「親睦を兼ねて」の意味と親睦会・送別会を行う際のポイント
「親睦会」の目的
それではまず、親睦会や送別会を行う際の注意点やポイントを紹介する前に「親睦会」の意味と目的についてしっかりと把握しておきましょう。なんとなく親睦会という言葉は知っているけれど、しっかりと意味や目的がおさえられていないといった方はこちらでしっかりと覚えておいてくださいね。
集まった参加者同士の親交を深める
親睦の意味を調べると「仲良く接する事」や「親しみ合う事」という意味であるのがわかります。また親睦会を開催する目的は、集まった参加者同士の親交を深めるためです。親睦会の意味と目的をしっかりと把握しておいてくださいね。
「親睦を兼ねて」とつくと親交を深めるのが一番の目的となる
みなさん、飲み会のお誘いをうけた際に「親睦を兼ねて飲み会を開催します」など、「親睦を兼ねて」という言葉を聞いたことはありませんか?この「親睦を兼ねて」はどのような意味合いで使われているのでしょう。
「親睦も兼ねて飲み会を開く」という場合、本心はお酒を飲みたいがための集まりだが、お互い親しく接近するということも期待して、という意味合いで使われている言葉です。よって、「親睦を兼ねて」という言葉がつくと、第一番目の目的は飲むことではないですよ、親睦を深めることですよということになります。
送別会の目的
前述において「親睦を兼ねて」や、親睦会の目的について紹介してきました。続けて送別会の目的についても紹介しますので、しっかりと把握しておくましょう。
「定年・自己都合」による退社や異動を見送るのが目的
送別会は、たとえば「定年退職」 「寿退社」「自己都合による退社」「異動」などの理由により、これまで同じ職場で働いていた人が、その場を離れる際に開かれる会となります。その場を離れる方を会に集まったみんなで見送るのが目的となります。
「送別会を兼ねて」といわれる場合もある
先ほどは「親睦を兼ねて」という言葉について紹介しましたが、覚えていますか?「親睦を兼ねて」といった言葉の他に、「送別会を兼ねて飲み会を」といわれる場合もあります。
「親睦を兼ねて飲み会」となれば、親交を深めることが第一の目的で飲み会は二の次。これと同じように「送別会を兼ねて飲み会を」といった場合は「送別会」が第一の目的となり、飲み会は二の次ということになります。
親睦会・送別会を行う際のポイント① 予算の決定
親睦会や送別会を行う際に注意しておきたいポイントはいくつかあります。そのポイントの1つ目を紹介します。1つ目のポイントは予算についてです。
予算は責任者と相談して決定する
親睦会や送別会を行う際に、まず気にするポイントとしては予算についてです。予算を決定する際には、以下の点などを考慮に入れてください。
・個人負担(会費制)/会社負担
・男性と女性の参加費を同額にするか
これらを、必ず責任者と相談して予算の決定をしてください。
親睦会・送別会を行う際のポイント② 日程の調整
先ほどは、ポイントの1つ目として予算の決め方について紹介しました。続いては2つ目のポイントです。2つ目は、親睦会や送別会を行う際の日程に関してです。
主役と多くの人が参加できる日にする
日時は、以下の点などを考慮に入れて日程を決定してください。
・主役の退職日、異動日
・業務に支障がない日
・主役、所属長が出席できる日
・なるべく多くの人が出席できる日
・発起人やその会の責任者が出席できる日
以上です。主役が出席できるというのはもとより、なるべく多くの人が参加できる日にするのがポイントといえます。
親睦会・送別会を行う際のポイント③ 役割をしっかり決める
ここまでで、予算や日程のポイントをおさえたら、親睦会や送別会を開催したときの役割に関してもしっかり決めていくのがポイントです。ではどのようなところを考慮して役割を決めていけばいいのかを紹介します。
役割はできるだけ細かく決める
役割を下記のポイントを考慮しながら決めましょう。
【前日まで】
・会場選定、予約、会場との打ち合わせ
・当日のプログラム企画、準備
・主役および参加者への案内、参加人数のチェック
・会計
【当日】
・司会進行係
・撮影係
・準備サポート
・会計 など。
小規模な会であれば、幹事がすべての役割を兼務することもあります。
親睦会・送別会を行う際のポイント④ 案内状
最後のポイントは、案内状に関してです。ここでは案内状を作成する際の構成、さらには今すぐ参考とできる案内状の例を紹介しますので確認しておいてください。
案内状の構成を紹介
案内状を作成する際には、下記のポイントを参考としてください。
1.案内文には最初に拝啓、最後に敬具といった決まり文句、さらには季節の挨拶文を書く。
2.日頃お世話になっている御礼や労いの言葉を書くこと。
3.親睦会の目的や参加のお誘いの言葉などを盛り込む。
4.日時・場所、会場の地図は必ず入れる。
以上、1〜4の手順で作成していくと綺麗な構成となります。
案内状の例
案内状の具体的な例を下記にご紹介します。どのように案内状を作成していいかわからないという場合は、ぜひ参考としてください。
【親睦会のご案内】
○○会幹事 宮崎 太郎
拝啓
皆様におかれましては、ますますご清栄のことと心よりお慶び申し上げます。
平素は弊社に多大なお力添えを賜り、厚く御礼申し上げます。
当日は親睦を兼ねて、楽しい会にする予定でございます。
ぜひとも皆様万障お繰り合わせの上、ご参加下さいますようお願い申し上げます。
敬具
記
日時 平成○年○月○日
1.総会 ○時〜(受付開始 ○時)
2.親睦会 総会終了後(21時終了)
場所 ○○ホテル 地図
(○○駅南口徒歩1分)
住所 ○○市○○町39-39
tel. ○○−(○○○)○○○○
駐車場有39台収容
受付にて本状をご提示下さい。 会費 3,900円(当日会場にて承ります)
お問合せ先:〒○○○−○○○ ○○市○○町3-9-39
担当:総務部 宮崎 太郎 tel. ○○−(○○○)○○○○
恐れ入りますが、◯月◯日までに出欠をお知らせください。
親睦を兼ねての意味をおさえ、親睦会や送別会を開く際は多くの人が集まる日程調整をするのがポイント
「親睦を兼ねて」の意味と、親睦会や送別会を行う際のポイントを紹介してきました。参考となりましたでしょうか?ここまでで紹介してきたように、「親睦を兼ねて」とつくと、あくまでも親交を深めるのが1番の目的となりお酒を飲むといったことは二の次となります。
親睦会を兼ねて送別会などを開催する際、幹事をされる方は今回紹介したポイントをしっかりとおさえて、素敵な会を開いてください。
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