新入社員評価の項目一覧と心得ておくべきポイント
新入社員の教育において評価項目をつくると良い
ただひたすらに言われた仕事をこなしていても、自分が成長しているのか実感がわきませんよね。そうすると、仕事に対する意欲も失われてしまう恐れがあります。
また、上司や先輩が自分をどのように評価しているのか分からないと、お互いの認識がズレてしまう可能性もあります。
新入社員の成長度を図る上で、新入社員評価項目を作っておくというのも、一つの教育です。
では、その新入社員評価項目とはどういったものがいいのでしょうか。下記で例を紹介していきます。
仕事への意欲
誰だって最初は仕事はできないもの。なので大事なことは「目の前の仕事にどれだけ真摯に向き合えるか」という点です。時間が長ければいい、という意味ではなく、仕事依頼を自分なりに理解しようとしているか、わからないことをすぐに確認しているか、などは確認しています。
協働する姿勢
仕事は当然一人ではできません。新入社員で経験もないし、会社の事をまだわかっていない状態ならなおさら。なので周りの人にどのように気を配り、物事を前に進めようとしているか、というのは大事な力です。言われたことを鵜呑みにする、ではなく、今自分ができることをちゃんとやる、という意味でも大事ですね。
素直さ
成長速度を規定するものを一つ上げるとすれば、周りの声にちゃんと耳を傾け、できないことを真摯に受け止めること、つまり素直さが大事になってきます。自分の意見を持つことと、人の話を聞くことは別。どんな仕事・組織でも大事なポイントです。
新入社員がモチベーションを維持できる評価が必要
仕事を継続していく上で何より大切なのが仕事に対するモチベーションです。そのためには、積極性と意欲を掻き立てる必要があるでしょう。
そして、自分は会社の役に立っているという意識を持たせることが大事です。「自分は会社に貢献するために仕事をしている」といった認識があるかどうかも社員の成長において重要になります。
短期目標と長期目標を設定すると良い
目標を設定するにあたって、数週間もしくは1ヶ月単位の短期的な目標と1年、2年先を見据えた長期的目標を設定すると良いでしょう。
そして、目標を達成する度に評価を行い、新たな目標を立れば新入社員は自分の成長を自覚する事ができて、モチベーションを維持して働いていけるはずです。
目標を達成できなくてもアドバイスでカバー
必ずしも目標が達成できるとは限りません。ただ評価して終わりではなく、目標が達成できなかった場合、問題は何か、改善するために必要なことは何か、一緒に考え、アドバイスしてあげましょう。
全部を教える必要はありません。「考える」という行為も大切です。追い込まれてしまわないように手を差しのべてあげるといった理解でOKです。
効率的な新入社員の教育方法とは?
当然ながら、仕事について何も分からない新入社員に高度な知識を求めるのは酷な話です。しかし近年では、団塊の世代が定年退職したり、ベンチャー企業のような若手ばかりの会社が増えたりする中で、新入社員に対する期待度も上がっているのは確かです。
新入社員教育とはどのように進めるのが正しいのでしょうか。
段階的な教育を行う事が必要
最近ではOJT(On the Job training)と呼ばれる教育方法が浸透しています。これは、実際の仕事を通してトレーニングするという意味ですが、ただ仕事のノウハウを教えるだけでなく、仕事に取り組む姿勢や効率的な仕事の進め方などを教える場でもあるのです。
新入社員を現場に放り込んで放置ではOJTになりません。
そして、成長には個人差があります。飲み込みの早い人もいれば、遅い人もいます。
いきなり高い目標を掲げるのではなく、その社員の成長に合わせた教育を段階的に行って評価していくことが大切です。
一つの目標を達成したら次のステップへ
新入社員の教育を段階的に進めていく上で、大切なのが1段階クリアする毎にその成長を認め、次はより上の段階に入っていくという旨を伝えてあげましょう。そのためにも、新入社員評価項目というのは有効的であると思います。
目標を達成していく毎に、その社員も自信がついていくはずですので、どんどん成長していくでしょう。
新入社員評価項目はモチベーション維持のために必要!教育では目標設定が大切
新入社員評価というのは、いろいろな見方があります。社会人としての基本的なマナーから、意欲、行動に至るまで、細かく評価していってください。
ただ評価すればいいというわけではなく、新入社員と意識を共有したり、達成できなかった場合はアドバイスしたり、といった教育も大切になってきます。新入社員に長く働いてもらえるよう、適切な評価を行ってあげてください。
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