健康診断前日に運動をしても大丈夫?運動をしても良い・悪いの判断
健康診断前日に運動をしても大丈夫な人とは?
健康診断の前日に運動しても問題ない人もいます。それは、常に運動をされている方です。
例えば「通勤の際、毎日ロードバイクで片道5~10キロを毎日往復しています」「帰宅してから週3日は10キロ走っています」のような人でしたら問題ありません。
理由として、常に運動を心がけているため急激な数値の変化が発生しにくいためです。
健康診断前日の激しい運動は×!軽い運動程度なら○!
とはいえ、健康診断前日に激しい運動をすると、誤差が生じる可能性はあります。そのため、健康診断前日はロードバイク通勤の人でしたら電車やバスを利用する。帰宅してから走っている人はランニングする日でも走らずにウォーキング程度に済ます、などの対策程度で良いでしょう。
健康診断前日に運動をしてはいけない人
次に紹介するのは健康診断前日に運動してはいけない人です。常に運動緒行っていない人は、これに当てはまります。
健康診断の前日に激しい運動をすると、急激に動かされた体が驚き、体内の数値に異常が発生します。普段は血圧が安定しているのに、「高血圧に変化している」「肝機能の障害がある」「蛋白尿が陽性」などと言われてしまいます。
健康診断前日に無理な運動しない
健康診断前日にいつも運動していない人が一夜漬けで運動をしても、喜ばしい結果は出ません。下手すると上記のような症状に発展する可能性があります。
そのため、運動していない人の場合は、健康診断前日は安静にして健康診断に臨むようにしましょう。
急激な運動によって発生する蛋白尿
先ほど触れた「蛋白尿」についてここでは触れていきます。普段から運動している人は例え前日に軽い運動を行っても、体が慣れているため数値に若干の変化程度しかおきません。
しかし、普段から運動をしていない人が「痩せるぞ!」と言って急激に運動すると、蛋白尿と勘違いされる可能性があります。ではこの蛋白尿とはどんな症状でしょうか?
急な運動によって起きる「蛋白尿」は腎臓の病気
蛋白尿は、簡単に言うと腎臓の病気です。もともと腎臓は「糸球体」と呼ばれるところで、腎臓の中に流れ込む血液を必要なもの以外はろ過する働きがあります。
その際、蛋白尿は100%全てろ過できませんが、その後の尿細管と言われる細い器官で処理されますので普段は問題ありません。
しかし、蛋白尿が上手にろ過されないと、尿に蛋白が溜まってしまい「慢性腎炎」という厄介な症状に発展します。すると、「血尿」「目眩」「高熱」といった生活に支障をきたす症状に発展していきます。
この蛋白尿は、激しい運動を行った際にも発生します。激しい運動をすると、腎臓の機能が一時的に低下して蛋白尿になりやすくなります。
そのため、健康診断前日に激しい運動を行うと、「貴方は蛋白尿の疑いがあります」と言われる可能性があるのです。
普段から身体を動かしているかどうか!健康診断前日は運動を避けて安静に!
以上となります。確かに健康診断の前日に少しでも運動をして、数値を下げたいというのは分からなくもありません。しかし、その運動によって正常な数値を測れずに重要な病気を野放しにする可能性もあります。そして先ほど紹介した「蛋白尿」と間違われる可能性も否定できません。
そのため、常日頃運動している人以外は、健康診断前日は運動を避けて普段通りの生活を送るようにしましょう。
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