「研究職」「開発職」の違いと気になる平均年収【年代別】
研究職と開発職の違いとは?
みなさん研究職と開発職の違いについて、しっかりと理解されていますか?この2つの職種は違うものです。年収ランキングを紹介する前に、まずは研究職と開発職の違いをしっかりおさえておきましょう。
「研究職」は基礎研究
研究職はその名のとおり、研究を主にする仕事です。論文を読んだり、研究室で実験を担当したりして、いろいろなものを生み出す仕事です。研究内容は基礎~応用までを担当します。
「開発職」は製品化する
開発職は企業によっては、研究開発職として呼ばれていることもあります。主な仕事内容は、研究結果を製品として結実させていくことです。人での実験段階(臨床試験・治験等)を担当したり、研究職と同じように研究も行ったりと、開発職(研究開発職)が行う仕事は範囲が広いようです。
気になる研究職・研究開発職の平均年収とは?
それでは独自調べになりますが、研究職・研究開発職の平均年収を調べてみましょう。年収や給料だけではその仕事の良さを決めることはできませんが、自分の現状を冷静に見つめなおす必要もあるでしょう。
研究職・研究開発職といっても、業界によって扱ってる商品やサービスはまったく異なってきます。ですから一概に年収が高い低いというのは言えませんが、あくまでも業界・業種の平均的な数値になります。
研究職・研究開発職の年収の違いはほとんどない
研究職と研究開発職の仕事内容の違いについて上記で紹介しましたが、年収や給料に関しては研究職と研究開発職でほとんど違いがないみたいです。
その理由が、研究職・研究開発職の年収や給料に関しては、成果をどれだけあげられるかに直結する部分が大きいという部分にあるみたいです。研究や開発を重ねて成果をあげられれば、会社からの評価もあがる事は間違いないでしょう。そうすれば年収や給料にも反映されるはずです。研究職・研究開発職とはそんな仕事です。
研究職・研究開発職の年代別平均年収ランキング
研究職・研究開発職の平均年収(給料)は独自調べデータによると下記のようになりました。年代別に平均年収を調べ、数値が低い順にランキングとして紹介させて頂きます。
25〜29歳 435万円
30〜34歳 560万円
35〜39歳 683万円
40〜44歳 734万円
45〜49歳 780万円
景況感の悪化に伴い、研究費や研究開発費は抑制されています。しかし報酬面では、当ランキングを見る限り、研究者や開発者へ一定の待遇が備えられていると言えそうです。職種自体が、景気に直結するものではないものの、中長期的に貢献するという他にはない醍醐味を得られる職種と言えそうです。
業界の年収も知ろう
研究職・研究開発職の年収と一緒に、すべての職種全体の年収はどれくらいなのかという全体像も見ておきましょう。
マイナビによると、すべての職種野中で平均年収が最も高い職種は「エグゼクティブ系・経営企画・事業企画」で604万円でした。
また、年代ごとに最も平均年収が高い職種は異なります。
▪︎20代:プロジェクトマネジャーが469万円
▪︎30代:経営企画・事業企画・エグゼクティブ系が594万円、
▪︎40代:「研究・開発・特許系/技術関連(医薬・食品・化学他)」が750万円となりました。
同じ職種でも年代により年収の開きがあり、「研究・開発・特許系/技術関連(医薬・食品・化学他)」においては、30代での平均年収は527万円でしたが、40代は750万円となり、30代と比べると200万円以上アップしています。
研究職・研究開発職の平均年収を他業種と比較
就職活動をする際に、他職種との平均年収(給料)の比較をしてみることは、意欲向上や離職率を下げることにつながるでしょう。就職をする際には企業研究や業界研究をする事は必須ですから、平均年収の比較ももちろん重要です。
さらに言うならば、研究職や研究開発職として仕事に従事していく中でも、どんどんキャリアアップをしていかなくてはいけません。キャリアアップの為に同じ研究職や研究開発職として他社に移るというケースも多くあります。何にしても年収(給料)は研究職・研究開発職として働く上で大きなモチベーションになりますので、常に前向きな気持ちを持ち続けましょう。
他業種の平均年収
平均年収が最も高かった職種カテゴリーは、金融や不動産・コンサルタントなどの「専門職関連」で457万円です。最も平均年収が低いのは、医療・介護・教育関係の専門サービス業で344万円となっています。
全体の平均年収を見てみると、事務系・営業系・技術系が高く、販売・専門サービス関係は低いのが見て取れました。
さらに細かい職種別で見ると、最も平均年収が高い職種は「経営企画・事業企画・エグゼクティブ系」で604万円となりました。続いて、IT関連の「プロジェクトマネージャー」が591万円、IT関連の「アナリスト・コンサルタント・プリセールス系」が551万円で、営業系の「海外営業」が507万円となりました。
逆に、平均年収が低い職業として挙げられるのは、サービス関連「理美容・エステ・リラクゼーション」などが264万円で、続いて専門サービス関係の「保育系」が277万円ほど、販売サービス関係の「調理・調理補助」が307万円となっています。
平均年収が一番低い職業と、最も高い職業では340万円の差があります。職種別で平均年収も大きく違ってきます。
年代別で、平均年収が最も高い職種は、20代は「プロジェクトマネージャー」が469万円、30代は「エグゼクティブ系・経営企画・事業企画」で594万円、40代に関しては「特許系(電気・電子・機械)・研究・開発」で750万円です。
こちらで紹介したデータはあくまで参考程度に収めておいてくださいね。
研究職と開発職に興味がでてきたら転職のサインかも!
研究職と開発職の違いや年収について見てきて、興味がでてきた人は多いでしょう。そういった人は転職を少し考えてみてはいかがですか?
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研究開発・研究職の年収や給料はほとんど違いがなく成果によって変動する
ここまで、研究職や研究開発職の年代別平均年収(給料)ランキング、さらに他の業種の平均年収についても紹介してきましたが、いかがでしたか?研究職と開発職の年収や給料に関しては、ほとんど差はなく、成果をどれだけあげられるかで年収も変化するというものでした。
また、研究職・研究開発職の年代別平均年収のランキングを見ても、年代が高くなるにつれて年収も高くなる結果が見られました。ここからも、長年勤めて年齢を重ねるごとに研究者・開発者として成果を出しているということがわかります。
研究者や開発者はかなり専門職なので、やりがいそのものが非常に高い仕事です。研究職・研究開発職として成果を出せば、年収アップにも直結します。やるからにはキャリアアップや年収アップを目指して、研究者・開発者のプロフェッショナルを目指しましょう。
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