退職を！

辞めた後の展望、見通しを考えていないと、ますます精神的に追い詰められてしまいます。

この展望が全くすっからかんなまま、勢いだけで辞めてしまうと、後悔ばかりが大きくなります。未来の展望が何もないまま毎日を生きるのは、体験した者しかわからない地獄のような日々でしょう。

徐々に減っていく貯金、どんどん仕事に熱意を持ち始める友人、世間の目などなど。全部が全部プレッシャーで、自分自身がまさに全く価値の無いものに思えてきてもおかしくないのです。

もし本当に辞める場合は退職理由を明確に持っておくべき

基本的に、どこの会社も若い人材が欲しいですし第二新卒（新卒3年以内に会社を辞めた人のこと）という制度もありますので、、1年目2年目の転職は比較的簡単にできます。

しかし、2年目にして退職理由が曖昧だと、次の転職先でも「この人は嫌なことがあるとすぐ辞めたいと思ってしまうのかな？」と思われてしまい、採用を見送られてしまう結果となりかねません。会社を2年目で辞めようとしている方は、第二新卒での採用に向けてしっかり理由を考えましょう。

第二新卒での採用にむけて情報を集めよう

万が一本当に2年目で会社を辞めたい場合は、まず次の職場を見つけてからが良いでしょう。辞める前には第二新卒の採用情報を載せている転職サイトに登録した方がいいですよ。

第二新卒は、転職市場で人気があります。ほとんどの企業は、若い人材を求めています。それに加えて、最低限のビジネス研修は受け終えていて、業界の知識も少しだけある、まだ企業や業界の固定観念に染まっていない第二新卒は企業にとってコスパに優れているのです。2年目で会社を辞めたいと思ったら、第二新卒での採用に向けて様々な企業の情報をリサーチしましょう。

2年目で会社を辞めたいと思ったら今後の見通しを考えて入念なリサーチやお金の貯蓄が必要

入社2年目にして会社を辞めたい、と思ったらよくよく次のことを考えてみてください。

辞める理由はたくさんあるかもしれません。しかし続ける理由も考えて、客観的かつ総合的な判断をしてみましょう。そして、辞めるのであれば、その前に次の転職のことも準備した上で、辞めましょう。2年目で「ただ辞めたいから会社を辞める」というのでは、短絡過ぎて、その後の展望がありません。第二新卒での採用に向けて、準備をしてから辞めるというのが一番賢いと言えるでしょう。