４月から新入社員になった際のバイトの源泉徴収票について

2017年1月16日2020年3月31日バイト, 新入社員, 源泉徴収票

年末調整の所得税を計算するのに必要な源泉徴収票

4月から新入社員の方は、会社から源泉徴収票を提出するようにいわれる場合があります。 今年の3月まで学生で、アルバイトをしていたとしましょう。会社からの提出書類の案内に、「所得証明書(源泉徴収票) 平成28年分」との記載がありました。

市役所にて所得証明書の発行をおこないますが、最新のものを出してもらうと一昨年分の所得証明書を発行される場合があります。そういった場合はその源泉徴収を提出して問題ないのでしょうか。

源泉徴収票はバイト先に発行してもらえる

こういった場合に会社が提出してほしい源泉徴収票とは、今年の1～3月までのバイト代の分です。会社は、学生としてバイトをしていた1～3月分と4～12月分の給料を合算して年末調整をおこないます。したがって、源泉徴収票が必要になるのです。源泉徴収票を発行してもらうには、アルバイト先にお願いしましょう。年末調整は11～12月ごろにおこなわれますのでそれまでに準備できれば問題ないとはいえますが、提出書類ですのでなるべく早く用意するようにしましょう。

オークションの収入は？

新入社員として4月から働く際に源泉徴収票を提出するようにいわれた場合、オークションによる副収入がある人はどうなるのでしょうか。アルバイトの場合はアルバイト先企業に源泉徴収票を発行するようにお願いできます。しかし、オークションでの収入に関しては源泉徴収票を会社に提出できないと悩む人も多いでしょう。では、オークションの収入を申告するにはどうすれば良いのでしょうか。

オークションの収入に対して源泉徴収票は必要ない

実は、オークションの収入に対して源泉徴収票を提出する必要はありません。オークションの収入は雑所得となりますので、給料のうちには入らないのです。給与収入分は年末調整を受けていて雑収入が20万円以下の場合は確定申告の必要はありませんが、アルバイト等複数の給与収入があり20万円以上オークションでの儲けがある場合は、確定申告をして税金を納める必要があります。

新入社員は1～3月のアルバイト分の源泉徴収票を会社に提出する

会社では、年末調整をするために、入社する前の1～３月にバイトしていた分の源泉徴収票が必要になります。アルバイト先に発行してもらうようにお願いしましょう。なお、アルバイト代が年間の所得103万円を超えるのであれば、自分で確定申告をする必要があります。