アルバイトが受け取れる有給休暇時の給与の金額
アルバイトでも有給休暇を使用できる
有給休暇というのは、労働者の基本的な権利の1つとして認められているものです。正社員が使用しているケースが多いですが、アルバイトなどの非正規雇用の従業員にも、有給休暇を取得することは認められているという点に注意してください。
ただし、正社員とアルバイトとでは、有給休暇を付与される際のルールに違いが生じるケースもあるため、確認しなければなりません。
まずは、取得できる有給休暇の日数を把握する
有給休暇といえば年20日間と考えている人は多いです。しかし、年20日間が認められているのは、あくまでもフルタイムで仕事をしている人の場合です。
アルバイトであっても、フルタイムで仕事をしていれば年20日間になりますが、たいていのアルバイトは日数が少なくなります。自分の就業日数、労働時間などを再確認して、正確な日数を把握する必要があります。
有給休暇時の給与の金額は、雇用契約で決まっている
アルバイトの場合は、賃金を時給制で受け取っていることが一般的です。有給休暇を取得した日の賃金の金額がどのように決まるかは、雇用契約で定める場合が多いです。
自分の雇用契約をきちんと確認して、金額を把握しておかなければなりません。よく分からない場合は、総務担当者や給与計算担当者に問い合わせる必要があります。
基本的には「時給×所定の労働時間」で金額を求める
有給休暇を取得した日の賃金の金額は、特別な定めがない限り、時給に所定の労働時間を乗じることで計算します。たとえば、時給800円で1日4時間という雇用契約を締結している場合は、有給休暇の金額は800×4=3,200円となります。
金額の算出方法を知りたい場合は、給与の担当者に確認することをオススメします。
アルバイトが有給休暇を取るときの注意点とは?
アルバイトの場合は、毎日仕事をしているわけではないため、正社員と同じように有給休暇を取得することはできないことがあります。
企業によって、定めているルールに違いがあるので、有給休暇を取得したいと考えた場合は、あらかじめ取得方法を確認しておかなければなりません。自分勝手に有給休暇の申請をしてしまうと、職場の雰囲気を乱してしまい、結局は自分が困ることになります。
有給休暇は連続で取得しないよう注意
有給休暇を数日間取得するのができる状況であっても、できるだけ分けて取得するのが望ましいです。たとえば、週に2~3日間のアルバイトをしている場合で、まとめて2~3日の有給休暇を取得してしまうと、1週間全くアルバイトに出ない状態になります。
上司の承認を得られていれば問題ありませんが、このような取り方では職場に大きな迷惑がかかってしまいます。1日ずつ取得するのが好ましいのです。
アルバイトが受け取れる有給休暇時の給与の金額は「時給×所定の労働時間」
アルバイトが受け取れる有給休暇時の給与の金額について紹介しました。正社員と異なり、アルバイトの賃金は時給制となっている場合が多いので、有給休暇の金額についても計算しやすいです。
個別の契約があれば、その契約に従うことになりますが、一般的には単純な計算で金額を求められるようになっています。有給休暇を取得する前に金額を計算しておくことで、計画的に有給休暇を取得することができますよ。
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