隣人トラブルやご近所問題の正しい対処法【ケース別】

2017年1月16日2020年3月31日隣人トラブル

集合住宅における隣人トラブル・ご近所問題の対処法とは

マンションや団地などの集合住宅に住んでいると、隣人トラブルやご近所問題と常に隣り合わせといえます。

例えば、隣の家から何らかの騒音が聞こえはじめた、などです。

これが一瞬の騒音なら、さしたる問題ではないのですが、毎日続くようであれば、しっかりとした対処法を講じる必要があります。

ではこのようなご近所問題、隣人トラブルの正しい対処法とは何なのでしょうか？

原因を特定したうえでまずは管理会社に相談しよう

マンションやアパートなどの集合住宅における、隣人トラブルやご近所問題は、まず第一にそのトラブルの根源を確認するのが重要です。

騒音が気になるのであれば、その音がどこから発生しているのかを冷静に特定しましょう。

そして、その上で管理会社に相談するのが吉です。マンションやアパートでは、隣人の顔も名前も知らないというケースは多いでしょう。ですから、集合住宅でのご近所問題や隣人トラブルは、個人的に対処しようとせず、管理組合に相談するのが最も穏便に解決できる方法だと言えるのです。

騒音トラブルの場合、管理組合の担当者が自宅に来て、その騒音の度合いを確認してくれる場合もあります。

ご近所問題、隣人トラブルトが発生してしまったら、まずは気軽に管理組合に相談してみましょう。

管理会社に声かけや注意喚起を任せるのが安心で確実

集合住宅での隣人トラブルやご近所問題は、管理会社に声かけや注意喚起までを任せるのが正しい対処法といえます。仮に、どの戸から騒音が出ているかわからない場合などは、全部屋に対して騒音の注意を促す手紙を配ってもらえます。

自分から知らない相手に注意をして、必要以上にご近所問題、隣人トラブルを大きなってしまう可能性も十分あります。管理会社に一任した方が、今後同じようなケースがあった時にも、よりスムーズな対応も期待できるでしょう。

一戸建ての場合の隣人トラブルやご近所問題の対処法とは

では次に、一戸建てにおける隣人トラブルやご近所問題の対処法について見ていきましょう。

一戸建てはマンションやアパートとは違い、管理会社に相談するという手段が取れません。

また、ご近所同士はほとんどが顔見知りの場合が多いため、住み心地が悪くならないよう気を付けながら、隣人トラブルやご近所問題を対処する必要があります。

まずは匿名のメモを入れるなどの対処法を実践

一戸建てにおけるご近所問題や隣人トラブルは、顔を合わせても無視をしたり怒鳴り込みに行くというような方法ではなく、さりげなく注意するという方法を取りましょう。

まずは、匿名のメモをポストに入れて改善してもらうようお願いする、というのは一つのやり方です。

例えば、騒音が気になって仕方がないのであれば、「もう少しだけ控えていただけませんか」というように、一歩控えめな文面のメモを入れておくのです。

そうした方法で騒音が止んだのであれば、その後、さらに「ありがとうございました」とお礼のメモまで入れる気遣いを見せれば、ご近所との関係を崩さずに済みます。

この方法は、一戸建てに住む人にとって最適のご近所問題、隣人トラブル対処法なのです。

個人間で解決できないなら自治体に相談をするのがベスト

一戸建てでの隣人トラブルやご近所問題の場合、当人同士でで解決できないケースが出てくる場合もあります。

そんな時は、自治会へ相談をして、近隣の戸建て住宅に対して苦情が出ているという事実と、改善のお願いを促す手紙を投函してもらうなどの対処法を取ることをオススメします。

もし回覧板があれば、回覧の度に手紙を添付して貰うのも有効です。

その際、騒音の原因である家の名前を書いてしまうと、両隣の家が苦情を出しているのがわかってしまいますから、あくまでも全体に向けたお願いに留めてもらうようにしましょう。

隣人トラブルやご近所問題は集合住宅なら「管理会社」一戸建てなら「自治体」へ相談しよう

今回は、隣人トラブルやご近所問題への正しい対処法について見てきました。

騒音など様々なご近所トラブル、隣人トラブルは生活から切っても切り離せない関係にありますが、もし何か解決したい問題が出てきた時は、集合住宅なら「管理会社」、一戸建てなら「自治体」へ相談し、対処法を考えてもらいましょう。

当人同士が話をすると、少なからず遺恨は残るものですし、必要以上のトラブルにも発展しかねません。

次の問題を予防する意味でも、大事なのは自分で解決しようとせず、なるべく周りとの関係性を壊さない対処法を考えて実行する心がけです。