転職して給料が下がる人の特徴と、給料を上げる方法
転職により給料が下がることはあるのか?
転職を考え始めるとまず気になることが「給料が下がるのか?」ですよね。 結論からいうと下がることもあります。 転職で給料が下がるケースはこの3つです。
ネガティブな理由での転職
時短契約での転職
異業種への転職
時短契約での転職となると、やはりフルタイムで働いている時よりは給料が下がってしまうものです。また、異業種への転職の場合も下がるケースが多いにあります。例えば金融関連の営業職で5年目の方がITエンジニアとして転職した場合、あくまでエンジニアとしては未経験なので。新卒1年目の給料プラスアルファになる可能性も十分あり得ます。 これら2つの理由により給料が下がってしまうことは、収入こそ減ってしまうものの、長期的な目でみたらプラスになることもあるので問題はありません! ただし、気をつけなければいけないのはネガティブな理由での転職です。 これから転職活動を始める方は、是非参考にしていただければと思います!
ネガティブな理由①:なんとなく転職
なんとなく転職をしてしまった方の大半は給料が下がります。当たり前と思う方もいらっしゃるかと思いますが、最近では意外と“なんとなく転職”してしまう方は多いものです。
「周りが転職しているから、私もしようかなぁ」
「最近は転職が当たり前だからそろそろ転職しとくかー」
「なんとなくだけど今の仕事、あってないと思うんだよなぁ」
こういった理由での転職は、何もプラスになりません。
ネガティブな理由②:いきなり仕事をやめてしまった
転職先や退職後のプランをなにも考えずに退職してしまうと、転職後に給料が下がる場合があります。
これは仕事を頑張り過ぎるタイプの人に意外と多いのですが、働き過ぎて疲れてしまい最後いきなり仕事を辞めてしまいます。身体を壊すくらいであれば退職してしまう方がいいのですが、そうはいっても転職活動時の心象が悪くなってしまいますので、なるべく避けたいところです。
ネガティブな理由③:短期間で転職を繰り返してしまった
短期間での転職回数が多い方は、転職時に給料が下がる可能性があります。
他の会社が輝いて見え、同業他社に転職してしまう方は、短期間での転職回数を増やしてしまう傾向があります。その結果、給料水準は上がりにくく、むしろ下がってしまう可能性もあります。
入社してから「こんなはずではなかった・・・」といってまたすぐ転職にならないように、転職の際は安易に転職先を選ばず、しっかりと企業研究やプロへの相談をしてから入社を決めましょう。
ネガティブな理由④:環境を変えることを最優先にした
今までと同じ職業でも労働環境が違う・勤務体系が異なるなど環境の変化を求めるあまりに、給料に関してあまり考慮しないで転職をしてしまうと給料が下がる可能性があります。
・賞与はありますか?
・通勤手当は全額でますか?
・営業交通費はしっかりとでますか?
・残業代は支給されますか?
・年間休日は何日ありますか?
いくら労働環境を変えることが目的とはいえ、給料面について入社前に調べないといけない点は多々あります。 後の生活が厳しくならないようにしっかりと事前に確認してください。
転職前の給料を維持することはできる!?
ここまでは転職の際に給料が下がる理由をご紹介してきました。
特に時短などの条件がないのであれば、やはり転職するとなると最低でも現状以上の給料水準を求める方が大半かと思います。
では実際に給料の現状維持はできるのか?
同業へ転職するのか、異業種へ転職するのか、それぞれの場合について説明していきます。
同業種への転職の場合
同業種への転職の場合、入社後に比較的すんなりと業務に入れると判断されることが多いため、一般的には給料は現職プラスαとなります。これは第二新卒や業務経験が浅い方でも例外ではありません。もし現状以下の給料を定時された場合、その会社とはご縁がないと考えても問題はないかと思います。
ただし、新卒や若手の社員の方で平均水準以上もらっている場合は下がることもありえます。
異業種への転職の場合
これは“転職で給料が下がる理由”のところで紹介致しましたが、異業種への転職は給料が下がることの方が多いです。
転職先の業種によっては給料を維持もしくは上げることも無理ではありませんが、現状維持できれば御の字と考える方が適切でしょう。
給料が上がる一例ですが、WEB関連企業でクリエイティブの仕事をしていて、ITエンジニアに転職したところ給料が上がった、という事例はあります。
転職で給料を上げることは可能!
転職で給料を上げることは可能ですが、誰でも容易に上げられるという訳ではありません。
業界ごとに給料の相場はありますし、誰が見ても納得するほどの成果を現職で上げていなとなかなか厳しいというのが現実です。
そうはいってもいくつか方法がありますのでご紹介させていただきます。
転職で給料を上げる方法①:これまでの業務経験を生かせる他業界へ転職
意外とこの方法をとらない方が多いのですが結構有効な手段です。具体的には不動産営業の方が、その知見を活かして不動産関連のWEBメディアを運営しているIT企業に就職する、といった手法です。
ちなみにIT業界でインフラエンジニアを3年ほど経験した方が、物流系の企業のシステム部門に転職し年収が60万ほどあがったという実例があります。同様のことはさまざまな業界で事例があります。自分のスキルが他業界でも生かせるか、一度調べてみてはいかがでしょうか?
転職で給料を上げる方法②:同業界・同職種で給料水準の高い会社へ転職
同業界かつ同職種でも給料水準は会社によってそれなりに差があります。
まずは自分の業界や職種の平均年収を確認し、給料が高いか低いかなんとなくイメージをつけてください。現職より上がる可能性があるのであれば挑戦してみてもいいでしょう。
ここで一点だけ注意していただきたいのが面接です。同業界で同職種ともなれば専門用語をはじめ、かなり深い話も出るでしょう。そこで失敗をすると給料があまり上がらない可能性があるので、しっかりと準備をしていきましょう。
転職で給料を上げる方法③:成果報酬型で基本給ベースが高い会社へ転職
生命保険や不動産販売などでは、高インセンティブ契約が可能な会社が意外とあります。この場合はベース級こそ低いものの、インセンティブのパーセンテージは非常に高いことので、しっかりと成果を上げられる方はかなり給料は上がるでしょう。
また、これらの業界はベース給料も高く、インセンティブもそれなりのパーセンテージで支給してくれる企業が意外と多いです。
安定しながらも自分の頑張りに応じて給料を支給して欲しい、という方にもピッタリです。
ただし厳しいノルマがある場合も十分にあり得ます。
なんでもいからガッツリ稼ぎたい、どうしてもお金が必要、営業大好き、という方以外にはあまりオススメできません。
転職で給料が下がることがないよう事前準備はしっかりと!
ここまで転職時に給料が下がる理由、現状維持する方法、上げる方法を確認してきました。一昔前と異なり、単純に年齢が若ければ給与が上がり、年齢を重ねてから転職をすると給料が下がるという話ではない、ということがわかりました。
・転職先の業界は同業種か異業種か
・自分のスキルをしっかりと活かせる環境か
・これまでの経歴に問題はないか
今は転職市場が活性化しているので、35歳以上でも自分の売りやスキルのある人は評価されて年収はアップしていくでしょう。それは若さだけが武器になる時代が終わったともいえるかもしれません。 転職活動を始める前に「どうすれば給与が上がるのか」ということを意識して求人を探すことを心がけましょう。 もし自分ひとりで進めることに不安を感じるようでしたら、転職エージェントへ一度相談してみることをオススメします。 さまざまなタイプの転職エージェントがありますので、一社だけではなく、数社のエージェントに相談してみるとより良い転職の助けになるかと思います。 ※転職エージェント各社の特徴を比較したい場合はこちらをご参照ください。
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