源泉徴収票の取り扱い方と再発行する場合の注意点

2019年8月7日2020年4月8日源泉徴収票

アルバイトなら源泉徴収の仕組みを理解する

正規雇用で仕事をしている場合は、毎月の給与が一定になっているのが一般的で、源泉徴収について深く理解している必要がないことが多いです。しかし、アルバイトスタッフとして仕事をする場合は、給与が時給制なので、源泉徴収の金額も常に変動しています。

きちんと源泉徴収について理解しておくことで、納める税金の金額を把握しやすくなります。

源泉徴収票の読み方を知る

毎月行われている源泉徴収で差し引かれている金額は、給与明細書に記載されています。そして、年末になると、年末調整・確定申告といった納税手続きを行うために、源泉徴収票が発行されるのですが、源泉徴収票にはより詳細な情報が記載されることになります。

源泉徴収票に記載された情報の読み方を正しく理解しておくことで、手続きを容易に進めることができます。

アルバイトの勤務先が複数ある場合は源泉徴収票の扱いに注意する

源泉徴収票というのは、給与所得を得ている企業から発行されるものです。正規雇用の場合、1社だけで勤務していることが多いため、源泉徴収票も1枚だけになるのが普通です。

しかし、アルバイトの場合は、複数の仕事を掛け持ちしていることも多々あります。勤務した経験のある企業の全てから、源泉徴収票を発行してもらわなければならないことに注意が必要です。

源泉徴収票の発行時期に気をつける

源泉徴収票は、給与を支払った企業に発行義務がある書類なので、勤務経験のある人から請求をしなくても、発行されることになっています。

しかし、既に退職している企業の場合、年末調整が行われる時期までに発行してもらえるとは限りません。年末調整だけで税金の処理を完了させたい場合は、以前の勤務先に連絡を入れて、早めに源泉徴収票を発行してもらう必要があるのです。

アルバイト先より源泉徴収票を発行されたらきちんと管理する

企業によっては、年末調整の時期になる前に、一斉に源泉徴収票を発行していることもあります。アルバイトは、源泉徴収票を使用する場面を把握していないことも多いのですが、発行された書類については、きちんと管理するようにしなければなりません。紛失してしまうと、年末調整の手続を進めることができなくなります。

源泉徴収票は再発行することができる

源泉徴収票を紛失してしまった場合は、早めにアルバイト先に連絡する必要があります。源泉徴収票という書類は、再発行をすることができる書類なのです。再発行をするのに時間がかかってしまうこともあるため、早めに申請をすることが大切です。

年末調整の時期はどの企業も繁忙期となり、再発行の申請に速やかに応じることができない場合が出てきます。

源泉徴収票は大切に保管！再発行が必要ならアルバイト先に申請する

アルバイトの場合でも、給与所得を得ている以上、必ず源泉徴収票が発行されます。年末調整や確定申告をする場合には、雇用形態に関わらず、源泉徴収票の提出が義務付けられています。

手続きを進める前に源泉徴収票を紛失してしまった場合は、早めに申請をするように心がけなければなりません。再発行には時間がかかるケースがあります。