真面目なのにクズ?真面目系クズの特徴と脱却への5ポイント
真面目なのにクズ…これは一体?
元々はインターネット発祥の言葉である「真面目系クズ」。真面目な見た目で授業も真剣に聞いているけど、実は勉強がまったくできないクズである。そんな人たちが自虐的に名乗り始めたことがきっかけで誕生しました。そんな真面目系クズな人たちも社会人となり、我々の身近なところに潜んでいるのです。
パッと見はいい人そう
「真面目系」というだけあって、純朴で誠実そうな外見をしている場合が多いです。髪型も長すぎず短すぎずの清潔感があり、きちんと受け答えもできるため上司や同僚からの評判も悪くありません。そう、パッと見ただけでは非常にまじめで優秀そうな従業員なのです。
でも中身はクズ
しかし、中身は要領が悪く自主性に欠けて能力も低いという、残念な要素が盛りだくさん。それでいて不良にもなり切れなかったため、職場での勤務態度は極めて真面目という、まさに真面目とクズのハイブリッドな存在なのですね。
真面目系クズの特徴10選
見た目はいたって普通な真面目系クズな人。はたしてどの辺が問題なのでしょうか?この項目では真面目系クズの特徴を10の視点から紹介します。
知れば知るほど、人間のクズだと思えるようになるかもしれません。
ごく普通で真面目そうな見た目
冒頭で少し触れましたが、真面目系クズな人の見た目は非常に地味です。ごく普通のどこにでもいる男女といった感じ。見た目から伝わってくる誠実さや堅実さによって、初見では信頼できそうな人物と思われやすいのが特徴です。しかし、肝心の中身は……。本当に真面目すぎる人はこんな人です。
基本は指示待ち人間
真面目な優等生タイプかと思いきや、あまり仕事はできないようです。そんな2つ目の特徴は指示待ち人間であるということ。自主的に仕事を見つけて行動することが苦手なため、上司や同僚から仕事を振ってもらうまで何もできません。段々と真面目系のクズっぽさが出てきましたね。
ルールから外れた業務を嫌う
中途半端に真面目な部分により、決められたルールから外れた仕事を非常に嫌がります。真面目さが完全に悪い方向に向いており、マニュアル通りの仕事しかできないのです。当然、イレギュラーな事態にも対応できません。一緒に仕事をしたくないタイプですね。
納期を守らず仕事の妥協点も低い
真面目系クズの人は、仕事の遅さにも突出したものがあります。真面目にコツコツこなしていくのはいいことかもしれませんが、納期を過ぎてしまっては社会人失格ですよね。それでいて、仕事のクオリティに対する妥協点はそんなに高くなかったりもします。
残業など仕事をしているフリは得意
自分のクズさを隠すために、常に真面目アピールを行っている点も特徴です。真面目に働いている=長く仕事をしているという単純な考え方から、残業を頑張ります。毎日遅くまで残って頑張りをアピールするものの、周囲から見れば無駄にダラダラと働いているだけにしか見えませんよ。
失敗への言い訳が稚拙
人は緊急時ほど本性が現れると言われています。真面目系クズの人も例外ではなく、失敗したときの言い訳は非常に稚拙なものです。しかも、自分ではなく周囲に原因があるかのように弁明します。でも、それってみっともないだけですよね。この辺が人間のクズと言われてしまう所以です。
愛想笑いの達人
真面目系クズな人は常に笑顔を絶やしません。それは、周囲からの好感度を下げないようにするための秘策だからです。しかし、どう見ても愛想笑い。口は半開きで目は虚ろです。周囲からも本当に笑っていないことは一目瞭然。適当な対応はすべて筒抜けなのです。
隠れて同僚の悪口も
真面目系クズがクズと言われる所以は、こっそりと行う同僚の陰口にあります。表面上は仲がよさそうにしていても、本心では相手を蔑む感情に満ち溢れていたのです。内に秘めたるマイナスな部分を隠れて全開にする心理は、姑息そのもの。人間としても問題のある行為ですよね。
上司から期待されるも結果は出せない
一旦、学生時代まで話が遡ります。基本は真面目ちゃんのため、授業や講義は常に最前列で聞き、きちんとノートをとっていました。そのため、教える側からすると非常に真面目で好感度が高かったのです。しかし、社会人になってからはそのようにはいきません。真面目に仕事に取り組みはするものの実力を伴っておらず、上司から期待されるだけの結果を出すことは難しいでしょう。
能力がないことが周囲にバレている
上司が最初に抱いた真面目なイメージも、すぐにメッキがはがれてしまいます。残ったのは仕事ができず、言い訳ばかりするクズ人間。真面目ぶっているだけで能力が足りていないのも、周囲には筒抜けになっています。社内の全員から真面目なだけで何もできないという、低い評価を下されてしまうのです。
真面目系クズを生み出す5つの原因
なんだか社内でも残念なポジションである真面目系クズ。そもそも、どうして真面目なのにクズになってしまったのでしょうか?
