ゼロベースから考える!ロジカルシンキングによる問題解決の実践

2016年12月7日ロジカルシンキング

ロジカルシンキングで問題解決への実践ステップ1~問題とは

【問題とは】「現状」と「あるべき状態」とのギャップだと定義します。

「問題」によっては「あるべき状態」をゴールや目標などと置き換える事も可能です。

こうして,「問題」を定義すると,私達の仕事の大半が「問題解決」であるということが頷けるでしょう。

広義の問題であれば,相当に幅広い問題が考えられるということはある程度想像できるに違いありません。

ここでは私達が直面するであろう,あらゆる問題を視野に入れて分類しておくことにします。

何故分類するかと言うと,それは問題の種類によって解決アプローチの仕方が異なり,それぞれに適した問題解決の方法が考えられるからです。

知り得る限りの「原因のある問題」をリストアップして,類似の性格のものをまとめ,いくつかのタイプに分けるという作業を実施すれば何種類かの問題に分類することができるはずです。

そのようにして多くの「原因のある問題」,「原因のない問題」を分類すると,おおよそであるが,1つの見方として,下記のように問題の典型的なタイプで大別することが可能です。

問題の種類のタイプ別分類例

1)原因のある問題

・現象型の問題:現象として見えている多くの良くない状況

・発生型の問題:特定化された困った問題または予定と異なる事態

・構造型の問題:原因と結果が絡み合って生じている良くない状況

2)原因のない問題(=課題)

・設定型の問題:実現すべきこと,達成すべき課題

・創造型の問題:新たなことを創出するような創造的課題

ロジカルシンキングで問題解決への実践ステップ2~問題解決以前の問題の解決

問題解決以前の問題を解決するには通常の問題解決に取組もうとする組織にとってまず,重要なことは「問題解決以前の問題」を解決することです。

「問題解決以前の問題」が存在するような状態で実務問題の解決に取組んでも,解決は可能であるが,効率は極めて悪いでしょう。

そのような組織では仕事だから仕方なく取組むという程度であり,関係者の意欲や力の結集など盛り上がりに欠け,無駄な時間と労力を使うばかりで,苦難の道を歩むことになります。

「問題解決以前の問題」の解決は簡単ではありませんが,「必ず解決する」というのが経験的事実です。

1年間ほどの期間をかけて解決すると,実際「組織の構成員が仕事にやりがいを感じ,持てる力を発揮でき,仕事が旨く進み,成長するとともに組織の成果が達成できている」という状態になります。

このような状態になると,本来の問題解決に取組むことが容易になります。

ただし,「問題解決以前の問題」を解決するには,関係者のコミットメントに関する次の前提条件を整えた上で,組織メンバー全員が組織やチームの目的・目標を共有化し,現状の実態をあるがままに正しく認識するところから出発する必要があります。

解決アプローチの方法は基本的には「現象型の問題」の解決に沿って進めることになります。

その際の解決アプローチの基本コンセプトは構成員および組織に気づきを促すことによって,自律的な変革を起こすというもので,具体的には以下のようなステップです。

第1ステップ:目的・目標の共有化と実態の把握

第2ステップ:原因の発見(気づき・自覚)

第3ステップ:解決行動と解決感触の獲得

第4ステップ:解決への到達

ただしこの「問題解決以前の問題」解決に取組み,成功させることができる人材は非常に少ないというのが現実です。

権限を持った組織トップマネジメントの,実態を伴うコミットメントのもとで推進できる人材はいるでしょうが,改革を進めようと考えるトップマネジメントが交代すれば自然崩壊し,やがて元の状態に戻ってしまうというのが普通です。

要するにこの種の改革は改革をしようとする人の権限の範囲までしか進みません。

筆者の経験では,これを自分達だけの努力で達成し定着させるのは至難であると思います。

「気づきを促す」ことを徹底して進められる適切なコンサルタントを活用すべきでしょう。

8.タイトル③ ロジカルシンキングで問題解決への実践ステップ3~問題解決へのプロセス

問題解決のプロセスというと「ある決められたプロセス」があって,そのプロセスに従って進めることになるので,本節はやや手法的な説明になります。

ただ,このように進めると旨く行くという経験から,まずは,忠実に「決められたプロセスに従って」問題解決に取組んで下さい。

慣れてくればコツが掴めるようになり,お仕着せのプロセスを柔軟に使いこなせるようになるものです。

●課題形成,解決策立案,実行の3ステップ

通常,問題解決の手順は大きくは「問題の設定」と「問題の解決」という2段階に分けられますが、単に「問題を設定」して「問題の解決」に取組むのは短絡的です。

「問題の設定」における要点は「一体,問題の本質は何であり,どのような課題を解決すれば問題が解消できるのかを明らかにする」という点にあります。

「問題の解決」には当然ながら「解決策を実行する」ことが含まれますので,ここでは問題解決のプロセスを3つに分けます。

1)課題形成プロセス(論理思考能力を活用する)

