年末の仕事納めにメールを送る時のビジネスマナーと例文
ビジネスメールの作法とは
メールは同じ内容のものを同時に複数の人に発送できます。この点はアナログの手紙と異なる大きな利点ですよね。ただし「送り方」には、ルールがあります。これを知らない信用を失うという大きな失敗に繋がることもあるのです。 年末年始のご挨拶をメールで行おうと考えている方は、今一度同報メールについて見直しましょう。
同報メールの種類について
何かと忙しかったり、年末年始の挨拶をメールでしようと考えている人は多いと思います。こんな時は同報メールを使えば短時間で行えますが、正しく使い分けなければ信用を落とすことになりかねませんので注意しましょう。同報メールとは、同じ内容のメールを複数の相手に送る事。ただし、これを送る場合はメールの内容にくれぐれも気をつけましょう。
仕事納めの挨拶のポイントは3つ
1年の仕事納めの際に、社員や取引先に向けて仕事納めの挨拶を行うケースはよくあります。ここ最近はそれをメールで行うところも少なくありません。では、仕事納めの挨拶をメールで送る際はどのような点に配慮するべきでしょうか。まずは、社内向けとして送る際は以下のテーマを取り入れましょう。
・今年1年を振り返る
・社員の労苦をねぎらう
・来年の頑張りへと繋ぐ
これらの言葉を長すぎず、しかし簡素なものにならないように気をつけながら作成してください。なお、社員の労苦をねぎらうときにはたとえ業績が良くなかったとしても、仕事納めのあいさつで追求するような野暮なことはしないようにしましょう。
社内向けの仕事納めの挨拶メール【例文】
では、具体的にどのような仕事納めの挨拶をすべきでしょうか。例文を確かめましょう。
例文
いよいよ、ここに仕事納めの日を迎えました。
皆さん、1年間、本当にお疲れさまでした。
この1年、厳しいビジネス環境の中、
多少のトラブルはありましたが、皆さんの尽力で、
おおむね順調に対応することができました。
心よりお礼申し上げます。
さらに、全員が事故もなく過ごせたことが
何にもまして嬉しいことでした。
年明けからも、幸先良いスタートを切って
充実した一年にしたいものですね。
そのためには、何よりも健康が一番です。
楽しいお正月ですからついついハメをはずしがちですが、
休養も十分にとって、体調管理してください。
では皆さん、よいお年をお迎えください。
仕事納めの挨拶を取引先などに行う場合は1週間前までに行う
では、取引先などに仕事納めのメールを送る際はどうすればいいのでしょうか。その際は、メールを送信する時期についても注意しましょう。年末年始の休業などについて知らせるメールは、仕事納めの1週間前くらいまでに出しておきましょう。先方での早めの休暇を取る人もいることを考えると、ぎりぎりよりは、早めの送信を心がけるべきです。
仕事納めのビジネスメールを送る際の流れ
では、具体的にどのような流れで仕事納めのビジネスメールを送るのか、確かめてみましょう。
①:冒頭のあいさつ
②:今年1年の感謝の言葉
③:今年1年を振り返っての反省の言葉
④:来年に向けての支援、付き合いを願う言葉
⑤:仕事納めや営業開始日の案内
⑤:締めくくりの言葉
なお、最後は相手の発展を願う言葉でメールを締めくくるのが基本となります。
取引先向けの仕事納めの挨拶メール【例文】
では、取引先などに向けた仕事納めの挨拶メールの例文を確認しましょう。以下の内容は見本ですので、仕事環境や立場に合わせてアレンジをしてください。
例文
件名:【〇〇様宛】年末のご挨拶【〇〇販売株式会社】
いつも大変お世話になっております。
〇〇販売株式会社△△県販売統括マネージャーの□□です。
早いもので、年末のご挨拶をさせて頂く時期となりました。
この1年、新技術を搭載した自動車の販売など、多くの変化がございましたが
その際に○○様にお力添えいただいたおかげで
今後の販売台数増加に向けてさらに弾みをつけることができました。
特に、先日発売した○○においては、発売イベントの計画や実施において
大変お世話になりました。改めて御礼申し上げます。
さて、本日は弊社の年末年始の営業日についてご案内申し上げます。
・年内最終日:平成○○年12月28日(木)の20時まで通常営業
・新年開始日:平成○○年1月4日(水)の10時より通常営業
誠に勝手ではございますが、何卒、よろしくお願いいたします。
また来年も変わらぬご愛顧と引き続きご支援をいただけますようお願い申し上げて、歳末のご挨拶とさせていただきます。
仕事納めの挨拶メールは時期やお礼の内容などを詳しく記載しよう
基本的には、年末年始のスケジュールを知らせる事務的なメールですが、やはりそこには、今年の感謝と来年への期待を込めた文章がポイントです。
この1年間を振り返り、相手との関わりのある出来事やそれについての感想、謝罪などの気持ちをこめて、相手に具体的に謝意を伝えましょう。
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