向上心がない人のダメな特徴と”すぐ”できる磨き方4つ
そもそも向上心とは?
向上心とはどんな意味の言葉かご存知でしょうか?「向上心が足りない」「向上心を持て」といったフレーズを使っている人は多いと思いますが、今一度その意味について確認しましょう。
上を目指す姿勢を向上心と呼ぶ
ビジネスやスポーツでよく耳にする向上心とは、現状に満足せず、ひとえに上を目指して頑張る姿勢を意味します。類義語は野望、野心、抱負、大志など。野望や野心などの言葉にガツガツしたニュアンスを感じる人がいるのに対し、向上心という言葉には好感を持つ人が多いようです。
メリットも多い
向上心を身につけると、ひとたび毎日が活き活きしてきます。まず、目の前の仕事や課題が楽しくなるでしょう。常に改善・改良を目指している人は、目標や目的がなくならないからです。そうすると当然、向上心がない人よりもある人の方が成果も出やすくなるでしょう。
頑張ることがますます楽しくなり、よりよい成果が出て、といった正のスパイラルに入れます。余裕が生まれると、趣味や気分転換に投じられる時間も増えるでしょう。
向上心に関する名著「自助論」
サミュエル・スマイルズが書いた「自助論」は、向上心に関する書籍としてあまりにも有名です。のちに「向上心」という著作も生まれていますが、やはり自助論の知名度が際立っています。自助とは文字通り「自分を助けること」ですが、自助論の中で注目したいのは次の格言。
この格言にある通り、向上心を身につければ、どんな事態も好転するという原理原則があるのですね。
こんな人は向上心がない
向上心がある人もいれば、ない人もいます。あなたは向上心が高いですか、それとも低いですか?向上心がない人の特徴・心理をチェックポイントとしてご紹介するので、以下のタイプの人には近づかない方がいいでしょう。
もちろん、自分自身がそうならないように気をつけるのが大前提です。
チェックポイント①他力本願
真に向上心が高い人は、どんな課題もまずは自分で解決しようとします。そのため、何でも人任せにするタイプの人は、向上心がないといえるでしょう。
もちろん、理不尽な要求に対して”イエスマン”である必要はありませんが、自分の力で進もうとする能動性は欠かせません。
チェックポイント②勉強嫌い
より優れたもの、より高い状態を目指すためには、勉強が必要不可欠ですよね。学校で習う勉強だけでなく、新しい知識や技術を学ぶことを躊躇する人は向上心がないと見なされてしまうでしょう。
さらに、もしも見聞きしたこともないのに「○○なんて無駄」という人がいれば、向上心に難ありかも。
チェックポイント③優柔不断
常に向上心を持って自己研さんするには、自らの意志で決断と選択をしていかなくてはいけません。先ほどご紹介したように、他力本願ではなく能動的な姿勢が欠かせないからです。優柔不断なのは向上心のなさの表れと言えます。
小さなことでくよくよ悩んでしまう人、ついつい空気を読んで周りに合わせてしまう人は、ちょっとした決断から始めてみましょう。
チェックポイント④時間にルーズ
向上心と関係ないのでは?と考える人もいるかもしれませんが、時間と向上心には密接な関係があります。実際、向上心の大きな人は時間厳守を徹底する傾向にあるのだとか。
理由として考えれるのは、目標達成のために一分一秒も無駄にしたくないという心理があるからというもの。基本的なビジネスマナーをおざなりにするわけにはいかない、という気持ちからかもしれませんね。
チェックポイント⑤人脈が広く浅い
人脈作りに励んでいる人はとても向上心が高そうに見えますよね。現実問題として、何かを成し遂げようとしたときに周囲のサポートは欠かせません。
ところが、人脈の数に焦点を当てるとちょっと危険かも。というのも、向上心のない人とばかりつながってしまうリスクもあるからです。そうなると本末転倒ですよね。向上心の高い人は、大きな目標に向かって切磋琢磨できる相手を大切にしていますよ。
