時給を上げる交渉術と注意点2つ【アルバイト編】
アルバイトで時給を気にせず「何となく働いている」のは危険
アルバイトは最初から時給が分かった状態で求人が出ています。そのため、応募されている時給を受け入れるのが応募する条件になっているともいえます。いわば企業からすれば、この時給で働いてくれる人が来てくれれば問題ないと思っているのです。
確かに、アルバイトを始めたころは労働者側も提示された時給で仕方ないでしょう。でも慣れてきて、責任が増えたのに時給が同じというのは、人によってはおかしいと感じるでしょう。
後々、時給を見直すという考えをバイトでも持つのが大切です。つまり、何となくアルバイトとして働いていては、時給アップの交渉のコツを見つけ出すのは難しいのです。
時給が現在の能力に合っているか定期的に見直そう
今の時給があなたの能力に合っているのかを見直すのは、時給アップの交渉を行ううえで大切なコツです。
アルバイトとして、一年前の自分より成長しているのは間違いありません。であれば、同じ時給で働くというのは適切ではありません。
そう考えられるようになれば時給アップの交渉を行うべきといえます。
時給はあなたの評価です。時給アップの交渉は評価を正当に行ってもらうきっかけなので、自分でそのきっかけをしっかりと見つけておくようにしましょう。もしも評価が不当だと感じるのなら、時給を上げるようにお願い・交渉してみましょう。
時給を上げる交渉では「実績を示す」のが一番大事
時給を上げる交渉をするときは、いろいろと準備やコツが必要です。日頃の勤務態度や内容はもちろんそれにあたります。
しかし、何よりも大事なコツは時給を上げるに相応しいと思わせる実績があるかどうかです。1時間あたりの作業量が他のアルバイトの何倍も多く、かつクオリティが高いなど、自分の実績を具体的に証明できる材料を準備しておくのが交渉のコツです。
上司を納得させられる実績を「記録」で提出すると効果的
実績をしっかりと記録として提出するのは、交渉を優位に進めるコツです。真面目に働いているというのは当たり前の心構えです。そのうえで「これだけ実績がある」と示すのが一番の交渉材料なのです。
この目標に対して自分はこれだけの成果を残しました。だから時給アップを検討ください、という流れに持っていければベストです。
アルバイトであっても高い実績があり、現在の時給が見合っていないと社員に納得させることができれば、時給アップの可能性はグッと高まるのです。
給料を上げる交渉を成功させるには、リスクを減らす心がけも大切
時給の交渉はアルバイトをする労働者の権利です。だからこそ交渉すべきですが、しかしながら時給の交渉を行えばリスクを負うケースもあります。それは会社や社員へ刃向かったと取られるケースです。
しかし、それも少しの心がけで減らせるリスクといえるので、交渉を優位に進めるコツとして覚えておくといいでしょう。
周りとの関係性を良好に保っていれば交渉の成功率が上がる
相手から刃向かってきた、と取られてしまうリスクを減らすためには、やはり社員や周りのアルバイトとの関係を良好にしておくのが大切です。アルバイトという立場上、社員の指示は聞いて仕事を進めなければいけない立場です。だからこそ日頃から関係を築いておけば、時給の交渉もスムーズになるのです。
社員や周りを味方につけるのが一番の近道だと考えて、日頃から意識しておきましょう。
時給を上げる交渉の注意点とは
時給を上げるのは容易なことではありません。会社側にとっても大変ですし、それは交渉する従業員側にも当てはまります。注意点をおさえておかないと、せっかく良いところまで交渉が進んでも、無意味になってしまうかもしれません。注意点をチェックしておきましょう。
注意点①:トラブル回避のため、周囲のバイト仲間には黙っておく
時給を上げる際は、周囲の仲間と共謀する人が多いでしょう。しかし、それはおすすめできません。
もしも自分一人だけ昇給する事になったら、バッシングされてしまいます。会社側も文句を言われますし、昇給したアルバイト従業員も陰で悪口を言われてしますかもしれません。給料を上げる交渉は、なるべく他のバイト仲間には言わないようにしましょう。
注意点②:一年間は我慢しよう
アルバイトをしていれば、おそらく誰しもが時給アップを望むでしょう。早い人は、入社して一週間で「もっと給料を上げるべきだ!」と考えるかもしれません。
しかし、アルバイトで一人前の仕事ができるようになるには、短くても一年間はかかるつもりでいましょう。その期間にぐっと我慢しないと、「あいつは仕事も出来ないのに給料の不満ばかりじゃないか」と思われて、余計に給料を上げるのが難しくなるかもしれません。
アルバイトの時給を上げる交渉は「実績を記録で提出」するのがコツ!周りとの関係も良好に
今回は、時給を上げる交渉のコツと注意点【アルバイト編】と題して、時給アップの交渉のコツについて見てきました。
時給交渉を行う際は、一生懸命働いているのは当たり前で、そのうえでどれだけの結果を残しているか記録として提出するのが大切です。
そして、社員や周りとの関係性も良好に保っておけば、交渉の成功率が上がりますので、これもコツとして覚えておくと良いでしょう。
アルバイトも労働者として、あらゆる権利が認められています。自身の時給が適切でないと感じた場合は、証明するための具体的な判断材料を準備して社員と話し合ってみましょう。
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