退職願は茶封筒でもOK?正しい選び方と入れ方
退職願を封筒で提出する際の入れ方①:適切なサイズを選ぶ
まず入れ方を気にする前に、封筒の選び方が大切です。退職願や退職届の封筒は、用紙サイズに合わせて選びましょう。たとえば退職願がB5なら、角3封筒か角4封筒、退職願がA4なら角形2号封筒か長3封筒です。
色にも注意!茶封筒よりも白封筒が正しいマナー
また、退職届の封筒は茶封筒ではなく白封筒を、できれば表面に郵便番号の枠が印刷されていない無地のものにします。表面が無地の封筒が見つからないときには、郵便番号の枠がある封筒でもかまいません。
「茶封筒は事務用に用いられるもので、会社に辞意を伝えるなら茶封筒は相応しくない」と考える人がいますので、数百円を惜しまずに白い封筒を準備しましょう。
どうしても、茶封筒しか用意できないなら、手渡しの際に封筒から中身を取り出して渡すのもありですが、封筒ごと渡す事になるので効果は薄いかもしれませんね。
封筒の表面や裏面の文字を書いてから入れるのがコツ
封筒の表面には、「退職届(もしくは退職願)」と書き、裏面の左下に自分の氏名や所属先を書きます。いずれも縦書きです。
退職届の封筒の入れ方のコツは、封筒の表面や裏面の文字を書いてから入れることです。退職届を入れた後に封筒の表面や裏面に字を書くと、退職届にインクが滲んだり、ペン先の跡が残ってしまうからです。
退職届を封筒で提出する際の入れ方②:サイズで折り方を変える
封筒の準備ができたら、いよいよ退職届を封筒に入れます。
角3封筒や角形2号封筒を使うときの入れ方は、退職届は折らずにそのまま入れてください。このときの退職届の入れ方のコツは、封筒から退職届を取り出すときのことを考えて、退職届の上下と封筒の上下を合わせることです。
退職届の封筒は糊付けする必要はない
角4封筒や長3封筒を使用する場合には、退職届を三つ折や四つ折にした入れ方にする必要があります。三つ折は文字通り、退職届を二回折って、三分の一の大きさにします。
このとき入れ方のコツとして、退職届の下の部分から折り曲げ、その上に上の部分を重ねるように折り曲げます。こうすると、退職届を開くとき、退職届の冒頭からあらわれるので相手にとって読みやすくなります。
四つ折にする場合は、まず二等分に折り、それをさらに半分に折ります。退職届の封筒は糊付けする必要はありません。退職届を封筒に入れたら、封をしない状態で提出しましょう。
退職届を封筒で提出する際の入れ方③:郵送の際は封筒を二重にする
退職届を郵送する場合には、封筒に入れた退職届をさらに郵送用の封筒に入れて送ります。このときの退職届の入れ方のコツは、郵送用の封筒は退職届用の封筒よりも一回り大きなサイズのものを用意することです。
封筒に入れた退職届をさらに折り曲げてはいけません。郵送用の封筒には、当然ですが、宛名や宛先を書き、切手を貼ってください。このとき、定形外郵便になるので、切手の料金に注意しましょう。
封筒の表面に「退職届在中」と書いておく
郵送用の封筒の宛名には、会社名だけでなく、直属の上司の名前や人事部など退職届の提出先まで書いておきましょう。
会社に届いた退職届がすみやかに相手の手に渡るようにするためです。また、郵送用の封筒の表面に「退職届在中」と書いておくと、相手にとって郵便物の中身が分かりやすいです。
中に不要なもの(予備の封筒等)は入れない
返信用封筒・予備の封筒は、基本的に不要です。ただし、会社から指示があれば返信用封筒を入れてください。何となくで済ませると失礼になりますから、事前に確認しておく事が無難です。
退職届を封筒で提出する際はサイズや折り方に注意!茶封筒はなるべく避けよう
退職願は茶封筒でもOKかどうか、正しい選び方と入れ方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?色については、茶封筒は好ましくありませんので、白い封筒を用意しましょう。封筒のサイズは、退職願がA4サイズなら角形2号がいいですね。
予備の封筒(返信用封筒など)は基本的に不要なので、黙って入れないようにしてください。
退職願や退職届を三つ折や四つ折にする場合には、折り直してはいけません。失敗して折り目がついた場合には、新しく書き直しましょう。折り方に自信がない方は、いらない紙で練習してから本番にのぞむとよいです。
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