仕事で細かいところが気になる・細かい人が気苦労を減らす方法
仕事に細かい人は気苦労が絶えない
仕事に細かい人、細かいところまで気になる人というのは気苦労が絶えません。なぜなら、そこまで時間を掛けなくても良い部分まで必要以上に考え込んでしまい、どんどんと深みにはまっていくからです。
実際に、仕事に細かいと分かっていながら、妥協できずに悩んでいる人もいるようです。
自分の性格がストレスの原因になる
それでは、仕事に細かい人が及ぼす影響について、一般の方の意見を参考にします。
■私は完璧主義な性格で、企画書やメール、営業資料の作成などに至るまで、細かいところまできっちりやらないと気が済みません。そのため、1つの作業にとても時間がかかってしまいます。かといって手を抜くこともしたくないし、良い妥協策が見つかりません。とてもストレスです。
■心配性で仕事の細かいところまで気になり、必要以上にこだわる癖があります。そのため、仕事が遅くなります。上司にそんな細かい点まで考えなくて良い、と言われることもあるので、聞きにくくて自分で考えてしまい、余計に時間がかかります。
このように、自分の仕事に対して妥協できないのが裏目にでて、ストレスをため込む結果にもなるのです。
仕事に細かい人は心構えから変えよう
細かいところまで気になり、きっちりとやらないとスッキリしない、いわゆる「完璧主義者」のような人は、任された仕事の完成度は天下一品です。
しかし時には、作業にこだわるあまり時間の効率化を図れず、無駄を多く作ってしまうケースもあります。そんな細かい人は、まず仕事に対する心構えから変えましょう。
「失敗したくない」ではなく「失敗したときの対処」を考える
仮に仕事で失敗しても、反省して学ぶという気持ちがあれば前進しているのと同じ意味です。そういった思考を持っている人が、全身ではなく後ろに下がっているというケースはほとんどありません。要は、失敗を自分の糧にできるかどうかの心構えです。
仕事に細かい人は、仕事のミスが気になるばかりに「失敗したくない」という気持ちを持ってしまいます。もちろん、失敗をしないのは大切ですが、それよりも「失敗したときの対処」を覚えておくと考えましょう。
そうすると、仕事で細かいところまで気になる人でも、後が楽になります。
仕事に細かい人は「良い意味で手を抜く」方法を覚えよう
それでは最後に、仕事に細かい人、細かいところまで気になる人がとるべき対処法として、「良い意味で手を抜く」ことについてご説明しましょう。
「手を抜く」と聞くと良いイメージがないかもしれませんが、いい加減になるのではなく、「効率が悪くなるくらい細かいところにこだわり過ぎるのをやめる」という意味です。
仕事に細かい人には難しいことかもしれませんが、ときには「質より量」と割り切るのも仕事には必要なのです。
「8割で良しとする潔さ」が大事
仕事に丁寧に臨むのは、ビジネスマンとしてすばらしいことです。
ですが、仕事には「完璧にこなさなければならない仕事」と「ニーズを満たしていれば問題ない仕事」の2種類があります。現在取り組んでいる自分の仕事が、果たしてどちらなのかを見極めて、後者に関してはもう少しリラックスして、「8割でよしとする潔さ」を持つのが大事です。
それに、仕事に細かい人というのは、得てして手を抜いても8割程度に仕上がっているスキルを、知らないうちに身につけているものなのです。
仕事に細かい人は「8割で良い」と割り切り細かいところは目を瞑ろう
今回は、仕事で細かいところが気になる人がすべき対処法について見てきました。
仕事に細かい人は、どうしても作業効率よりも、完成形ばかりに目がいきがちです。しかし、そもそもその仕事は、それほどの時間と正確さが求められているものではないかも知れません。
仕事に細かい人にとっては信じがたいことかもしれませんが、ときには質と量を天秤にかけて、完璧さよりも「8割で良い」と割り切って取り組む心構えも大切です。
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