ここからは、真面目系クズを生み出す5つの原因を紹介します。
親の教育の失敗
最初の原因は幼少のころまで遡ります。幼少期から両親に過剰なまでの期待を背負わされて育つと、真面目系クズになりやすいようです。求められる期待に対して満足のいく結果を出せなかった場合、悔しさや惨めさを感じてしまいます。自分の実力が足りないと痛感したとき、せめて態度だけでも真面目であり続けようとした結果が、大人になってから真面目系クズになってしまう原因です。
学生時代に真面目すぎた
学生時代に真面目すぎる生活を送ったことも、真面目系クズになる原因の1つです。常に授業で手を挙げて発言し、きれいにノートをとるなどの行動は真面目な優等生そのもの。しかし、決定的に違ったのは、そこまで能力が高くなかった点です。成績はどれだけ頑張ってもオール3.5~4程度であり、あくまで平均的でしかありません。
真面目なのに成績が悪すぎた
真面目に振る舞っているのに、成績はそこまで良くない。むしろ悪いくらいというのが真面目系クズの特徴です。自分なりに努力やアピールをしてきたのに、理想に追いついて来ない現実に対してどうすればいいのか分からなくなります。そのため、極端な真面目さだけを追求した結果が、今の真面目系クズな生き方に繋がっているのでしょう。
青春が訪れなかった
学生時代を真面目一筋で過ごしてみた結果、他の大勢のような甘酸っぱい経験をできずに育ってしまいました。そう、青春時代がなかったのです。人に恋をしてドキドキやモヤモヤを感じる経験を得られなかったため、人との駆け引きが苦手になっています。仕事においても恋愛のような駆け引きが訪れますが、その際に及び腰になってしまいがちです。ルール通りの行動しかできないのも、青春の青さを知らないがためなのかもしれませんよ。
模範的な社会人であろうとした
真面目系クズは社会人になってから「一人前の大人はこうあるべき」、という価値観の元に行動しています。その価値観もどこかズレていたのかもしれませんね。表面的な真面目さだけを押し出した結果、本当はクズなんじゃないかと思われてしまうのです。大人に必要なものは真面目さだけでなく、しっかりとした判断力と相手を思いやる優しさということを知らずに。
どうせクズなら真面目ぶらなくてもいい
真面目系クズな人の特徴やそうなってしまった原因を知れば知るほど、どうして真面目がるのだろう?という疑問が沸いてきますよね。どうせクズなんだから、無理をして真面目ぶる必要はありませんよ。
クズを治すことに集中しよう
真面目系クズだと自覚しているなら、先にクズな部分を治すことに集中していくべきです。人間のクズと呼ばれれば誰だって傷つきます。人間社会で生きていくためにはある程度の協調性と常識は必須。役立たずと後ろ指をされないためにも、少しずつ自分を変えて行きましょう。
仕事での評価が上がれば自信を持てる
圧倒的クズさを挽回するためには、やはり仕事で実力を見せつけるのが一番です。職場での評価を高めることができれば、自分にも自信が持てるようになりますからね。学生時代のように成績が悪くても、少しずつ改善していきましょう。必ずノートをとっていたという長所は、仕事で出された指示を覚える際にも役立ちますよ!
真面目系クズからの脱却!性格の治し方
真面目系クズである以上、社会人としての正当な評価を得ることは難しいでしょう。そこで、自分の性格を治し、脱却を試みるようにしましょう。少しずつ始めていけば、良い結果につながるかもしれませんよ!
真面目系クズから脱却するために必要な、5つの性格の治し方を見ていきましょう。
自分のクズさを認めよう
まず行うべきは、自分が真面目系クズであることを認めることです。誠実そうなのにそうじゃない、返事はいいのに心がこもっていないなど、クズな部分を自分の中から吐き出してください。改善点が見つかればそれと反対のことをやるだけ。とても簡単ですよ。
真面目要素にこだわらない
クズさを認めて改善に動けるようになれば、次は真面目の方も何とかしていく必要があります。あえて真面目要素にこだわり続ける必要はありませんからね。クズな部分を修正しつつ、自然体で仕事ができるようになっていってください。
おバカな自分をアピール
自分はあまり能力がない方だという自覚があるのなら、もう周囲にバラしてしまってもいいですよ。おバカな自分のキャラクター性をアピールしてみてください。少しのおバカキャラなら周囲も認めてくれるでしょう。ありのままの自分を受け入れてもらうことで、もう真面目ぶらなくてもよくなりますよ。
仕事への取組みだけは真面目に
真面目系を捨てても、仕事への真面目さは貫き通してください。社会人である以上は仕事で評価が決まります。自分の居場所を確保し続けるためにも、出来ないなりに仕事を頑張ってみてくださいね。努力の結果が良い方向に進む可能性があります。
レールから外れた生き方も試す
真面目系クズは自主性が弱いため、無難な生き方をしてきた人も多いでしょう。社会という敷かれたレールの上を歩く人生です。しかし、その道が正しものとは限りません。自分が就職した先でうまくいかないのなら、あえてレールを外れる覚悟を持ってみてはいかがでしょう? 違う道を歩むためには、転職という決意も必要かもしれません。転職エージェントのサービスをうまく利用して、真面目系クズを脱却した自分が輝ける場所を見つけてみてくださいね。
真面目系クズはイメージとのギャップで評価を下げるだけ!自分を見直し改善しよう
真面目な人は好感度が高いです。しかし、それがただの真面目系クズだとバレたら、イメージとのギャップによって評価を下げてしまいます。クズと呼ばれないためにも、そこからの脱却が必要です。 真面目系クズの治し方は自分を見つめ直し、クズさを認めて過剰な真面目さを捨てることが近道。自分を変えるためにも、改善の一歩を踏み出してみましょう。
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