2級土木施工管理技士資格を独学で取得する勉強法
2級土木施工管理技士試験は「学科」と「実地」がある
2級土木施工管理技士試験についてすでにご存知の方も多いかと思われますが、学科試験と実施試験があります。学科試験・実地試験ともに正答率60%以上で合格となり、学科と実地試験の両方に合格をして2級土木施工管理技士資格の取得となります。
実地より学科試験の方が合格率が高い
日建学院が公開しているデータをまとめてみました。
▼27年度
学科:66.5%
実地:35.7%
▼26年度
学科:53.4%
実地:33.5%
▼25年度
学科:54.9%
実地:40.0%
▼24年度
学科:53.2%
実地:23.9%
▼23年度
学科:40.4%
実地:22.3%
▼22年度
学科:44.9%
実地:23.1%
以上のようなデータとなっています。合格率を見てもお分かりになるように、学科試験の合格率は実地試験の合格率と比べても高くなっています。
独学で2級土木施工管理技士資格を取るための勉強法とは?
2級土木施工管理技士試験の情報を紹介しました。続いて、2級土木施工管理技士資格を独学で取得する勉強法について紹介します。しっかりと勉強法をおさえ、効率良くストレート合格を目指しましょう。
テキストと問題集を絞ってやり込む
まず、独学で勉強を始める時の基本となりますが、2級土木施工管理技士試験にむけたテキスト・問題集は1冊に絞りとにかくやり込みましょう。1回テキストを読んだり、問題を1回解くと次の参考書に手を伸ばされる人もいますがそれは避けましょう。とにかく、テキスト・問題集は1冊に絞りやり込むのが独学で2級土木施工管理技士資格を取るための効果的な勉強法です。
まずおおまかに用語や全体像を把握する
先ほど、テキストと問題集を絞ったらとにかくやり込むと紹介しましたが、初めからみっちりやり込むのは効率がよくないです。テキストを読み始める際などは、まずおおまかに用語や全体像が見える程度のスピードで読みましょう。そして2回目、3回目とテキストを読む時にじっくり用語について深く考えるようにしましょう。
問題集を解き弱点を強化
テキストでまずは全体像を把握し、2回目3回目とテキストを読んだら問題集を使って問題を解いてみましょう。解き始めると、自分自身の弱点が見えてきます。ですので、その弱点がまだまだ多い場合は、もう少し弱点を減らせるようにテキストの読み直しと、問題の解き直しで強化しましょう。
計画を立てたらひたすら問題を解く
テキストと問題集を入手したら、後はひたすらテキストを読み、問題を解きましょう。合格者の中には、過去5年間分の過去問を暗記する勢いで何度も解いたという人もいるみたいです。忙しい仕事の合間を縫っての勉強をする人は、仕事とプライベートと勉強時間のバランスをどうとるか、時間管理をしっかりするのも独学で合格するための勉強法として上きなポイントです。
細かな数値の暗記は試験1~2週間前に覚える
本番当日の1~2週間前に細かな数値を覚えるのが独学で、2級土木施工管理技士資格に合格するための効率がいい勉強法といえます。
独学なら「実地試験」に重点を置いて勉強するのが最も大事
2級土木施工管理技士試験は先ほどデータでも紹介したように、学科試験は約4〜5割の人が合格しますが、実地試験では2〜3割しか合格できません。つまり、重点は「実地試験」です。実地試験とはいって記述式の問題となります。設問に対して「選ぶ」のではなく「書く」ということを頭に入れ、学科試験より実地試験の勉強に時間をかけるのが独学で、2級土木施工管理技士試験に合格するための効率的な勉強法です。
試験までにテキスト・問題集に出てくる用語は全て覚える
先ほどから紹介しているように、実地試験の方が学科試験より合格率が低く、記述式の問題となるためしっかりと用語を覚えておけないと点数が取れません。ちなみに、学科試験は4択問題ですので仮に用語がうる覚えであったとしても、消去法でなんとか点数が取れます。
このような理由から、実地試験に重点を置いて勉強をしておくと実地試験・学科試験ともに合格が効率よく目指せるのです。独学で合格を目指すための勉強法ですので、ぜひ実践してください。
独学で合格を目指す人に必見のおすすめのテキスト・問題集
2級土木施工管理技士資格を目指し、独学で勉強をすると決めたら、まずは勉強を進めるためのテキストと問題集を入手しなければなりません。このテキストと問題集選びが2級土木施工管理技士試験の合否を大きく決めると言っても過言ではないかもしれません。これから勉強を進めていく上での大切なテキストと問題集となりますので、非常に評判が良いテキストと問題集を紹介します。
「2級土木施工管理技士 完全合格テキスト」
まず、2級土木施工管理技士試験を目指す人におすすめしたいテキストは、2級土木施工管理技士 完全合格テキスト」です。このテキストは、図表やイラストが多くなっているので、実務経験が少なくても基本を理解しやすくなっているのが特徴です。
専門用語など分かりづらい内容は、別できちんと説明されているので改めて調べる手間が省けます。
「詳解2級土木施工管理技術検定試験過去5年問題集」
法改正されている部分は、一番新しい法律で掲載されているので、過去5年間の問題でも決して古い解答ということがありません。解答も使いやすいように別冊になっており、解答と正解だけの解説だけではなく全ての選択肢に対して解説されているので、何が違ってその答えではないのかということが理解できます。また、学科試験だけではなく、実地試験も過去5年分しっかり分析されているので、この問題集1冊あれば安心と過去に試験を受けて合格した人の評判も高い、おすすめの1冊となっています。
独学で2級土木施工管理技士を目指すおすすめの勉強法は実地試験に重点を置く
2級土木施工管理技士の資格取得を独学目指す時のおすすめの勉強法を紹介してきました。前述でデータを紹介したように試験では、学科試験より実地試験の方が合格率が低いです。実地試験では、記述式の問題となりしっかりと用語などを覚えておかないと点数が取れませんので、学科試験より実地試験の勉強に重点を置くのが独学で合格するためのおすすめの勉強法だと言えます。
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