簡単にできる向上心の磨き方
向上心を持とうと決意しても、その方法が分からなければ、あるいは間違っていれば思うように成長できません。肝心の向上心の磨き方を見ていきましょう。
向上心の磨き方①小さな目標設定
向上心を持って成長するには、漠然と頑張るのではなく、一つ一つの目標に向かってまっすぐ突き進むことが大事です。とはいえ、無理難題に遭うと多くの人は逃げ出したくなってしまいます。ですから、ちょっと頑張れば乗り越えられそうな目標にするのがコツ。
【例】
・毎朝6時に起きてジョギングする。
・水曜日は早く帰って英語教室に行く。
・毎週顧客に電話連絡を入れる。
運の要素で出来が完全に決まってしまうものではなく、努力次第で達成できる目標が望ましいです。
向上心の磨き方②運動を始める
重要なのは、小さな目標をコツコツ達成する過程。それを楽しみやすいのが運動です。適度な運動はダイエットにも効果的ですし、気分も晴れやかになるでしょう。一朝一夕ではなく、持続的な鍛錬が欠かせません。
また、目的意識を持って行わないと効果が薄まる筋トレは、まさに仕事とそっくり。運動と勉強には相乗効果があるというのは、脳科学的にも立証されていますから、是非試してみてください。
向上心の磨き方③他人に興味を持つ
誰かに依存するのはNGですが、ずっと孤独でいる必要はありません。むしろ、一人の殻に閉じこもっていると視野が狭まる一方です。自分以外の人間に興味を持ちましょう。
まずは社内にいる人をじっくり観察し、魅力的な部分があったらどんどん盗んでみるのがオススメ。話すのはちょっと…という人も、立ち居振る舞いを観察するだけで多くの気づきがあるはずですよ。
向上心の磨き方④自助論を読む
冒頭でご紹介した自助論。これを読まないわけには行きませんよね。自助論に限らず、読書は視野を広げてくれる貴重な存在。無理をして読む必要はありませんが、ちょっとずつ読書習慣を身につけられるといいですね。時間を見つけて、是非自助論を読破してみてください。
向上心でこんなにも”人生”が変わる!
社会の変化に順応できる
実は、向上心の高い人の方があらゆる変化に順応できるのです。もっと良くしよう、もっと頑張ろう、と日頃から試行錯誤を重ねているからです。どんな業界に勤めていても、10年も経てば丸っきり状況が変わるでしょう。どれだけ早く変化を受け入れらるかが勝負になります。
本当にやりたいことが見つかる
また、漫然と働いている人は日々のノルマをこなすだけで大変かもしれませんが、向上心のある人は自分のやりたいことが明確に分かってきます。他業種・他職種についての情報収集を知る人ならば、魅力的な仕事もたくさん知っているはず。
収入も劇的アップ!?
向上心があれば、出世の可能性もグンと上がります。成果が上がりやすいだけでなく、周囲へ与える心証もいいからです。そして、転職することになった場合でも年収アップに成功しやすくなります。
実際、転職によって年収を上げた人は山ほどいますが、例外なく向上心の高い人ばかり。そもそも向上心がなければ、新しいことに挑戦しようとは思わないでしょう。向上心を持った転職なら、理想の年収が手に入るかもしれませんね。
向上心がない人でも簡単に習得可能!自助努力に励もう
最後まで読んでいただきありがとうございます。向上心がなくても生活に支障はないでしょう。ところが、昇格・昇給はどんどん後ろ倒しになってしまうかもしれません。今回ご紹介したダメな特徴に一つでも当てはまった人は注意が必要です。
といっても、向上心を磨くのは難しくありません。ちょっとした工夫で簡単に習得できちゃいます。向上心を高めて、どんどん新しい挑戦をしてみてはいかがでしょうか。人生がガラリと変わるかもしれませんよ。
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