どう向き合っていく?大人になれない人の心理7選

2018年11月30日ピーターパン症候群

大人になれない人が増えている

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人は二十歳で成人し、義務教育を卒業すると就職して社会人になります。少しずつ大人になっていくわけです。その中で、なかなか大人になり切れないと感じる人が増えています。肉体は立派な成人ながらも、心は子供のままのような気がする。そう考えてしまうのはなぜでしょうか?

ピーターパン症候群ともいう

ピーターパン症候群という言葉をご存知でしょうか?身体は大人になったのに、心は子供のままというパーソナリティ障害のことです。正式な疾患名ではないものの、現在では広く認知されています。 どのような症状かというと、社会人としての能力が低く世の中に馴染めない場合が多いというもの。しかし、大人になれないと考えているすべての人がピーターパン症候群とは限りません。社会人として普通に生活していても、どこか馴染めないと感じる人がほとんどでしょう。

自分の内面に囚われてしまいがち

自分には大人として足りない部分があるのではないか?そう思う人は意外と少なくありません。このよくわからない違和感によって、自分は本当に立派な大人なのかという疑問を抱きがちに。その結果として内面に囚われてしまい、社会生活がうまくいかなくなってしまうのです。

昔はもっと大人っぽい人が多かった?

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子どもの頃に両親や周囲の先輩を見て、すごく大人だと思った経験があるでしょう。しかし、実際に自分が大人になってみると、意外とそうでもなかったと思うはずです。果たしてそれは、単に美化された思い出なだけでしょうか?

厳しい時代がそうさせた

実際に昔の人は大人っぽい大人が多かったと思います。戦争や経済発展など、激動の時代を生きた人は人生経験も凝縮されており、その分早く大人になる必要があったからです。表情一つにしても、当時の写真と今を見比べてもまるで違います。昔の30代は大人という印象を受けますが、今の30代はどこか幼さが残っています。歴史をさかのぼれば石器時代など、生きるか死ぬかが日々の問題だったときは、もっと早く大人になる必要があったのかもしれません。

晩婚化が進んだのも原因

晩婚化によって家庭を持つ年齢が上がったのも1つの原因です。一人前になって家庭を支えるという意識は、人を嫌でも大人にします。独身でいる時間が長いほど、既婚によって得られる緊張感や愛情など感じるタイミングが遅くなっているのです。

今の時代には今の大人像がある

昔の大人はよかったかというと、そうは言いきれません。今の大人だって捨てたものではないはずです。もし、自分が大人になり切れていないと感じていても、それは今の時代では普通のことかもしれませんよ。情報化が進み、自宅にいながら世界の情勢が分かる現代。スピード感が増した日常の中で、大人という存在も変わっているのかもしれません。ここからは、現代を生きる社会人にありがちな、大人になれない人の心理を紹介します。

大人になれない人の心理7選

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大人になれない人たちは、自分をどのように考えているのでしょうか?大きく7つに分類される心理をまとめてみました。

大人になれない人の心理7選

  • 失敗を恐れる
  • 仕事が長く続かない
  • 家庭を持つのが怖い
  • 責任を取るのが怖い
  • 感情を抑えきれない
  • 恋愛に興味がない
  • 趣味に没頭しすぎ

どれも立派な大人ならば、逆に問題なくできて当然と思えるものばかりです。あなたにはいくつ当てはまりますか?

心理①失敗を恐れる

大人になるには道中で沢山の経験を積んでいく必要があります。ほとんどの人はその最中に挫折を味わいます。失敗した出来事によってしばらくは落ち込むものの、すぐにそれを乗り越えていけるのが普通です。

しかし、よほどつらい失敗を経験してしまうと、それを乗り越えることが難しくなってしまいます。そして失敗を必要以上に恐れるようになり、大人としてのチャレンジができなくなってしまうのです。

心理②仕事が長く続かない

せっかく決まった仕事が長く続かない人も多いかと思います。社会に出れば人と人、会社と会社の繋がりがより複雑になり、自分の立ち位置を認識しづらくなってしまうのも、1つの原因です。自分が置かれた状況に納得できず、理不尽にも耐えられない人は向いていないからと、次々と仕事を変えてはいませんか?仕事をする上で多かれ少なかれ理不尽はつきもの。大人はそれを割り切って生きています。

心理③家庭を持つのが怖い

大人になると自然と恋に落ち、結婚して幸せな家庭を築いている。そう思っていませんでしたか?しかし、現実は非常です。働き方の多様化や所得格差の拡大など、結婚を妨げる事情が増えすぎてしまいました。ですが、本当は自分の家庭を持つのが怖いのではないでしょうか?子どもが生まれてば責任も増します。「家族を養えるだけの収入を維持できるのか?」、「ずっと添い遂げられるのか?」自分以外の誰かのために生きることに不安を感じるのは、大人になりきれていない証拠かもしれません。

心理④責任を取るのが怖い

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社会人は自分のしたことに対して責任を負って生きています。仕事で失敗をすれば、当然謝らなくてはなりません。時には朝から取引先の会社に行き、深々と頭を下げることもあるでしょう。それがたまらなく不格好だと思ったり、怖いと感じたりする人は大人になりきれてはいません。 心理1で紹介した失敗を恐れる心理とつながっており、自分の行った行為へのけじめをつけられないのです。子どもの頃のように、泣けば許された時代とは違うところまで来てしまったことを認めましょう。

