社団法人に就職することで得られるメリット

2016年11月29日2020年3月31日社団法人

社団法人とは利益を目的としていない団体

一般的な株式会社など営利を目的として結成された団体とは違い、公共性が非常に高い様々な業務を担当するべく、非営利として活動する団体の1つに社団法人が挙げられます。このことを踏まえ、社団法人とは「一般社団法人および一般財団法人に関する法律」という法律に基づいて設定された非営利団体を指します。利益を目的としていない団体であることから、通常の企業などとはやや違った雇用形態や、業務内容を有している点が大きな特徴です。

社団法人には安定した雇用が確保されている

社団法人が非営利といわれると、しばしばそこで働く従業員もボランティアとして無給で働く必要があるのか？という疑問が挙げられます。実際に社団法人に在籍して働く従業員にも、当然ながら給与などの報酬が支払われているほか、勤続年数や実績、役職に応じて昇給や賞与も支給されているのです。また、取り扱っている業務が公共性の高い内容で構成されているため、一般的な企業と比べて経営が安定しているという点も特徴になります。このことから、就職先としても非常に安定している事が把握できます。

社団法人への就職は求人情報をチェックする必要がある

社団法人への就職方法は、大きく分けて2つに挙げられます。1つは、大学や短大、専門学校など各種学校機関に提供されている求人を通じてエントリーする方法です。もう1つは、一般の求人情報誌や、情報サイトに掲示されている求人情報に応募した上で、採用されるという方法になります。

就職の手順は一般企業と変わらない

社団法人への就職で誤解されがちなのが、特殊な活動や手続きが必要なのではないか？という点です。実際のところ、社団法人は一般的な企業と遜色なく、就職方法も通常と変わりありません。人材を求める社団法人から提示される求人情報にエントリーした上で、開催される面接や試験を受験し合格できれば、直ちに内定が提示されます。また、中途採用での就職も可能で、この場合は中途採用専用の面接などが別途実施されるのです。

社団法人に就職すると自分のペースで仕事ができる

社団法人という団体に対して敢えて就職を希望する場合、どのようなメリットが実際に得られやすいのでしょうか。様々な利点が挙げられますが、実際に最も大きなメリットと言えるのが、自分のペースで仕事がしやすいという点です。社団法人は営利を目的とせず活動を行っているため、株式会社など違い、株主の顔色を窺う必要がありません。このため、社団法人毎に独自のペース配分が自由に決められるため、会社で社員に課せられるノルマなどが存在していません。このため、従業員として働く上でも、自らのペースやパターンを構築しやすいという利点があります。

安定した経営が待遇面や雇用環境にメリットを与える

また、社団法人に就職するもう1つの大きな利点となるのが、安定した雇用環境です。一般的な企業では、利益を上げることによって経営の健全化が図られています。ところが、社団法人では営利を目的としていない上、実際に取り扱う業務自体が公共性の高い内容が中心となっています。そのため、経営が安定しています。結果的にこれは従業員に対する待遇面にも大きな影響を与えており、解雇や減給などの可能性が相対的に低くなるのです。こうした利点から、就職業界でも人気の高い就職先として位置づけられています。

利益を目的としない社団法人に就職すると安定した雇用環境で自分のペースで仕事ができる

いかがでしたか。人気の就職先の1つとして注目されている社団法人は、営利を目的としていないという特性上、一般の企業とはやや違った雇用形態や経営が行われています。ただし、就職戦線では特に違いは無く、実際に就職する方法も通常の企業の内容と変わりありません。また、実際に就職することで様々な恩恵やメリットが感じられやすいことから、人気の就職先として現在も学生を中心に、就職希望の層から熱い視線を浴びている業界です。