売れない商品を売れる商品に変えるためにするべきこと

2016年12月20日2020年3月31日商品

売れる商品とはどんな商品なのか

お客様が買いたくなる、いわゆる売れる商品というのは、人の心を動かす要素を少なからず持っています。ただただ町中にあふれるようなものではなく、購入する人の心に「いいな」と思わせる魅力を作り出すことが重要です。売れる要素として考えられるのは、以下の通りです。

・デザイン

・機能

・価格

・多様性

・評判の良さ

・顧客のニーズ

これらのうちどれか1つでも当てはまれば商品は大なり小なり売れるでしょう。たとえそれが地域限定だったりしても安定して売れることが確約されれば会社としての経営も安定します。

売れない商品はPR不足やニーズのずれが主な原因

では、売れない商品はどのような原因でそのような結果に陥るのでしょうか。考えられる理由をいくつかピックアップしてみると、以下の通りになります。

・ニーズのずれ

・PR不足

・使いづらさ

・類似品の存在

・相場より高い

かなり辛辣な言葉が並んでいますが、実際に売れない商品はこれらの要素を1つだけでなく複数抱えているケースが多いです。そのため、それらの状況を改善できない限り、いつまでたっても順調に売れる商品として成長しないのです。

売れない商品を売れる商品にするためには市場へのリサーチが重要

開発段階では確実に売れると思った商品であっても、いざ販売を開始したら売れないケースは少なくありません。理由は上記にもある通り、顧客が求める需要に応えきれていない点が考えられます。この状況を少しでも改善するためには、徹底したリサーチが重要となります。顧客が求めるニーズと、開発していた商品のおすすめポイントがずれていれば、おのずと売れないことが見えてきます。もし発売後に改善するとしても、それらの部分をしっかりと検証していれば、売れない商品が売れる状況に転換するでしょう。

適正な販売価格を知るのも大事な要素

適正な販売価格は仕入価格に粗利益をプラスすることで設定します。対して、お客さまの立場から考える価格は、お客さまがいくらだったら購入するのかを考え、設定します。この中間をいかに見極めるかが重要になります。これもリサーチをして類似品やライバル商品の価格帯を把握すれば確かめられるでしょう。もし、初期の開発投資でどうしても値段を下げられないのであれば、あえて機能を限定した製品を開発して並行販売するの有効な方法です。

PRや口コミも大事な要素

売れない商品を売れるよう改善するためには、PRも非常に重要です。どんなに素晴らしい商品であっても、何の情報もなければ顧客は目を向けることはありません。地域を限定してでも大々的なキャンペーンを実施すれば自然と興味を持たれますし、実際に評判が良くなれば口コミで徐々に人気が広がります。ただし、口コミによるPRはいわゆるステルスマーケティングのような形で実施するのはアンフェアです。あくまでも、使用した本人が本当におすすめしたいと思えるような商品を作れば、わざわざそのような行動をとる必要もありません。

ずれた対象へのリサーチやPRは無意味

売れない商品を売れるようにするためにリサーチは非常に重要です。しかし、その対象が本来リサーチすべき人たちではなく、ずれたものだとしたらせっかく時間と労力をかけて調べたデータも無駄で無意味なものとなってしまうでしょう。まずは、現状の顧客からのリサーチのほか、本来販売したい層だった顧客の2つからリサーチを行いましょう。お互いの条件や要望をすり合わせるとより具体的な売り込み方が思い浮かぶはずです。

売れない商品は魅力のなさやPR不足によるところが大きいため市場へのリサーチを徹底する

いかがでしたか。売れない商品が出てしまう最大の要因は商品自体の魅力のなさやニーズのずれのほか、PR不足によるところが大きいです。商品を少しでも多く売り出せるように、市場へのリサーチのほか、顧客調査など、再度売れるための要素を見つけ、改善したうえで販売しましょう。