ミスの多い後輩を指導する先輩が知っておくべき大事なポイント3つ~立派な後輩を育てる方法~
ミスの多い後輩を指導する際に怒ってもあまり意味がない
毎年、4月になると新入社員を雇い入れる企業は多いと思います。中には、中途採用で変則的に雇用するケースもあります。そのような時期を迎えると、既存の社員にとっては新しい後輩ができるでしょう。
新しい仲間が増えて嬉しさがある反面、後輩を指導する義務も生じます。理解力があり、仕事のデキる後輩であれば良いのですが、ミスが多いケースもあるでしょう。そんなミスの多い後輩をどう指導すべきで、悩む先輩社員は多いです。
そこで、ミスの多い後輩を指導する際のポイントについて紹介しますので、参考にしてください。頭ごなしに怒るだけでは意味がありません。かえって逆効果のケースが多いでしょう。
ミスの多い後輩を指導するポイント①:常に褒める
ミスをしたことを褒めるのではありません。日常的な業務において、小さなことでも良いので褒めてあげましょう。最近の若者は怒られ慣れていないといわれています。社会人になって怒られる機会が急に増えてしまうと、堪え切れられずに辞めてしまう人もいるでしょう。
ですので、褒めて伸ばす方法を採用しながら、ミスした際にアドバイスをする形で指導すれば、後輩も逃げずにきちんと話を聞いて改善に繋げられます。話を聞いてもらうための土台作りと考えても良いでしょう。
ミスの多い後輩を指導するポイント②:原因を考えさせる
後輩がミスをするのには必ず原因があります。いきなり怒るのではなく、その原因を究明しましょう。最初は先輩社員と一緒にミスをした原因を探ります。原因が分かれば、後はアドバイスをしてあげるだけで良いでしょう。
しかし、いつまでも一緒に考えてあげてはいけません。時には後輩1人で考えさせると良いです。先輩と一緒に考えると、先輩がミスの原因を見つけてくれると頼り切ってしまうからです。後輩1人で考えさせて、原因をしっかりと理解させれば、同じミスを繰り返すことは減るでしょう。重要なのは、「自分で考えて、自分で改善策を見出す」ことです。
ミスの多い後輩を指導するポイント③:作業の重要性を伝える
意味のない作業に関して、適当におこなう人が多いです。そういった際に、ミスは起きやすいものです。ですので、ミスをした作業だけでなく、後輩が担当する業務1つ1つに重要性や意味があることを教えましょう。そこまで大それた理由付けではなくて良いので、「××日に○○社と会議する際に使う資料だから」「この業務でミスをして作業が遅れると困る人がいる」など、後輩1人で仕事をしているのではないことを伝えてあげましょう。重要性に気が付けば、後輩も丁寧な仕事を意識してくれます。
ミスの多い後輩を指導するポイントには「常に褒める・原因を考えさせる・作業の重要性を伝える」がある
ここまで、ミスの多い後輩を指導する際のポイントについて紹介しましたが、いかがでしたか。後輩も人間ですので、仕事でミスをしてしまうのはしょうがありません。ですので、そこで大事になるのが先輩からの指導です。ただ、ミスに対して怒るのではなく、なぜミスをしたのかを考えましょう。先輩の指導の仕方1つで後輩のミスを減らすことは可能です。逆に、指導を間違えるとミスは減りませんし、場合によっては辞めてしまう人もいるでしょう。そういった事態を避け、良い先輩でいれるように、上記のポイントを参考にして、立派な後輩を育て上げてください。
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