筆ペンの正しい持ち方と魅せる美文字の書き方のコツ2つ
筆ペンの正しい持ち方は?
筆ペンの上手な書き方の第一歩は、持つところからスタートします。筆ペンの持ち方が、美文字の最大のコツになります。筆ペンは、基本的に書道の筆と同じ持ち方です。正しい持ち方なくして、美文字は実現しませんよ。
箸の正しい持ち方をヒントにする↓
書道の筆の持ち方が分からない方は次のようにしてみましょう。
①筆ペンを箸を正しい持ち方で持つ
②二本の箸のうち下の箸をまず抜く。次に上の箸を抜く。
③上の箸があった場所に筆ペンを入れる。
それが、筆ペンの正しい持ち方です。手は、筆先から3cmくらいの位置に来るようにしましょう。
持ち方の注意点:寝かせずに縦にする!!
このとき、注意点・コツがあります。筆ペンを寝かせずに縦に立たせた状態で持ちます。小指を紙につけながら書くと、自然と筆ペンが立ちます。筆ペンに慣れていない方は、裏紙などに縦線横線の書き方の練習をして筆ペンに慣れておくとよいです。寝かせてしまうと、上手な書き方ができなくなるので要注意!
筆ペンの上手な書き方①:払いと止めを意識
筆ペンでの上手な書き方のコツの一つ目は、止めと払いを意識して書くことです。その配慮だけでも驚くほどの違いがみられます。
書道では、横線・縦線いずれでも必ず、止めか払いで終わります。なので、筆先を紙から離すときは、なんとなく離すのではなく、しっかり止めるか払うかして離すように心がけます。これを意識するだけで、初心者でもそれなりに上手に書けるようになります。
パソコンの年賀状ソフトを見本にすると上手な書き方が分かる
普段、鉛筆やペンで字を書くとき、この縦線は止め、次の縦線は払いだ、などと意識することはないでしょう。なので、止めと払いが正しくできるように、筆ペンで字を書く前は、その漢字の止めと払いを調べておくのがコツです。
このとき、おすすめなのがパソコンの年賀状ソフトです。年賀状ソフトでは毛筆のフォントがあるので、それでこれから書く漢字や氏名を印刷して、筆ペンのお手本にするとよいです。上手な書き方を教えてくれる人が周りにいなくても、パソコンで学べるのを豆知識として覚えておきましょう。
筆ペンの上手な書き方②:インクがにじまないようにする
筆ペンでの上手な字の書き方の二つ目のコツは何でしょうか?インクがにじんでは字も汚く台無しです。そのため、上手に書くにはインクがにじまないように書き上げる必要があります。
書き始めたら迷わないのが美文字への近道
上手にかく書き始めたら迷わないことです。そもそも筆ペンとボールペンの大きな違いは「インクがにじんでいくこと」にあります。特に筆ペンでは、途中で筆先を止めても、インクは筆先から出続けます。
なので、書き始めてから一瞬でも筆先を止めてしまうと、その部分だけ線が太くなるなど、インクのにじみが顕著にでます。上手な字を書ける人は、スムーズに筆ペンを進めます。筆ペンで字を書くときには、ためらったり迷ったりせずに、一気に書き上げることが上手な書き方のコツですよ。
字のサイズや改行ポイントを決めておくのがコツ
筆ペンで書き始める前に、
●どれくらいの字のサイズがよいか
●どこで改行するのがよいか
など、プランを立てておくことが大切です。
ちなみに熨斗(のし)に書くときには、一度同じサイズの紙で練習しておくと、本番で迷わずに上手な字を書くことができます。
持ち方で字が決まる!筆ペンの上手な書き方のコツはあらかじめどこに何を書くか決めること!
今回は、筆ペンの正しい持ち方と、美文字の上手な書き方のコツをご紹介しました。社会人になると、筆ペンの上手な書き方があったらいいのになあ、と感じる場面がしばしば訪れます。
筆ペンで上手に書くコツは予めどこに何を書くか決める事です。筆ペンで字を書くことは、慣れていないとなかなか難しいものですが、いくつかのコツをおさえておくと、見違えるほど上手な字になります。
筆ペンで字を書く機会はいつ訪れるかわからないので、今のうちに、一本筆ペンを購入してきて練習しておくのがおすすめです。
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