レポートにおける「結論」の書き方
レポートの「結論」の書き方として序論と本論の要約がメインとなる
「結論」は、主に論文形式の構成を用いたレポートに使われる項目です。序論、本論、そして「結論」といったように、そのレポートの最終的なまとめにあたる項目が結論になります。序論と本論の内容に沿った本文の要約、あるいは実験や研究の結果を簡潔に書きます。また、レポートによっては自分の主張が織り込まれることもあります。
レポートには「小論文形式」「報告書形式」のものがある
一口にレポートと表現されますが、その書き方の種類は大きく分けて2つあります。1つ目は今回ご紹介する上で元となっている論文・小論文形式のもの。2つ目は、レポートという名の通りの報告書としての体をなしているものです。前者は大学や教育機関、研究職などで扱われることが多く、後者は企業などで扱われる報告書と捉えることが多いです。
「結論」で重要なのは「結局そのレポートで何が言いたかったのか」
「結論」という項目の書き方としては、そのレポートを通して「結局のところ何が言いたいのかを簡潔に書く」ことが重要です。また、序論での問題提起やテーマに紐づけすることが書き方で必須となります。もちろん、本論で述べた証拠や論拠、理論をベースにして最終的にまとめる必要があります。従って、書く内容を考えるというよりも、上手く要約できるかどうかということを念頭におくと、自ずとその内容が導き出されると思います。
レポートの中で「結論」が占める割合は1割程度で十分
レポートの書き方として、結論は全体の1割程度の割合で十分です。「序論:1 本論:8 結論:1」であったり、「序論:2 本論:7 結論:1」というような割合で書きましょう。これはレポートのテーマや出題の要件によって変わってくることなので一概には言えませんが、書くべき内容として最も比重を置くべき項目は本論ということを意識しましょう。
「結論」には自分の見解も盛り込む
レポートは実験結果や研究結果だけを書くものではなく、自分の意見や見解、もしくはレポートを通じて得た理論などを織り込んで書くことが一般的です。書き方のポイントとしては、長文にならないように「簡潔に書く」ということです。長々と書いてしまうと、感想文や作文になりがちです。考え方として「結論ありきでレポートを書く」ことをおすすめします。
「結論」でどんなことを書きたいのかを決めてからレポートを書き始めよう
レポートの書き方でおすすめなのは、着地点をあらかじめ決めてから書きはじめるという方法です。書き方ではテーマに応じて、そこからどんな結果が得られるかを予想し、自分はそれに対して何を思って何を伝えるべきかをまず最初に考えます。後に修正するにしても、結論から書き始めるのも良いでしょう。そうすると、ゼロから組み立てながら書くよりも圧倒的に時間がかかりませんし、レポートの内容が一貫したものに仕上がります。
レポートにおける「結論」の書き方は序論・本論の要約と自分の見解を簡潔に述べる
いかかでしたでしょうか。このページでは、レポートにおける「結論」についてご紹介しました。レポートを書くことに慣れていない方や、結論の書き方で悩んでいる方にとって、今回ご紹介した内容が少しでも参考になれば幸いと思います。 環境やテーマによってレポートの書き方や考え方は変わってきますが、なるべく基本的なこと、普遍的なことを解説するよう努めましたので、今回の内容はきっとお役に立てるかと思います。
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