パソコンインストラクターの歴史と現在の年収
パソコンインストラクターはITバブルの時代に生まれた
パソコンインストラクターとは、パソコンで使われている、アプリケーションの使い方を指導する職業を指しています。IT産業の走り2000年初めに、地域産業の発達を目的とし、自治体が主催となるIT講習会の発足により、パソコンインストラクターが急増したのが始まりです。ITバブルと言われた時代は、パソコンが一家に2台以上所有する現象となり、使い方を知りたい消費者からのニーズに応えるべく職業として定着したと思われます。現在は、インターフェイスの簡易化や、ウィンドウズのユーザーがスマホやタブレットに移行していることから、パソコンインストラクターの需要は、ほぼ終息しているのが現状と言えるでしょう。
パソコンインストラクターの需要は低くなってきている
現代では、パソコンもネットもかなり普及してきたため、パソコンインストラクターの需要は低くなってきている傾向にあります。officeソフトなどは学校で習いますし、習わずともなんとなくは操作できるのが、現代人です。しかしながら、パソコンの操作になれていないお年寄りや子供に対しては、パソコンインストラクターが大いに活躍するのではないでしょうか。
パソコンインストラクターの年収は現在200万円前後
前述の通り、ITバブル時代のパソコンインストラクターの年収は、有資格者で400万前後といったところでしょうか。派遣の時間給で1,500~2,000円程度と考えられます。そんなパソコンインストラクターの、現在の年収はどれくらいなのでしょうか?パソコンインストラクターは生徒あってのお仕事といえるので、正社員で勤務することを考えると、授業時間の都合上、時間単位で雇用される場合が殆どだと言えるでしょう。現在の需要を考えると時間給で、900円~1,100円程度が相場と考えられます。年収にするとおおよそ、非正規雇用を前提として、200万以下と言えるでしょう。
個人事業主になると年収は250万円ほどになる
個人事業主として就業する場合の、パソコンインストラクターの年収を考えてみましょう。働き方としては、お客様の自宅に伺い、個人レッスンを行ったり、企業と委託契約を結ぶといったところでしょうか。客商売となるので、法外な金額となれば、継続的な契約は難しいと考えられるので、こちらもパソコンインストラクターのみの仕事で、高い年収は望めないかもしれません。年収としては、通信費や交通費など維持費が意外に掛かり、自己負担の割合と報酬の整合性がないことから、おおよその目安として250万くらいが妥当だと言えるでしょう。
収入を上げるには幅広いスキルを身につける必要がある
パソコンインストラクターの需要性として、すぐに知りたい、解決したいと言うニーズに応えることが一番です。お客様のニーズに応える即効性が、信頼に結びつき年収アップにつながるといえます。しかしながら、そうなるには自身のスキルアップが必要不可欠です。常に研鑽を行い情報収集に注力しておくことが、信頼できて年収も高いパソコンインストラクター資質と言えるでしょう。
設備投資も必要不可欠
パソコンインストラクターの年収に関わる事項で、もう一つ忘れてはならないと言えるのが、設備投資という事です。お金を掛けて勉強することによりスキルアップを目指しますが、そうなるためには最新のアプリケーションの使い方を習得する必要があります。さらには、スキルアップの証明として資格取得もユーザーの信頼を得る近道となるので、やはり自己投資は必須と考えることが出来ます。一年から二年に一度バージョンアップすることもあるので、アプリケーションのライセンス取得だけでも資金が必要となります。
ITバブルの時代に生まれたパソコンインストラクターの年収は200~250万円ほどと比較的低い
パソコンインストラクターは時代の背景にも影響されてきますが、やはり自分自身のスキルを武器に年収を得ていると言えます。何よりも勉強する姿勢が大切だと言えるでしょう。さらにはお客様の信頼を勝ち取ることが、年収アップに繋がっていくので、努力を惜しまず励みましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません