入社式後に研修を行う目的と修了後に仕事を辞める人の理由
入社式後の研修の目的とは?
入社式後に行う研修には、いったいどのような目的があるのでしょうか。ここでは、入社式後の研修について目的や内容を紹介していきます。
ビジネスマナーや企業の枠組みについて理解を深める
「報連相」をはじめ、言葉遣い、電話のかけ方、名刺交換の仕方、来客応対の仕方などのビジネスマナーの研修内容が多いようです。また、経営理念についての研修もあります。
そして仕事全体の流れでは、おおざっぱに企業の枠組みについての理解を深めていくものになっているのです。新入社員同士の絆を深めるために、参加型の意見交換などが行われますが、宿泊型の場合は朝から晩まで研修をし、レポート作成などがあるでしょう。
仕事の実務よりもチームワークなどを重視する研修が多い
研修では努力して仕事を成し遂げるという事以外に、チームワークや思いやり、気配りなどの人間関係を、入社前に深める事を目的としているケースが多く、先輩社員を招いたりして交流を深めます。
新入社員研修の修了後に仕事を辞める場合にはどういった理由が?
入社後の研修が無事に終わり、配属先が決定!ようやく社会人としてスタートが切ったという喜びもつかの間。いきなり仕事を辞める人がいます。
果たして、つらい研修を経たのにも拘わらず、どうして仕事を辞めてしまうのでしょうか。
理由①配属先で失敗を繰り返し自信を失ったため
研修は、インストラクターが手ほどきをして指導してくれます。しかし、配属先ではインストラクターはいませんよね。
しかも、研修はメモの取り方や言葉遣い、電話応対などの一般的な社会人教育なので、配属先の仕事は全く0からスタートします。新人社員が一人前に仕事ができるようになるまでには、ある程度の一連の流れを経験しないとわかりません。そのときに失敗を繰り返し、自信を失って退職をしてしまう新人社員がいるのです。
理由②「思っていた仕事と違う」といった現実とのギャップにショックを受けるため
入社式後の研修は、一般的な社会常識や社会人としての心構えが徹底されます。しかし、実際の仕事は研修で学んだことの応用に次ぐ応用です。
思っていた仕事と全然違う。応用を習っていないと思ってしまい、どんどん仕事が嫌になり、数週間のうちに退職してしまう場合があるのです。
研修修了後に仕事を辞めないためには?
新入社員研修の修了後に仕事を辞めるには、それぞれ理由があります。しかし、共通していえることは一人で判断している点です。
仕事で失敗を繰り返す、現実と理想のギャップにショックを受けて辞める。一人で判断している方が多いのです。同じ悩みを乗り切った人たちが周りにいる事を、忘れないようにしてくださいね。
対策①先輩社員にフォローを頼む
入社後の研修のように、1から10までフォローしてくれるわけではありません。しかし、仕事で先輩や上司にフォローを頼むことは悪くありません。
失敗がわからないから起きるなら、わからない事を聞きましょう。その際「わからないので教えてください」ではなく、「●●までは理解してますが、●●がわかりません」と聞き方に気を付けましょう。
対策②悩みや不安を先輩や上司に相談
現実と理想に、ギャップを感じているなら相談しましょう。ここで研修で学んだ「報告・連絡・相談」が活かされます。
判断は自分がしますが、人の意見を聞いてからでも遅くはありません。みんな同じように悩んで乗り越えているので、辞める前に相談しましょう。
入社式後の研修は仕事への理解を深めるため!修了後辞めないためには先輩にフォローしてもらおう
入社式後の研修を修了した後に、仕事を辞める人の理由はおわかりになりましたでしょうか。
研修では、実務的な業務研修の他に、チームワークや絆を深めるといった、仕事に対する姿勢などを学ばせる企業が多いようです。また、インストラクターを付けたりと「甘やかし過ぎ」な研修を入社前にしてしまうと、入社後の新入社員の離職率が増えてしまうそうですよ。研修と実務のギャップの差があるようですね。
そういった状況に陥らないように、しっかりと気持ちを引き締めて入社式後の研修に臨むようにしましょう。
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