健康診断を会社で受ける際に保険証を提示する理由と必要性
なぜ保険証を提示する必要がある?
健康診断での保険証提示の必要性を見ていく前に、まずは保険証の使い道を見ていきましょう。
どういった時に保険証の提示を求められ、保険適応となるのでしょうか?
保険証を提示すれば医療行為を3割負担で受けられる
保険証を提示することで、医療行為を3割負担で受けられます。健康診断は、現在の健康状態を診断して、必要であれば治療を行います。診断に関しては保険適応外となりますが、すぐに治療を行うのであれば保険適応となるので、保険証の提示を求められます。
健康診断で保険証を提示する理由
会社は国の法律で労働者に健康診断を受けさせることを義務付けられています。そのため、健康診断にかかる費用は全て会社が負担することになります。保険証は不要となりますが、異常が見られた場合の再検査の費用も会社が負担してくれる場合は、保険証を提示しなければなりません。
健康診断をしてそのまま治療するケースもある
会社の健康診断を行った際に、重大な疾患が発見された場合、その真偽を確かめるためにより精密な検査を行うケースがあります。健康状態を確認するために検査をする場合は保険適応外ですが、異常がある見込みがあったり、ほぼ確定の場合の検査は保険適応内とされます。
保険証を提示しなくても受けられますが、後日領収書を提出して返金してもらう手間がかかります。
有料オプションを受ける場合は保険証が必要
健康診断を受ける際、有料オプションである検査を受ける場合には、保険証の提示が必要になります。これは、有料オプションの分は会社側は基本的に負担してもらえないからです。
保険証を提示しなければ、全額負担で支払うことになります。
有料オプションを受ける際に保険証があれば後日返金になる場合も
健康診断の当日になって、急に有料オプションを受けたくなったとしても、保険証を持っていなければ後日返金してもらうか、全額支払うことになります。
そして、有料オプションの存在も知らずに健康診断を受けることで、当日になって有料オプションの検査を受けたくなる場合があります。
その際には保険証が必要になるので、有料オプションの検査を受けるかどうかを予め決めておきましょう。
会社の健康診断は必要最低限のみ!それ以上は保険証の提示で3割負担
保険適応は医療行為のみになるので、健康診断は保険適応外となります。お金の面では保険証は必要ありませんが、医療機関で健康診断を受ける場合には、保険証の提示を求められることがあります。
保険証は身分証明にもなる重要な証明書です。常に財布の中に保険証を入れておけば、出先で病院に行くことになっても対応できます。会社の健康診断の際には、医療行為となる検査に移行できるよう、必ず保険証を提示することが大切です。保険証が無くても受診できますが、本当の意味で健康診断を活用するためにも必ず持参しましょう。
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