カンファレンスの意味と看護師の主な仕事内容
カンファレンスとは医療・介護業界でよく使われる用語
カンファレンスという言葉は、多くの人が耳にしたことはあるのではないでしょうか? カンファレンスとは、医療・介護業界でよく使われる用語ですが、ドラマなどでもよくセリフの一部として使われています。実は、2つの意味を持つカンファレンスという言葉について、解説しましょう。
カンファレンスには「会議・協議・連名・同盟」の意味がある
カンファレンスの主な意味は、「会議・協議」となります。医療や福祉業界で使われる場合は、「ケアカンファレンス」などと呼ばれ、より良い治療やケアのためにスタッフ等関係者が情報共有や共通理解を図ったり、課題の解決を検討するためのさまざまな会議を指します。
それ以外には、「連名・同盟」という意味もあります。この意味では、スポーツ界の競技連盟として使われることが多いかもしれません。
看護師の主な仕事内容~1日の流れ~
カンファレンスは医療・介護業界では、必ず知っておくべき用語です。つづいては、大変な業務も多いといわれる看護師の仕事内容をご紹介します。看護師や医療業界を目指す人は、ぜひチェックしてみてください。
看護師の1日:申し送り(夜勤の看護師さんからの引継ぎ)
看護師は朝、出勤したら、まず申し送りから1日が始まります。これは、夜勤の看護師さんから受け持ち患者の様子を聞いて把握するためです。なにかいつもと違う様子はなかったか、昨日体調が悪かった患者さんの調子はどう変わったか、手術予定の患者さんの具合はどうかなど細かく聞きながら、その日の予定を立てていきます。
看護師の1日:バイタルサイン測定・与薬
申し送りが終わったら、受け持ち患者のバイタルサイン測定を行います。バイタルサインとは、血圧・体温・脈・呼吸数など、生命微候を指します。これらを測定しながら、患者の状態を見ていきます。薬が必要な患者には、薬を飲んでもらい、その後は、定期的に受け持ち患者の部屋をまわりながら、ナースコールにも対応。
看護師の1日:点滴・手術・薬の準備、術後の患者さんのケア
手術予定の患者がいる場合は、手術の準備を行います。また、手術を終えたばかりで1人で動けない患者さんの着替えを手伝ったり、車いすを使用している患者さんのベッドから車いすへの移動を手伝ったり、さまざまなお世話をします。どんなときも安全第一で行う必要があります。
看護師の1日:病棟カンファレンス
前半で意味を学んだカンファレンスですね。その日に勤務している看護師が集まって会議を行います。会議の内容は、より良いケアを行うために、患者さんの看護について気になる点や、病棟で使用する物品についてなど多岐に渡ります。それぞれが意見を出しあいながら、全員でより良い看護を目指します。
看護師の1日:申し送り(夜勤の看護師さんへ引継ぎ)
1日の勤務の終わりには、再度申し送りを行います。これは、これから勤務を交代する看護師に受け持ち患者の様子を伝え、引継ぎを行うためです。看護では、ちょっとした判断ミスが大きな事故等につながる可能性もあるため、最新の情報を把握しておく必要があるのです。申し送り後には、受け持ち患者の看護計画を見直し、適切な計画を立てていきます。
カンファレンスは「会議・同盟」の意味があり医療・介護業界でよく使われる
看護・医療業界でよく使われるカンファレンスは、主に会議・協議などの意味で使われます。それ以外だと、同盟・連名の意味で使われることもあるようなので、どちらも覚えておくといいでしょう。
そして、看護師の主な仕事内容をご紹介しましたが、やはり看護の仕事は決して楽は仕事ではなく、常に細心の注意を払いながら、業務にあたる必要があります。患者さんを持ち上げたり、動き回ったり、体力もある程度必要になるでしょう。看護師は人を助ける重要な役割のある仕事であり、中途半端な気持ちではつづけるのが難しい仕事といえるかもしれません。
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