会社や上司が言った仕事に対する精神論の実例
精神論の概念について
会社や上司が精神論を言っていても、精神論にピンと来ない人も多いと思います。精神論とはどのような概念なのか、見ていきましょう。
精神論は客観的・論理的な考え方とは異なる
精神論とは、事実や数字に基づいた客観的・論理的な考え方をするのではなく、精神と物質の関係に対する主観に依存するような物事の考え方をします。
具体的には、
「やる気があれば何でもできる」「願えば必ず叶う」などの考え方が精神論に当てはまります。
精神論は困難を克服できるという考え方もある
精神論は、他にも強い精神力によって、物質的な劣勢や困難を克服できるという考え方があります。
例として、
「病は気から」「努力すれば報われる」
なども、精神論に当てはまります。
精神論、根性論は仕事をする上で必要なのか?
精神論、根性論はその人個人のものであって、他人に押し付けるものではありません。精神論は心の在り方を一元化してしまう恐れがあります。
精神論は人生の選択肢を狭めてしまう
会社や上司がよく言う精神論とは、あくまで本人の心構えの問題であって、他人に押し付けていいものではありません。
逆境に陥った時、仕事と真正面から取り組むことで、そういった事態を克服する人もいれば、仕事を離れて心身を開放することで、立ち直る人もいます。
どれが最適なのかは、それぞれの人生観や価値観によるので、一概に押し付けるのはやめましょう。
精神論を押し付けてしまうことで、心の在り方を一元化し、
「~ねばならない」「~べきである」といった考えが前面に出てしまい、人生の選択肢を狭めていってしまうのです。
精神論を鼓舞しても状況は変わらない
マネジメント側には、「もっと危機感を持て」「当事者意識を持て」「チャレンジ精神を発揮しろ」といったことを言う人が多くいます。
しかし、そういった精神論で鼓舞したところで、状況が変わることはほとんどありません。
精神論で思考を押し付けることで、それに対する拒絶反応や、抽象的すぎて具体的に何をすれば良いのか分からないといったことになるからです。
会社や上司が唱える精神論の実例とは?
会社や上司が言う精神論の中には、理解不能な、むちゃくちゃな精神論、根性論が多数存在するようです。具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。
会社や上司が言う精神論の実例①根拠がなく、ただ言うだけ
会社や上司が言う精神論の実例を上げていきます。
・「頭で考えようとするからダメなんだ。感じるままに行動しろ!」
・「成功したいなら家庭を作るな」
こういった精神論の中には、根拠のない熱血発言が多いです。
・「がんばれ」
・「やればできる」
精神論で言ったとしても、会社や上司は眺めているばかりで何もしようとしないのも特徴かもしれません。
会社や上司が言う精神論の実例②知恵も汗も出せないやつは去れ
精神論を言ったどこかの会社の社長が、
「知恵ある者は知恵を出せ、知恵なき者は汗を出せ、それも出来ないやつは去れ」と社員に言っていたことがありますが、その精神論を言ったところで、社員はやる気をなくし、結局誰もついてこないといった状況になりかねません。
周囲の社員の中では「つぶれる」と思った人もいるのだとか。
会社や上司の仕事に対する精神論は人生の選択肢を狭めていくだけ
会社や上司が言う精神論は、人生の選択肢を狭めていくだけです。
効果がある場合も無きにしも非ずですが、精神論を言う時には、抽象的すぎず、具体的に伝えないと、どうすれば良いのか分からない状況になってしまい、結局誰もついてこれなくなります。
また、精神論を言うからには、自分は眺めるだけということはやめましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません