公認会計士の仕事内容が激務と言われる理由と気になる年収

2017年6月30日公認会計士

公認会計士とは

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公認会計士の仕事内容が、激務できついのかどうかを調べる前に、そもそも、公認会計士の仕事って何かを知っていますか?

企業会計を監査し財務諸表の監査証明を出す専門家

公認会計士はまず会計の専門家であるというのを頭に入れておきましょう。各国の制度により仕事内容の範囲や比重は異なりますが、共通して会計監査 (財務諸表監査)を独占業務としています。 そのほかに経理業務やコンサルティング業務、税務業務も行うのが公認会計士です。

簡単に説明すると企業会計を監査し、適性不適正の判定をして、財務諸表の監査証明を出すのが仕事です。

公認会計士の具体的な仕事内容とは

上記では公認会計士の職種に関して簡単に紹介してましたので、なんなく公認会計士について理解できたと思います。

では、ここで激務できついといわれている公認会計士の具体的な仕事内容について紹介していきますので、どういった仕事内容を公認会計士がするのか、把握しておきましょう。激務できついと言われる公認会計士の仕事内容を大まかに分けてみていきましょう。

公認会計士の仕事内容① 監査

公認会計士の仕事といえば、まずは監査です。監査は、公認会計士だけが独占して行えます。会社が作成した損益計算書や貸借対照表等の財務諸表を正しいのかどうか監査をし意見を述べる業務となっています。

ただし、企業の大規模化に伴い、公認会計士が単独で監査を行うケースは年々少なくなっており、たいていは公認会計士の集団である監査法人の一員として監査を行います。

公認会計士の仕事内容② 会計

公認会計士・監査法人の一員として行う会計は、税務以外の経理一般の業務となります。より詳しく説明すると、財務諸表の作ったたり、財務や会計に関する指導や助言をしたりします。

公認会計士の仕事内容③ コンサルティング

公認会計士や監査法人の一員として行うコンサルティングは、企業の経営に関する立案・指導・助言等を行う経営コンサルタント業務、株式公開コンサルティング、システムコンサルティングなど、様々です。独立開業して成功している公認会計士の多くが、コンサルティングにも注力しています。

公認会計士の仕事内容④ 税務

税務とは、税務書類の作成や税務申告の代理および税務に関する相談などを指します。そもそも、税務は、税理士の固有の仕事ですが、公認会計士は、税理士となる資格を有しているため、登録さえすれば、税理士としての税務もおこなえるのです。 税務の場合は、法人のみならず個人もクライアントになりえるので、独立開業した多くの公認会計士にとって、税務が収益の柱となっているのが一般的。

公認会計士の仕事が激務と言われる理由

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多数のクライアントを受け持つから

公認会計士は前述でも紹介したように、会計の専門家です。会社に何人もいるわけでもないです。ですから必然的に、1人の公認会計士が受け持つクライアントの数も多くなります。それは、1つの会社の監査を終わらせても次の会社。またその次とやってきます。これが公認会計士の仕事内容が激務と言われる理由です。

基本的に定時に帰れることはほとんどない

監査法人の一員・公認会計士は、膨大な数の書類をチェックしなければいけません。そのため定時に帰れる日はほとんどないといっていいでしょう。終電まで残業しなければいけないだけでも激務できついのに、そのうえ、作業が終わらなかった仕事を自宅に持ち帰らないといけないなんてこともあるようです。

決算時期がまさに激務

決算期の監査法人、公認会計士はまさに激務できついようです。家に帰れる日がほとんどない状況になります。監査法人、公認会計士は大量の案件を効率よく処理するスピードが求められ、そのスキルを専門的に身につけている職種ですが、全身全霊で仕事をしても、決算期はかなり激務できついようです。

公認会計士は激務に見合う年収を貰えるの?

激務できつい状況が続く公認会計士ですが、その年収はどれくらいなのでしょうか。超難関と言われる厳しい国家試験をクリアし、仕事内容において激務できつい状況であっても収入が高ければモチベーションを維持できそうですよね。とある公認会計士の専門学校では、公認会計士の初任給について触れています。

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公認会計士の初年度の年収は500 ~ 600万円

公認会計士になると、いきなり独立という人はほとんどいないでしょう。多くは監査法人に勤めるのですが、そこでの月収は約30万円前後といわれています。そしてボーナスが年4ヶ月あるので、30×16=年収480万円となります。

そこに公認会計士の仕事内容は激務であり残業が多いので、多くの残業代が支給されます。そうなると、公認会計士の初年度の年収は500~600万円くらいの方が多いようです。また、公認会計士は、監査のための出張が年間を通して多くあります。そのため出張手当なども見込めます。

初年度の年収が600万円というのは、激務できつい状況でも仕事を乗り切るモチベーションを維持できる額といえるのではないでしょうか。

大手の監査法人に就職できれば福利厚生も充実

また、大手の監査法人であれば、スポーツクラブや別荘などを格安料金で利用できたり、激務で長時間労働になるため、社内のマッサージルームを利用できるところもあります。

基本的に仕事内容は激務できついですが、大手の監査法人は育児や介護による休業制度を設けているのが一般的ですので、休職と復職がしやすく、長く働きたい女性には特に向いているかもしれません。

公認会計士の仕事内容が激務なのは多数のクライアントを持つから!年収は初年度でも500万円以上

いかがでしたでしょうか。公認会計士の仕事内容は、激務度合いに関しては独立をしない限り基本的には、やはり激務できつい事が多い様ですね。 また、給与も初任給は非常に高倍率な難関資格を取得しているという事もあり、高い水準で得られるようです。公認会計士はあこがれだけで、なれるものではありませんが、仕事内容や給与に惹かれたのであれば、勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

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Posted by BiZPARK