2)解決策立案プロセス(論理思考能力と創造思考能力を活用する)

3)実行プロセス(論理思考能力と対人力を活用する)

で実行していきます。

●可能な限り上流で前提条件を確認・設定する

問題を設定する,問題を解決するといった際には,その問題の範囲や境界が曖昧な状態では果たして問題が適切に設定できているのか,あるいは問題解決が適切に進められるのか等について正しく判断することが出来ません。

どのような問題においても必ず何らかの前提条件というものが存在するので,問題解決に取組む際には前提条件を明確にして進めることになります。

問題解決に際しては,可能な限り「より上流プロセス」において,前提条件を明らかにしておくべきです。

適切な前提条件の設定は課題を明確にし,どうでも良いことに無駄なエネルギーを使わず,考察を助け,本質部分に集中して頭を使えるようにするために大変役に立つのです。

それ故,「前提条件の確認・設定」は問題解決の全プロセスに共通的な要素として捉えておくと良いでしょう。

●発散・収束,仮説・検証しながらスパイラルに進む

●複雑な問題は分解して扱う

規模の大きな問題や複合的な問題に対しては,そのまま扱うと手に負えなくなる恐れがありますので、少なくとも予め切り離し可能な個別の問題に,出来うる限り徹底して分解してから取組むべきです。

ロジカルシンキングで問題解決への実践ステップ4~課題形成へのプロセス

本質的問題・課題を明確化する(課題形成プロセス)

課題形成プロセスでは,問題の本質はどういうことなのか,解決策の基本方向はどうなるのか」を明らかにします。

問題解決の全プロセスを通して最も大事なことは,取組みの出発点として高い視点と広い視野で「問題を正しく捉えること」です。

●問題を設定し情報を収集する

「問題とは現状とあるべき状態との間のギャップである」ことに対応して「現状を正しく認識する」

および「上位目的を理解し,問題の背景やゴールとなるあるべき状態・目標を正しく捉える」

情報収集のポイント

1)実態を重視する

可能な限り現場や現物を直接観察して事実情報を感じ取り,頭だけでなく,身体,手足,五感を働かせましょう。

2)集められる情報でなく,集めるべき必要な情報を収集する

情報収集に関しては論理思考により整理することが可能ですが,鋭い勘やひらめきによって感覚的に思いついた情報が決め手になるようなこともあります。

3)情報収集のシナリオを描いて収集する

収集した情報は事実情報であることの裏づけを確認し,情報の出所を明記しておくことを忘れないようにしましょう。

●本質的問題・課題を発見する

本質的原因を明らかにすること,または課題の本質を明らかにすることを「本質的問題の発見」と言います。

「原因のある問題」に対しては問題を引き起こしている「本質的原因」を明らかにします。

本質的でない原因に対して手を打っても暫定的な効果は期待できるかもしれませんが,必ず問題が未解決のまま存在し続けることになります。

本質的原因を明らかにするためには,収集した事実情報に基づいて論理思考による分析アプローチを実施します。

その場合の論理思考によるアプローチの仕方には大きく分けて3通りの方法があります。

・現象型の問題:論理ピラミッドの作成

・発生型の問題:ロジックツリーの作成

・構造型の問題:原因と結果の因果関係図作成

「原因のない問題」に対しては,「本質的原因を明らかにする」必要がないだけで,課題の本質を明確に捉えるという点での分析アプローチは同じです。

●課題化して解決策の基本方向を明確にする

本質的原因が明らかになれば,それを「課題化」します。

「原因のある問題」,「原因のない問題」のいずれに対してもゴールは「問題・課題の本質はどういうことなのか,解決策の基本方向はどうなるのか」を明確にして問題解決に進んでいきます。

問題とは「現状」と「あるべき状態」とのギャップのことを指します。

「あるべき状態」をゴールや目標などと置き換える事も可能です。

まず現状の問題以前の問題を明らかにし、時間をかけて解決していく。

解決アプローチの方法は基本的には「現象型の問題」の解決に沿って進めていきます。

問題解決の手順は大きくは「問題の設定」と「問題の解決」という2段階に分けられます。

「問題の設定」における要点は「一体,問題の本質は何であり,どのような課題を解決すれば問題が解消できるのかを明らかにして発散・収束,仮説・検証しながらスパイラルに進めることです。

問題解決における最初のステップである課題形成プロセスでは,問題の本質はどういうことなのか,解決策の基本方向はどうなるのか」を明らかにして課題化します。

まず問題を設定し情報を収集します。

集めた情報を分析することによって,本質的問題を明らかにします。

「原因のある問題」に対しては問題を引き起こしている「本質的原因」を明らかにし、本質的原因が明らかになれば,その「課題化」は容易です。

「問題・課題の本質はどういうことなのか,解決策の基本方向はどうなるのか」を明確にして記述することで問題解決に取り組んでいきます。

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2016年12月7日ビジネス

Posted by BiZPARK