年末調整後に12月給与が多い疑問について

2016年11月29日2020年3月31日年末調整

そもそも固定給とは

社会人という立場はいきなり大人にさせられた気がして疑問と思うこともたくさんあるでしょう。なかなか一から説明してくれることもないので、疑問がたくさんあるのは当然のことです。12月給与に関してのみではなく、お給料には疑問が多いことかと思います。そんな疑問を少しでも解決していくことが社会人として大切なのです。

一定時間働けば一定の金額が支払われるのが固定給

アルバイト時代は時給だった方も多いのではないでしょうか。固定給とは？という疑問も生まれてくるかと思います。固定給がわかってくれば、12月給与についてもよく理解できるはずです。

「固定給制」とは「一定の時間働けば、一定の金額が支払われる」という、固定的な賃金のことを指します。この固定給は通常「基本給」と「諸手当」に分けられている場合がほとんどです。みなさん雇用契約書はきちんとご覧になりましたか？固定給でも内訳があり、会社からはそれが提示されているはずです。疑問は晴れましたでしょうか。まだまだ疑問の残る人は、契約書をきちんと読み直して、自分の仕事にいくらのお金が払われているのか確認してみましょう。そして、年末調整の時にはその固定給に税金も関わってきます。固定給の疑問を解決し、12月給与を見て驚かないようにしっかり確認しておきましょう。

12月給与が多い疑問

社会人になって固定給をもらってボーナスも出るようになります。12月給与に限らず、お金の変動が多くなれば、疑問も多くなることでしょう。

昇給月意外は基本的には全く同じ給与かと思います。しかしながら12月給与だけいつもと違い疑問に思うこともあるかもしれません。多いことがほとんどかと思いますが、なぜ12月給与では、ボーナスでもないのに金額が増えているのでしょう。その理由をご存じでしょうか。この答えは年末調整にあります。

年末調整のために12月給与は額が上がりやすい

年末調整の書類を書かされたことがあるかと思いますが、中身を理解できていましたでしょうか。疑問だらけの年末調整も、きちんと理解すれば、12月給与の上がり方も予測できると良いかと思います。

そもそも年末調整とは税金を調整しているのです。給与からは毎月毎月、常に税金が支払われています。会社が支払ってくれているため、実際には給与から引かれているような状態です。毎月毎月の支払では、1年間の収入金額からみて、正しい納税が行われているかはわかりません。そこを12月の年末調整で調整していくのです。その調整の中で返ってくるお金があることがあります。そのお金を還付金といいますが、還付金は12月給与で支払われます。そのために12月給与はいつもより額が上がりやすいのです。年末調整の疑問は晴れましたでしょうか。わからないままで損をしないように疑問は会社の人に聞くなどして、晴らすのも一つの手でしょう。

年末調整で12月給与が上がる疑問

年末調整で税金として支払ってきた金額が多すぎたりして、お金が返ってくるという仕組みはわかりました。では、12月給与では実に際どういった税金が返ってきているのでしょうか。社会人になって初めての疑問にも、そして、なんとなくサインのみだった人の疑問にもわかりやすくお答えしたいと思います。

12月給与で生命保険や住宅ローンなど控除されたり払いすぎた税金が返ってくる

年末調整でよく関係してくるのは生命保険と住宅ローンです。その理由はこれらに支払っている分は自分の収入から差し引かれるからです。ここでよく疑問に思われるのですが、そもそも税金というのは収入額に応じて決まってきます。収入が変わってくると必要な税金は変わってくるのです。つまり、生命保険や住宅ローンを支払っている人は会社が多く税金を支払ってしまっているのです。その分を返してもらうのが年末調整です。疑問は晴れましたでしょうか。

多く支払ってしまっている分は12月給与で戻ってきます。12月給与が多くなるのはこのためなのです。仕組みを知っていると理解は簡単ですが、知らないと損をしてしまいます。戻って来るべきものを申請しないと二度と帰ってきません。疑問をすっきりさせて社会人として絶対に知っておかなければならない年末調整をぜひ理解しておいてください。

12月給与が多くなる疑問の答えは年末調整で納めすぎた税金が返ってくるため

12月給与が多いという疑問は年末調整を知ることで解決することが出来ます。年末調整では生命保険や住宅ローンを含め、支払いすぎていた税金を知ることができ、そしてその分が返ってくるチャンスです。言葉は知っていても中身を理解できていない人が多いのですが残念ながら損をするリスクがあります。まだまだ年末調整や確定申告ではたくさんの疑問が生まれることかと思います。年末調整のお陰で払いすぎた税金が戻って来るのであれば、それにはしっかりとした申請をする必要がありますし、様々な疑問は年末調整を迎える前にしっかりと調べておくと良いでしょう。今年の年末調整はきちんと申請をして、12月給与で驚かずに受け取りましょう。