転職先で退職証明書が必要になる3つのケース
退職証明書が必要となるケース①:会社が前職を確認したい時
退職証明書が必要となるケースの一つ目は、『転職先の会社が履歴書に書いてある会社で働いていたことを確認したいとき』。
会社は、求人の応募者、あるいは内定者が履歴書に嘘の経歴や会社の名前を書いていないかを確認したいと思っています。履歴書にある、会社へ直接連絡をして、在籍していたことを確認してもよいのですが、応募者が多い場合、それは大変な手間になりますし、確認する先の企業に対しても迷惑です。
退職証明書は信頼に足る書類だから会社が求める
上記のようなときに、手っ取り早い確認方法が退職証明書です。
退職証明書は公的文書ではありませんが、会社が作成・発行し会社の印鑑が押してある書類です。転職先の会社にとっては、十分信頼に足る書類なのです。なので、転職先の会社は、あなたに対して退職証明書の提出を求めるのです。
退職証明書が必要となるケース②:会社が退職の事実を確認する時
退職証明書が必要となるケースの二つ目は、『転職先の会社が、あなたが確かに、前の会社を退職していることを確認したいとき』。会社にとって、前の会社を退職していない人を雇うのは、リスキーです。
転職先の会社自体が、社員の副業や会社のかけもちを禁止している場合もありますが、前の会社を退職していない人と労働契約を結ぶことで、その会社との間、トラブルが起きる可能性もあります。
退職証明書ではなく離職票を求める場合もある
リスクがあるからこそ、転職先の会社は、あなたが前の会社を退職しているという、確かな証拠を求めるのです。
退職証明書のかわりに、離職票の提出を求める会社もあります。また、退職前に転職活動を始める場合、退職証明書の代わり、退職予定証明書を転職先の会社へ提出することになります。
退職証明書が必要となるケース③:給与や待遇を決める際の参考
退職証明書が必要となるケースの三つ目は、『転職先の会社があなたを雇用するにあたって給与や待遇などの条件を決めるための参考にしたいとき』。
退職証明書には、給与・在職期間・役職や地位・業務の種類など、あなたが前の会社でどのような仕事をし、どのくらいの給料や待遇で働いていたのかの記載があります。会社は、この記載を参考に、あなたの給与や転職後の待遇などを決めるのです。
退職証明書における必要な記入項目も確認しておくと良い
会社に退職証明書を請求するときには、転職先の会社が、退職証明書でどのような情報を知りたいと思っているのかを考える必要があります。退職証明書の提出先が決まっている場合には、必要な記入項目について、提出先に確認しておくとよいです。
退職証明書は会社が本人の前職・退職の事実・以前の給料や待遇を確認するのに必要
退職証明書が転職先の会社で必要となるケースについて解説してきました。
退職証明書が転職先の会社で必要となるケースです。退職前から転職先の会社に提出しなければならないことが分かっているときはもちろん、これから転職活動を始めるぞという場合でも、退職証明書は忘れずにもらっておきましょう。
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