心理⑤感情を抑えきれない

大人と子供の最大の違いは、自分をわきまえていることではないでしょうか?つまり、自分の性格の強みと弱みを理解していなければならないのです。働いていると自分を押さえ、集団の意見を優先せねばならない状況は、どんな場面でも訪れます。そこで納得がいかないからと自分の意見を突き通してしまう人は、大人とは言えないかもしれません。全体の利益のためには自分を抑えることもまた、大人のあるべき姿なのです。

心理⑥恋愛に興味がない

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家庭を持つ以前に、恋愛にすら興味のない大人が増えています。ITmedia ビジネスオンラインによると、20代で恋愛経験がない男性は53.3%にも及ぶことが分かりました。これは、学生を含めたとしても圧倒的に多い数字です。大人になっても人を好きになることを恐れてしまう。子どもの初恋とは違うのだから、もっと大胆になってもいいのではないでしょうか?

心理⑦趣味に没頭しすぎ

子どもの頃にみんなで遊んだテレビゲーム。大人になったら勝手に卒業するものだと思っていました。しかし、現実はスマホのゲームに形を変えて今でも続けています。何事も適度にのめり込むことはリフレッシュになり、仕事のストレス解消にも役立ちます。

しかし、趣味に没頭し過ぎるあまり、仕事や私生活に影響が出るのは避けるべきです。子どの頃とは違い、ゲームは1日1時間という制約がなくなったからこそ、自分の中で自制する必要があるのです。

少しずつ大人の階段を登ろう

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上記で説明した7つの心理。あなたはいくつ当てはまりました?たくさん当てはまったからといって落ち込む必要はありません。今の時代の大人の形は昔とは違っていると考えましょう。無理に結婚を急ぐ必要はなく、ゲームに熱中する大人であってもいいのではないでしょうか。昔のように理不尽に屈するだけが大人という訳ではなくなっているのです。そして大事なのは、自分の欠点を認めること。そして自分の意志で大人の階段を登っていくことです。

「大人」は装うものではない

何事にも動じず、我慢し続けるのが大人だ。そんな考えを持つ必要はありません。装っただけの「大人」の仮面など、すぐに見破られてしまうからです。大切なのは、自分がどんな大人になりたいか?どうあるべきかを明確にすること。それに向かって進む勇気を持つことです。

飲んだ後のラーメンがきついのは大人の証

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子どもの頃苦手だったピーマン、今はおいしく食べられていませんか?それは成長とともに味覚が変わったからです。苦かったコーヒーを美味しく感じられるのも、大人の証拠。飲み会後の締めのラーメンがきつくなったのも、中年に差し掛かった証拠です。

組織の一員としての大人の自覚を

心はいつまでも未熟だと思っていても、身体は勝手に大人になっていきます。そして、社会的に負わなくてはならない責任からも、次第に逃れられなくなっていくのです。進む時間を止める方法はありません。まずは、今の自分を見つめ直し、これからどうあるべきかを考えてみてください。 社会人として、組織の一員として自分に与えられた責任を理解しましょう。そして、少しずつ、全部でなくても構わないので、全うできるようになっていってください。

我慢をするか改善案を出すかの2択

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世の中に理不尽を感じるのは極めて普通です。大人はただそれを我慢するか、言い方を変えてごまかしているだけ。だからこそ、時には立ち向かう勇気も必要かもしれません。会社で理不尽な命令が下ったら、ただ反論するのではなく改善案を考えてみましょう。相手の状況を理解したうえで、こちらの主張を出していくのは立派な大人の行動。自分だけでなく、相手のことも感じられる余裕と優しさを身につけてみてください。

自分の性格にあった仕事を見つけよう

毎日の生活にカメラのピントがズレたような違和感があるなら、今の仕事が向いていないのかもしれません。生活のために我慢して働き続けるのもありですが、思い切って仕事を変えてみてもいいかもしれません。転職は専門のエージェントを使ったほうが失敗も少ないでしょう。自分が大人でないという自覚があるなら、なおさら気持ちよく働ける環境を目指した方が得ですよ。自分に合わない環境で無理をするよりも、大人として成長できる場所へ行くのも、1つの手です。

診断ツールを使ってみるのもあり

仕事が自分にあっていない可能性があります。そうなると、かなり辛い日々を過ごさないといけません。仕事をしても、能力が追いつかないorやりがいを感じないからやる気が出ないなど、こんなのでいいのかと悩んでしまうものです。仕事が自分に合っていないと感じるのであれば、転職するのも一つの手でしょう。

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大人になれない人は焦らずに自分のペースで大人への階段を登っていこう

昔と今の大人像は違ってきています。それは時代が変わったのだから当然です。自分が子どもかもと思っても、今の時代の生き方としては間違っていないのかもしれません。大人になるということは、人それぞれの考え方があると思います。その1つの答えとして、自分の弱みを理解して克服して成長していくという考え方も知っておいてください。焦ることはありません。少しずつ大人の階段を登っていきましょう。

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2018年11月30日ビジネス

Posted by BiZPARK