確定申告の還付金が振込まれる時期と受け取り方法
還付金の受け取り方法は「預金口座振込」と「ゆうちょ銀行」
還付金とはすでに納付または徴収されている税金が、納めすぎであった場合に、その納めすぎた分の金額を国から返金してもらえるというものです。確定申告で還付金があるとされたときは、いつ還付金が返ってくるのかが気になるものです。
しかし、確定申告における還付金がいつ受け取れるのかを確認する前に、確定申告における還付金の受取方法を確認しておきましょう。確定申告で還付金を受け取るための方法は2つあります。1つは預金口座への振込による方法、もう一つは最寄りのゆうちょ銀行各店舗へ出向いて受けて取る方法です。一般的には、預金口座への振込による方法で還付金を受け取る人が多くなっています。
振込先の金融機関名と預貯金の種別及び口座番号を記載
確定申告における還付金の受取りの方法として、預金口座への振込を希望するなら、確定申告書の「還付される税金の受取場所」欄に、自分が取引している振込先の金融機関名、預貯金の種別及び口座番号をしっかりと記載しておきましょう。
還付金が入金される口座は、申告者本人の口座に限られています。そのため、申告者の氏名のほかに店名、事務所名の名称(屋号)が含まれていると、振込が出来なくなってしまう場合もあります。また、女性が結婚して性が変わったときは旧姓のままでは振込が出来ないので、その点も注意しておきましょう。
e-Taxを使用すると3週間程度で還付金が振込まれる
確定申告で還付があるなら、還付金はいつ入ってくるのでしょうか?国税庁も確定申告で還付があるときは、いつ還付金を口座に入金するかは明言していません。しかし、確定申告をe-Tax(電子申告)で行った場合は処理が早くなり、3週間程度では還付金の入金が完了するとされています。
また、e-Taxを使用して申告した際は、還付金の処理状況をWEB上で確認する事が出来るようになります。還付金を早く受け取りたいという人は、e-Taxを導入して電子申告を行うのがよいでしょう。
書面申告だと還付金振込まで1か月~1か月半かかる
またe-Taxは、申告自体の作業も確定申告時期の大混雑している税務署で、わざわざ並んで申告したりする手間がなくなります。e-Taxを導入して電子申告するというのは、大きなメリットが他にもあります。e-Taxで確定申告すると、メールアドレスを入力すれば進捗状況がその都度メールで送られてくるようになります。
反対にe-Taxを使用しないで書面で提出すると、一般的に申告完了後から1か月~1か月半で還付金の入金が行われるとされています。
確定申告を忘れたときはいつまで還付手続きが行える?
万が一、確定申告で還付申告を行うのを忘れてしまった場合には、還付金を受け取る事が出来なくなってしまうのでしょうか?また、もし還付申告をする事が後からでも可能なのだとすれば、いつまでなら還付金を受け取る事が可能なのでしょうか?
実際は、確定申告における還付金申告はある一定の期間が設けられています。その期間の範囲内であれば、還付申告を行って還付金を受け取る事が出来ます。
還付金があるなら5年前のものまで申告可能
確定申告における還付申告を、いつまで行えるのか疑問があるでしょう。還付申告は還付申告の対象となる年の翌年から、5年間となっています。そのため、5年間の間であればいつでも還付手続きを行う事ができるのです。
還付金を受け取るには申告が必ず必要になりますが、確定申告をした時でないと還付金を受け取れないというわけではありません。税務署は納税していない税金があると指摘をしますが、還付していない税金がある場合には何の連絡もくれません。
しかし確定申告時期に限らず、いつの時期でも還付申告を行う事は出来ます。なので、還付金があるなら5年前のものまでなら申告可能なので、出来るだけ早く申告するようにしましょう。
確定申告の還付金は1か月半後に銀行口座に振込まれる
確定申告の還付金が振込まれる時期と受け取り方法をご紹介しました。確定申告での還付金は遅くとも1か月半で入金されます。還付金があるのに還付申告を行っていなかった場合、いつまでなら申告が可能で、還付金を受け取る事が出来るようになっているかについても記載しました。
結論としては、確定申告における還付金は申告後1か月半くらいで口座に振込まれます。そして、還付申告については5年前までさかのぼれるので、損をしないようにしましょう。
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